全日空や警察によりますと、中部空港発福岡行きの全日空４３５便、ボーイング７３７ー５００型機が１８日午前９時１６分に離陸した直後、機内の操縦室や客室で焦げたような異臭がするのに機長や客室乗務員が気づき、火災のおそれもあると判断して中部空港に引き返し、離陸から１１分後に緊急着陸しました。

全日空によりますと、この便は満席で乗客１２６人と乗員５人が乗っていて、警察と消防によりますと、けがをしたり気分が悪くなったりした人はおらず、着陸後、全員が機内から出てターミナルに移動しました。

前方の席に座っていた乗客の６０代の男性は「油のような臭いがしました。『中部空港に引き返す』というアナウンスが流れましたが、機内が特に混乱することはありませんでした」と話していました。

消防車５台が出て機体を調べましたが、火災が起きた跡はないということで、全日空などが詳しい原因を調べています。