↓この話の続きです
前回の話は
いじめられっ子をかばったら何が起こったか【サイコパスなクラスのハナシ11】
いじめターゲットになったじゅんこと二人、クラスで孤立していた私たちですが、定番のいじめにはあっていました。
じゅんこはうわばきとかノートとかときどきなくなってた。
じゅんこに話しかけてくる子はひとりもいなくなりました。
たまにこんなことがあっても
翌日は…
こうなるっていうね。
おそろしやおそろしや。
「先生にチクる」っていう概念はなくてもこういう感じは残っているんですね。
先生がどうにかしてくれるとかなんとかじゃなくて、相手を窮地に追い込むためのチクり。
まあ、担任が例の最低野郎
だったんで
クソ担任のおかげでいたみわけ。
よかったんだか悪かったんだか…。
とにかく徹底してタテついていました…。
穏便にすごそうとかあまり思っていませんでした。
というか、どうやったら穏便になるのかわからなかった。
こちらが穏便にしようとした瞬間つけこまれる感じがありましたしねぇ…。
まあ、でもさすがに自分が一人っきりでそれができたかっていうと、そうでもなかったわけです。
「誰もいなくなってもじゅんこはいる」「自分はじゅんこを守ってるんだ」っていう精神的支柱があったからできたことでした。
で。
じゅんこの入院のときがきた。
じゅんこは心配でしたが、それ以上に怖かったですよ。
恐ろしくて仕方なかったです。
どう考えたって、私一人でターゲットにされるにきまってるじゃないですか…。
自分から下手に出て仲間に入れてもらうとか死んでも嫌だった(というか入れてもらえもしないだろうけど)ので、一人ぼっちになることは覚悟してたんですよ。
でもモノを隠されたり壊されたり汚されたりするのが嫌だった。
わりと持ち物はこだわるタイプなんで…。
今日から一人…
なんとか学校には行きましたが、教室に入れないでぐずぐず隣のクラスの子と話したりして時間をつぶしていました。
でも、その間も教室では机になんかされてるかもしれないと思うと気が気じゃないんですよね。
ほんと、気が休まる瞬間がない…
え…?
もうね、「じゅんこがいなかった世界」なるパラレルワールドに迷い込んだのかと思ったですよ。
本当に意味が分からない。
みんな何事もなかったかのよーに話しかけてくる。
しらじらしいったらありゃしない。
でも、
正直ホッとしました。
ものすごくしました。
前に戻ったみたいで。
元々放課後は友達と遊ぶより一人で絵を描いたり何か作ったり本を読んだりしているほうが好きなタイプではあったんですが
久しぶりに友達と遊ぶのはやっぱり楽しかったしうれしかった。
ただ
トゲの片鱗は消えてないけど…
じゅんこがいない2週間はそんな感じで過ぎていきました。
なにも起きなかった。
今まで毎日チョークで真っ白にされてた机も、一度もイタズラされることはありませんでした。
それとなくじゅんこの持ち物のチェックもしていましたが、いたずらされた形跡も一切なし。
K子も普通に話しかけてくるし
他の子の態度も変わらない。
これは忘れてくれたんじゃない?
もうじゅんこをいじめるの、飽きたんじゃない?
2週間あけたかいあって、じゅんこのいじめももうやんだんだ。
よかった、足の手術したあとにあの状況じゃきつすぎるもんね。
学校に帰って来ても松葉杖だし、周りの子の助けも必要だし。
この感じならきっと大丈夫。
本当によかった…!!
そしてじゅんこが学校に復帰する日。
じゅんこは足にギプスをしていて松葉杖なので、じゅんこのお母さんに頼まれて、私も
介助役として一緒に登校することになりました。(普段は登校班)
そして教室前まできたとき
え。
あれってまさか…
第二ラウンド開始。
演出家の才能ありすぎでしょK子…
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