韓国で盗まれ日本で売却の文化財 韓国に寄贈
19年前に韓国で盗まれ、日本で売却された文化財が、持ち主の日本人によって韓国に無償で寄贈され、日韓友好の象徴として20日から一般公開されることになりました。
寄贈されたのは、15世紀半ばの朝鮮王朝時代、王の発言などを書き残した高官の生前の功績が刻まれた墓誌です。
韓国南西部の高官の墓にありましたが、19年前に韓国人密売グループが盗掘して違法に日本に持ち出し、東京に住む日本人の美術品収集家が買い取っていました。盗品と知らなかったため所有権がありますが、韓国に返還したいという意向から、墓誌はソウルにある国立中央博物館に無償で寄贈されることになりました。
19日、博物館で高官の子孫などおよそ30人が出席して記念の式典が行われ、持ち主の等々力邦枝さんは「墓誌が日韓友好の絆として後世に残ることを心から祈っています」とあいさつしました。
博物館のペ・ギドン館長は「日本との関係が政治的に難しい中で文化財が返還され、友好の象徴として記憶されることを願っている」と感謝の言葉を述べました。
墓誌は保存状態もよいということで、博物館は20日から一般公開することにしています。
日韓の文化財をめぐっては、5年前に長崎県対馬市の寺から盗まれ、その後、韓国で見つかった仏像について、韓国の地方裁判所が日本によって略奪されたものだとする判決を言い渡し、寺の所有権を認めなかったため、現在は高等裁判所で審理が続いています。
韓国南西部の高官の墓にありましたが、19年前に韓国人密売グループが盗掘して違法に日本に持ち出し、東京に住む日本人の美術品収集家が買い取っていました。盗品と知らなかったため所有権がありますが、韓国に返還したいという意向から、墓誌はソウルにある国立中央博物館に無償で寄贈されることになりました。
19日、博物館で高官の子孫などおよそ30人が出席して記念の式典が行われ、持ち主の等々力邦枝さんは「墓誌が日韓友好の絆として後世に残ることを心から祈っています」とあいさつしました。
博物館のペ・ギドン館長は「日本との関係が政治的に難しい中で文化財が返還され、友好の象徴として記憶されることを願っている」と感謝の言葉を述べました。
墓誌は保存状態もよいということで、博物館は20日から一般公開することにしています。
日韓の文化財をめぐっては、5年前に長崎県対馬市の寺から盗まれ、その後、韓国で見つかった仏像について、韓国の地方裁判所が日本によって略奪されたものだとする判決を言い渡し、寺の所有権を認めなかったため、現在は高等裁判所で審理が続いています。
韓国で盗まれ日本で売却の文化財 韓国に寄贈
19年前に韓国で盗まれ、日本で売却された文化財が、持ち主の日本人によって韓国に無償で寄贈され、日韓友好の象徴として20日から一般公開されることになりました。
寄贈されたのは、15世紀半ばの朝鮮王朝時代、王の発言などを書き残した高官の生前の功績が刻まれた墓誌です。
韓国南西部の高官の墓にありましたが、19年前に韓国人密売グループが盗掘して違法に日本に持ち出し、東京に住む日本人の美術品収集家が買い取っていました。盗品と知らなかったため所有権がありますが、韓国に返還したいという意向から、墓誌はソウルにある国立中央博物館に無償で寄贈されることになりました。
19日、博物館で高官の子孫などおよそ30人が出席して記念の式典が行われ、持ち主の等々力邦枝さんは「墓誌が日韓友好の絆として後世に残ることを心から祈っています」とあいさつしました。
博物館のペ・ギドン館長は「日本との関係が政治的に難しい中で文化財が返還され、友好の象徴として記憶されることを願っている」と感謝の言葉を述べました。
墓誌は保存状態もよいということで、博物館は20日から一般公開することにしています。
日韓の文化財をめぐっては、5年前に長崎県対馬市の寺から盗まれ、その後、韓国で見つかった仏像について、韓国の地方裁判所が日本によって略奪されたものだとする判決を言い渡し、寺の所有権を認めなかったため、現在は高等裁判所で審理が続いています。