どうも、こなゆきです。
この連休中に本当は、
「バニーガールに会いに行って、何回谷間を見たのか?!」
って感じの記事を書こうと東京取材の準備を進めていたでござるが、台風のため中止にしたでござる。
今回は、拙者の昔の恋の話をしていくでござる。
今からだいたい5、6年前の話でござる。
拙者がTwitterにハマり出したきっかけがあったでござる。
当時、拙者は特にTwitterはハマってなく、ゲームアプリの共有ツイートをして、アイテムを手に入れるくらいしか利用していなかったでござる。
フォローしていたのは親友や茂木健一郎さんのような有名人くらいだったような気がするでござる。
何気なく、タイムラインを眺めていた時、親友のつぶやきで気になったものがあったでござる。
「声かわいいね」
「かわぼ〜」
そのつぶやきの最後には、URLがついていたでござる。
まるで会話をしているようなつぶやきに、興味が湧いたでござる。
そして、URLをクリックしたでござる。
そこに見つけたのは、今まで知らなかったもの。
ツイキャスだったでござる。
生放送のネットラジオ。
ニコ生は昔から知っていたでござるが、
ツイキャスは、初めて見たでござる。
声の主は、とても可愛らしい声の女性。
コメント欄は、和気あいあいとしていて、
キャス主はコメント欄を読みながら、視聴者とコミュニケーションをとっていたでござる。
拙者も
「初見です〜」
といって、すぐにその輪に混じったでござる。
キャス主は快く、
「初見さん、いらっしゃーい!コメントありがとうございます」
と言ってくれて、とても好印象だったでござる。
拙者は、瞬く間に、その声の虜になったでござる。
そのキャス主さんをA子さんとするでござる。
A子さんのフォロワーさんともキャス内で仲良くなり、お互いをフォローするようになったでござる。
毎日のように開かれるキャスの度、拙者はA子さんのキャスを聞いたり、A子さんのキャスが終わったら、A子さんのフォロワーさんのキャスを聞いたりしていたでござる。
もちろん、A子さんも色んなフォロワーさんのキャスに顔を出していたでござる。
A子さんのキャスは顔は出していないでござるが、
顔を出していない分、セリフ枠をやったり、カラオケキャス(当時は規制がそこまでなかった)で盛り上がっていたでござる。
本人もサービス精神が良く、
ファンが
「それでは、落ちますね〜」って言ったら
「おやすみなさ〜い!ばいばーい!」
って言ってくれるでござる。
しかも、手を画面の前に振っていたらしいでござる。
「いつも、画面に手を振っちゃうんだよねw」
どこかで、言っていたでござる。
(放送内か、個人でのやり取りの中か忘れてしまったでござる)
そんなこんなで、
「こなゆきの声も聞いてみたい!」
「こなゆきのキャス、面白そう!」
というA子さんやフォロワーさんの声もあり、拙者もツイキャスデビューをしたでござる。
拙者もチヤホヤされて、嬉しかったのを覚えているでござる。
「え?!法律勉強しているのですかー?早稲田の法学部ですか?」
こな「いやいや、早稲田じゃないですw法学部でもなくて、個人的に行政書士の勉強していますww」
(結局、ろくすっぽ勉強せず、行政書士の試験落ちたでござるけどねwww)
もちろん、拙者のキャスにA子さんがきて、嬉しかったのも覚えているでござる。
コメントが来る度に、嬉しかったでござるなあ。
日にちが経つにつれて、
A子さんにフォロワーが増えていき、A子さんはある問題に直面するでござる。
A子さんのツイキャスやTwitterで、悪質なストーカーや荒らしが出るようになったでござる。
オタサーの姫のようにたくさんのフォロワーやファンがいたでござるから、
A子さんを不快にするようにつきまとう人がいたら、ファンでスパム報告とブロックをしていたでござる。
A子さんが、仕事や人間関係で辛い時は、Skype会議で仲の良いツイキャス仲間で相談に乗ったり、拙者も個人的に相談に乗っていたでござる。
A子さんの声を聞く度に、拙者は、A子さんに魅了されていったでござる。
心が癒されていき、Twitterでリプがきたり、ツイキャスでコメントがあるだけでも、ドキドキワクワクしたでござる。
ある時、東京でオフ会が開かれることになったでござる。
A子さんとツイキャス仲間たちでカラオケキャスオフ会だったでござる。
当時、拙者は所属する組織の会議があり、参加できなかったでござる。
会議の休み時間にスマホを開き、楽しそうなカラオケキャスを聞いていたでござる。
A「あ!こなゆきだー!いらっしゃーいww」
A子さんが反応してくれただけで、拙者は嬉しかったでござる。
A「会議、頑張ってね!ばいばーいw」
拙者は、ルンルン気分で会議室に戻ったでござる。
それからしばらく経ち、A子さんが
「みんなに伝えたいことがある」とSkype会議を開いたでござる
Skypeを立ち上げて、拙者も後から参加したでござる。
Skype会議の参加者はいつものキャス主メンバーでござる。
東京、埼玉、大阪、福岡・・・
Skypeだからこそ、離れた場所の人同士で会議ができるでござる。
遅れてきた拙者。
そして、重大発表を聞くことになったでござる。
「実は私、AはBと付き合うことになりました!!」
その言葉を聞いた瞬間、拙者は目の前が真っ暗になり、
頭を強く殴られたような感覚になったでござる。
みんなが「おめでとう!!」と言う中、
拙者は心にない「おめでとう」を言っていたでござる。
その時に初めて、
A子さんを独り占めしたい。
恋人にしたい。
って思っていたことに気づいたでござる。
あまりにもショックが大きすぎて、
10分しないうちに
「体調がちょっと悪いから寝るね」といって、退室したでござる。
BもA子さんのファンの1人。
Skype会議にも良くいたでござる。
なんで、よりによってBなんだろう・・・
拙者の方が、相談に乗ったり、お話したりしていたのに・・・
悲しみに沈み、ショックのあまり午前3時まで寝つけなかったでござる。
変な形での失恋。
勝手に好きになっていて、
勝手に落ち込むパターン。
それから、日が経ち、拙者は諦めがついたでござる。
A子さんのことが好きだからこそ、Bとの遠距離恋愛を応援しようと思ったでござる。
東京のA子さんと九州のB。
二人の遠距離恋愛をファンのみんなで盛り上げたでござる。
Skype会議でみんなで集まったら
「よし!こっからの時間は2人だけのお楽しみの時間だねwwみんな、おやすみww」
Skype会議が解散したら、2人だけの時間を作ったり、
みんなで、茶々入れたりしていたでござる。
季節は夏になり、A子さんがお盆休みになり、Bも東京に遊びに来ることになったでござる。
A子さんとBが会うことに。
そして、A子さんとBとツイキャス仲間でオフ会も開くことになったでござる。
3日間、Bは東京に滞在することになり、
そのうちの2日はA子さんとデート。
最終日にオフ会だったでござる。
デートの様子はTwitterでちょこちょこ見たでござるw
しかし
1日目が終わる時、
事件が起こるでござる。
Bが東京に来て2日目。
突然、拙者の携帯にBからメールが届いたでござる。
B「A子さんが音信不通になってしまった!!」
このメールに驚いてしまったでござる。
本当なら、2日目のデートが楽しく行われているはず。
Bは、予約していたホテルで過ごしているとのこと
A子さんは、自宅にずっといるらしい。
1日目、BはA子さんとバイバイして、Bは予約したホテルへ、A子さんは自宅に帰ったでござる。
B「どうしたらいいか。わからない・・・」
心配になって、拙者はA子さんにメールをしたでござる
A子さんの身に何か起きたのだろうか?
ひたすら、心配だったでござる。
しばらくして、A子さんから返信が来たでござる
ひとまず、A子さんの生存確認ができて、安心したでござる。
A子さんと電話をすることに
「こなゆき!怖かった・・・。Bから大量のメールが送られてきて、その中にこなゆきのメールがあって、やっと安心できた・・・」
デート中に何があったのかを聞いたでござる。
A子さんは、おばけやお化け屋敷、怖いものが苦手。
それにも関わらず、全国でもトップクラスに怖いお化け屋敷に一緒に行くことになったり、そのお化け屋敷の中でもBから怖いことされかけたり・・・
話を聞いて、2日目のデートおじゃんになる理由がわかってきたでござる。
話を聞いて、A子さんは落ち着きを取り戻してきたでござる。
しかしながら、3日目のオフ会を中止したくなかったでござる。
大阪や埼玉、拙者は静岡から。
いろんな場所から人が集まるでござる。
「たとえ、Bがいても色んな人がいるし、拙者もついているから大丈夫でござる」
そう伝えて、A子さんは安心してオフ会に参加することになったでござる。
オフ会当日。
全国各地から拙者を含む、キャス主さん達が集まったでござる。
ランチをみんなで楽しみ、
ゲーセンで遊んで、
カラオケをはじめたでござる。
それからメンバーが解散し、Bは九州に帰る夜間バスのため先に帰ったでござる。
A子さんと拙者とキャス主の1人と3人で夕食を食べに行ったでござる。
それから、A子さんとお別れして拙者は静岡の自宅に帰ったでござる。
A子さんから連絡があったでござる
「こなゆき、ありがとう!こなゆきのおかげで、全国から集まってくれたメンバーとも会えたし、楽しい時間を過ごすことができた。こなゆきがいなかったら、楽しい時間を過ごすことができなかったし、ずっと怖いままだった。本当にありがとうね」
「こなゆき、あのね、実はね・・・」
(んん?)
拙者は、空気感が変わったのを感じたでござる
「実は、あの時、気になっていた人がB以外にいたの。少し、悩んでいたんだけど、Bの猛烈なアタックに負けてBと付き合うことになったんだ・・・」
(え・・・?)
「それでね、あの、ね。2日目、Bと映画デートする予定だったんだけど、結局、行かないことになったよね。だから、こなゆきとその映画を一緒に見に行きたいなあって思うんだけど、どうかな??」
(ええええええ!!!!)
心の中の拙者は、めちゃくちゃ動揺していたでござる。
ショックを受けたでござる。
「大丈夫でござる。来週末、一緒に映画見に行こうでござる」
(やばいやばいやばい!!これ、絶対、拙者のこと好きだったとか言うパターンでござるよ。たしかに嬉しいけど、今更感あるでござるし・・・)
デートの日が決まってから、
A子さんと毎日のように連絡を取り合うようになったでござる。
そして、深夜のSkypeでBに言われたことであったり、
今まで何があったのかも聞いたでござる。
それだけでなく、毎日の何気ないことも報告しあったり、
楽しく連絡を取り合っていくうちに、
拙者は再び、A子さんを好きになってしまったでござる。
そして、デートの日がきたでござる。
A子さんも拙者もファンのみんなにはデートのことは内緒だったでござる。
拙者はスマホを公共モードにし、一切邪魔が入らないようにしたり、デート中にSNSを開かないようにしたでござる。
2人で、ランチを食べて、映画に行って、ゲーセン行って、サンシャイン水族館に行って、夕食を食べて、カラオケに行く。
そんなデートだったでござる。
てっきり、拙者はA子さんから告白されるものだと思っていたでござる。
そのあと、よくわからない展開になっていたでござる。
拙者自身の思いは、
A子さんの声を聞き続けたい、独り占めしてみたい
A子さんの思いは、
ファンのみんなと仲良くしていたい
そんなすれ違いがあったでござる。
それから、A子さんとはほとんど連絡を取らなくなっていったでござる。
拙者はA子さんのキャスに積極的に参加していたでござる。
A子さんの声が聞きたかったでござる。
また、ドキドキしたくて。
声を聞けるだけで嬉しかったでござる。
しかしながら、拙者は気づいていくでござる。
A子さんに避けられているかもしれない・・・。
今までネットストーカーや嫌がらせを受けては、A子さんの相談に乗っていた拙者。
毎日のように連絡を取り合っていたでござるが、
次第に連絡を取らなくなっていたでござる。
拙者もA子さんも2人ともキャスをしなくなってしまったでござる。
A子さん自身も仕事が忙しかったり、転職活動をしていたでござる。
拙者も自分の活動が忙しく、ブラックな組織の中での活動で心が辛くなっていったのもあったでござる。
それからしばらく経ち、12月のこと。
体調を崩すギリギリのラインの中、活動していた拙者に
突然、A子さんからメールが来たでござる。
「実はね、8月にデートしたでしょ?あの時に好きだったのは、こなゆきだったんだ」
心も体も辛かった当時、嬉しかったのを覚えているでござる。
自分の思い違いじゃなかったのか
自分がストーカーになっていたんじゃないのか
その不安も晴れたでござる。
結局、A子さんとのデートはその1回きりだったでござる。
ツイキャスから始まった拙者の恋は幕を閉じたでござる。
ただ1つ言えることは
あの界隈はみんな不気味な経験をしたことがあり、
男女ともにストーカー被害にあったことがある人が集まっていたでござる。
類は友を呼ぶってことでござるな。
今の拙者の周りには、面白い人たちがいるでござる。
毎日が楽しく、リアルやネットでも充実感があるのも、
過去の経験と関わってきた人たちのおかげさまでござる。
おしまい。
今日の美女エンドカード