空へひろげて

空を眺めるのが大好きな、わたしの空への手紙です。

風を うけて

 風を

 うけて

 

 目を

 とじたら

 

 ぼくは

 鳥に

 なる。

 

 風の

 よろこびと

 いっしょに

 

 空へ

 まいあがる

 

 よろこび

 そのものに

 なって

 

 空へ

 まいあがる。

 

 風を

 うけて

 

 目を

 とじたら

 

 ぼくは

 鳥に

 なる

 

 風の

 うれしさと

 いっしょに

 

 空で

 ダンスを

 する

 

 うれしさ

 そのものに

 なって

 

 空で

 ダンスを

 する。

 

 風を

 うけて

 

 目を

 とじたら

 

 ぼくは

 鳥に

 なる

 

 風の

 しあわせと

 いっしょに

 

 どこまでも

 どこまでも

 

 飛んで

 ゆく

 

 しあわせ

 そのものに

 なって

 

 飛んで

 ゆく

 

 ほほえみ

 そのものに

 なって

 

 飛んで

 ゆく。

 

 まっ青な

 空の

 なかを

 

 天上へ

 

 天上へ。