豊田議員、暴言報道後初めてテレビ出演し釈明「死んだ方がましという思い」
男性秘書に対し「このハゲーッ!」「死ねば」などと暴言を吐き、頭や顔を数回殴ってけがを負わせたとして自民党を離党した豊田真由子衆院議員(42)=埼玉4区=が17日、フジテレビ系「Mr.サンデー」に収録で出演した。
6月下旬の暴言報道以降、入院加療を理由に公の場に姿を見せていなかった豊田氏はトレードマークのピンクではなく、黒のスーツ姿で登場。以前と比べると、やつれたようにも見えた。また、茶色がかっていた髪は真っ黒に染められ、短くカット。眉を描く角度を変えたからか、温和な印象を与えた。
時折、目に涙をためながら話した豊田氏は「(入院中は)自分が死んだ方がましという思いで過ごしてきました」。暴言については「あの異常な状況、おかしなテンションは初めて。聞く度にぼう然とします」と釈明。秘書のミスなどにより、それまでの議員生活ではないほどの苦情を有権者から受けたことを理由とした。また、暴行に関しては否定はしなかったものの「報じられているほどの大けがはさせていない」と話し、その後も一緒にうなぎなどを食べたと説明した。
豊田氏は18日に選挙区内で後援者らに対し事情を説明する会合を開く予定。国会議員を続けていく意思を見せていることから、今後の支援を求めるとみられ、その後に取材に対応する可能性もある。