防衛相 北朝鮮ミサイル 実践的な能力向上の可能性

防衛相 北朝鮮ミサイル 実践的な能力向上の可能性
小野寺防衛大臣は閣議のあとの記者会見で、9月15日に北朝鮮が発射した弾道ミサイルについて、同じように日本上空を通過した8月29日の中距離弾道ミサイルと同型で、北朝鮮が実践的な能力を向上させている可能性があるという見方を示しました。
この中で、小野寺防衛大臣は、9月15日に北朝鮮が発射した弾道ミサイルについて、「飛しょう距離や高度、それに、液体燃料推進方式の特徴である直線上の炎が確認されたことなどを踏まえれば、8月29日に発射された中距離弾道ミサイル『火星12型』と同型と考えられる」と述べました。

そのうえで、小野寺大臣は「北朝鮮が公表した画像によれば、前回は移動式発射台から切り離されたうえで発射されていたが、今回は移動式発射台に搭載されたまま発射された様子が確認されている。北朝鮮が弾道ミサイルの運用について、実践的な能力を向上させている可能性がある」と指摘しました。

今後も上空通過の可能性

小野寺防衛大臣は閣議のあとの記者会見で、「北朝鮮が今回の発射後にアメリカに対する軍事的攻撃能力を構築する旨、発表していることなどを鑑みれば、今後も、北朝鮮がわが国の上空を越えるような弾道ミサイルの発射を含め、さらなる挑発行動を行う可能性が考えられる。こうした厳しい状況を踏まえ、万一に備えた措置の一環として、きょう、PAC3部隊を陸上自衛隊函館駐屯地に移動、展開することとした」と述べました。
防衛相 北朝鮮ミサイル 実践的な能力向上の可能性

防衛相 北朝鮮ミサイル 実践的な能力向上の可能性

小野寺防衛大臣は閣議のあとの記者会見で、9月15日に北朝鮮が発射した弾道ミサイルについて、同じように日本上空を通過した8月29日の中距離弾道ミサイルと同型で、北朝鮮が実践的な能力を向上させている可能性があるという見方を示しました。

この中で、小野寺防衛大臣は、9月15日に北朝鮮が発射した弾道ミサイルについて、「飛しょう距離や高度、それに、液体燃料推進方式の特徴である直線上の炎が確認されたことなどを踏まえれば、8月29日に発射された中距離弾道ミサイル『火星12型』と同型と考えられる」と述べました。

そのうえで、小野寺大臣は「北朝鮮が公表した画像によれば、前回は移動式発射台から切り離されたうえで発射されていたが、今回は移動式発射台に搭載されたまま発射された様子が確認されている。北朝鮮が弾道ミサイルの運用について、実践的な能力を向上させている可能性がある」と指摘しました。

今後も上空通過の可能性

小野寺防衛大臣は閣議のあとの記者会見で、「北朝鮮が今回の発射後にアメリカに対する軍事的攻撃能力を構築する旨、発表していることなどを鑑みれば、今後も、北朝鮮がわが国の上空を越えるような弾道ミサイルの発射を含め、さらなる挑発行動を行う可能性が考えられる。こうした厳しい状況を踏まえ、万一に備えた措置の一環として、きょう、PAC3部隊を陸上自衛隊函館駐屯地に移動、展開することとした」と述べました。