カスタム検索
表示順:
Relevance
Relevance
Date
ウェブ
 
 
 

Google App EngineでマネージドSSLが全ユーザーに無料提供、HTTPSの導入が簡単に。証明書の更新もGoogleにおまかせで心配無用

2017年9月19日

GoogleはWorld Wide WebにおけるHTTPSの利用を積極的に推進しています。

検索エンジンとしてのGoogleがWebサイトにHTTPSの利用を推奨していることはよく知られていますが、同社はそれをクラウドサービスでも推し進めようとしています。

Googleは、Google App EngineでマネージドなSSLを無料で提供すると発表しました

HTTPSを利用するにはSSL証明書が必要となります。Google App Engineが提供するマネージドSSLでは、ユーザーによるSSL証明書の購入や更新といった手間は不要になり、手間も費用もすべてGoogleが提供してくれます。

fig

We’ve made using HTTPS simple: map a domain to your app, prove ownership, and App Engine automatically provisions an SSL certificate and renews it whenever necessary, at no additional cost. Purchasing and generating certificates, dealing with and securing keys, managing your SSL cipher suites and worrying about renewal dates — those are all a thing of the past.

私たちはHTTPSを簡単にしました。あなたのアプリをドメインに割り当て、所有権を確認できれば、App Engineは追加コストなしで自動的にSSL証明書をプロビジョニングし、必要に応じて更新します。証明書の購入や生成、セキュリティキーの取り扱い、SSLの運用や更新日の心配といったもの、これらはすべて過去のものです。
(ブログ「Introducing managed SSL for Google App Engine」から)

特にSSL証明書の更新を忘れて通信できなくなる、といった心配をする必要がなくなる点は、HTTPSの運用における負担を非常に軽減してくれるといえるでしょう。

App Engineでは新規アプリケーションからマネージドSSLがデフォルトになります。一方、既存のアプリケーションはCloud ConsoleからSSLの利用設定が可能。既存ドメインで独自に導入しているSSL証明書からの切り替えも可能とされています。

follow us in feedly

タグ : Google , Google App Engine , Google Cloud Platform



≪前の記事
IBM、量子コンピュータで分子や化学反応の効率的なシミュレーション実現。量子コンピュータが産業や研究で活用できる道筋を示す

カテゴリ



Blogger in Chief

photo of jniino Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

人気記事ランキング

  1. Java EEの策定はEclipse Foundationへ、オラクルからの移管を発表
  2. AWSのロゴが変わった? アトラシアンもロゴが変わった![小ネタ]
  3. Google Cloudへ専用線で接続可能に。Googleの「Dedicated Interconnect」登場。東京と大阪にも接続ポイント、今日から利用可能
  4. Slackの日本語版が年内登場。 新機能「Shared Channels」は企業をまたいでチャンネルを共有可能。「Microsoft Teams」はゲストユーザーを追加可能に
  5. アトラシアンが「Stride」発表。グループチャットを中心にビデオ/音声会議、タスクアサイン機能など。無料利用も提供でSlackを追撃
  6. VMwareが「VMware HCXテクノロジー」発表。オンプレミスのvSphereからvMotionでダウンタイムなくクラウドへの移行を実現。IBMなどがクラウドサービスで提供
  7. アジャイル未経験チームにとって、スクラムコーチの存在はどのくらい有効だったのか? [PR]
  8. VMware、同社技術に深くコミットするクラウドプロバイダとしてIBM、富士通、Rackspaceなど「VMware Cloud Verified」5社を発表。
  9. NGINXからアプリケーションサーバ「NGINX Unit」がオープンソースで登場。PHP、Go、Pythonに対応。Java、Node.jsにも対応予定
  10. 米オラクルがSolaris関連の従業員をほぼ全員レイオフしたとの報道(追記あり)


新着記事 10本


PR - Books


fig

fig

fig