年次総会で再任が正式に決まった天野氏は2009年から2期8年にわたってIAEAトップの事務局長を務め、3期目の任期はことし12月からの4年間です。
天野氏はNHKなどの取材に対し「とても名誉なことだ。日本人に任せれば間違いないと世界に思ってもらいたい」と抱負を述べました。
そのうえで北朝鮮による核・ミサイル開発について「核開発を見る限り、北朝鮮は『やる』と言ったことを着実に進めてきている。ミサイル開発も同様と考えるべきだ」と述べました。
そして「この機会に北朝鮮の核計画を観測する能力を高めたい」と述べ、喫緊の課題は確実に進んでいる北朝鮮の核開発の状況を正確に把握する体制を整えることだと強調しました。
天野氏は北朝鮮の核開発を衛星画像などで監視する専門のチームを先月設け、将来、現地の核施設の査察が再び行えるようになったときの準備もこのチームを中心に進めるとしています。
天野氏は「衛星からの情報しかないなど厳しい状況にあり、北朝鮮との話し合いもいますぐ始まる状況にはないが、いったん始まればどう査察するかが議論になる」と述べ、準備を進める方針を明らかにしました。
IAEA年次総会 各国から北朝鮮へ非難相次ぐ
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IAEA=国際原子力機関の年次総会がオーストリアのウィーンで始まり、6回目の核実験を行った北朝鮮に対し、日本の松山科学技術担当大臣が「許されざる暴挙だ」と強く非難するなど各国から強い懸念と非難の声が相次ぎました。
IAEAの年次総会は18日ウィーンで始まり、はじめにあいさつした天野事務局長は6回目の核実験を行った北朝鮮について「極めて遺憾で、深刻な懸念だ」と述べ、衛星画像の分析など監視体制を強化していく考えを改めて示しました。
このあと各国の代表が発言し、松山科学技術担当大臣は「6度目の核実験の強行は許されざる暴挙だ。かつてない重大かつ差し迫った脅威で核不拡散体制への挑戦だ」と述べて、北朝鮮に自制を促すには国際社会の一致した対応が不可欠だと訴えました。
アメリカのペリー・エネルギー長官も「北朝鮮はすべての国にとっての懸念だ。アメリカはあらゆる手段を検討している」と述べるなど、各国から北朝鮮に対する強い懸念と非難の発言が相次ぎました。
またことし11月末で2期目の任期が切れる天野事務局長の再任も正式に決まりました。
年次総会は22日まで行われ、北朝鮮に対して国連の安保理決議の履行を求める新たな決議の採択を、日本など各国が目指すものと見られます。
このあと各国の代表が発言し、松山科学技術担当大臣は「6度目の核実験の強行は許されざる暴挙だ。かつてない重大かつ差し迫った脅威で核不拡散体制への挑戦だ」と述べて、北朝鮮に自制を促すには国際社会の一致した対応が不可欠だと訴えました。
アメリカのペリー・エネルギー長官も「北朝鮮はすべての国にとっての懸念だ。アメリカはあらゆる手段を検討している」と述べるなど、各国から北朝鮮に対する強い懸念と非難の発言が相次ぎました。
またことし11月末で2期目の任期が切れる天野事務局長の再任も正式に決まりました。
年次総会は22日まで行われ、北朝鮮に対して国連の安保理決議の履行を求める新たな決議の採択を、日本など各国が目指すものと見られます。
事務局長再任の天野氏「北朝鮮の核開発把握を」
年次総会で再任が正式に決まった天野氏は2009年から2期8年にわたってIAEAトップの事務局長を務め、3期目の任期はことし12月からの4年間です。
天野氏はNHKなどの取材に対し「とても名誉なことだ。日本人に任せれば間違いないと世界に思ってもらいたい」と抱負を述べました。
そのうえで北朝鮮による核・ミサイル開発について「核開発を見る限り、北朝鮮は『やる』と言ったことを着実に進めてきている。ミサイル開発も同様と考えるべきだ」と述べました。
そして「この機会に北朝鮮の核計画を観測する能力を高めたい」と述べ、喫緊の課題は確実に進んでいる北朝鮮の核開発の状況を正確に把握する体制を整えることだと強調しました。
天野氏は北朝鮮の核開発を衛星画像などで監視する専門のチームを先月設け、将来、現地の核施設の査察が再び行えるようになったときの準備もこのチームを中心に進めるとしています。
天野氏は「衛星からの情報しかないなど厳しい状況にあり、北朝鮮との話し合いもいますぐ始まる状況にはないが、いったん始まればどう査察するかが議論になる」と述べ、準備を進める方針を明らかにしました。
天野氏はNHKなどの取材に対し「とても名誉なことだ。日本人に任せれば間違いないと世界に思ってもらいたい」と抱負を述べました。
そのうえで北朝鮮による核・ミサイル開発について「核開発を見る限り、北朝鮮は『やる』と言ったことを着実に進めてきている。ミサイル開発も同様と考えるべきだ」と述べました。
そして「この機会に北朝鮮の核計画を観測する能力を高めたい」と述べ、喫緊の課題は確実に進んでいる北朝鮮の核開発の状況を正確に把握する体制を整えることだと強調しました。
天野氏は北朝鮮の核開発を衛星画像などで監視する専門のチームを先月設け、将来、現地の核施設の査察が再び行えるようになったときの準備もこのチームを中心に進めるとしています。
天野氏は「衛星からの情報しかないなど厳しい状況にあり、北朝鮮との話し合いもいますぐ始まる状況にはないが、いったん始まればどう査察するかが議論になる」と述べ、準備を進める方針を明らかにしました。
IAEA年次総会 各国から北朝鮮へ非難相次ぐ
IAEA=国際原子力機関の年次総会がオーストリアのウィーンで始まり、6回目の核実験を行った北朝鮮に対し、日本の松山科学技術担当大臣が「許されざる暴挙だ」と強く非難するなど各国から強い懸念と非難の声が相次ぎました。
IAEAの年次総会は18日ウィーンで始まり、はじめにあいさつした天野事務局長は6回目の核実験を行った北朝鮮について「極めて遺憾で、深刻な懸念だ」と述べ、衛星画像の分析など監視体制を強化していく考えを改めて示しました。
このあと各国の代表が発言し、松山科学技術担当大臣は「6度目の核実験の強行は許されざる暴挙だ。かつてない重大かつ差し迫った脅威で核不拡散体制への挑戦だ」と述べて、北朝鮮に自制を促すには国際社会の一致した対応が不可欠だと訴えました。
アメリカのペリー・エネルギー長官も「北朝鮮はすべての国にとっての懸念だ。アメリカはあらゆる手段を検討している」と述べるなど、各国から北朝鮮に対する強い懸念と非難の発言が相次ぎました。
またことし11月末で2期目の任期が切れる天野事務局長の再任も正式に決まりました。
年次総会は22日まで行われ、北朝鮮に対して国連の安保理決議の履行を求める新たな決議の採択を、日本など各国が目指すものと見られます。