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イラク最高裁、クルド人自治区の独立問う住民投票の一時中止を命令

2017年9月18日 20:47 発信地:バグダッド/イラク

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イラク最高裁、クルド人自治区の独立問う住民投票の一時中止を命令
イラクのクルド人自治区の中心都市アルビルで行われた住民投票への参加を呼び掛けるイベントで、自治区の旗を掲げる男性(2017年9月15日撮影)。(c)AFP/SAFIN HAMED

【9月18日 AFP】イラク北部のクルド自治政府が計画している独立の是非を問う住民投票をめぐり、イラク最高裁は18日、こうした投票の違憲性について審査するためとして今月25日の実施を一時中止するよう命じた。

 最高裁は声明で「今回の住民投票は違憲だとする申し立て」を複数の方面から受け取ったとし、これらの申し立てについて審査するまで住民投票の計画を一時中止するよう命令を出した、と述べた。住民投票中止の要請を複数検討した結果、この決定を下したという。

 議会関係者は、少なくとも3人の国会議員がクルド自治政府の住民投票に反対する申し立てを行ったと述べている。

 イラク政府と同国北部のクルド人自治区の対立については、隣国のトルコとイラン、さらに米国や国連(UN)が、分離独立よりも交渉によって解決するようクルド自治政府に説得している。(c)AFP

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