楽天モバイル使用歴がもうじき2年になる岡本です。楽天モバイルが2017年9月より新料金プランの「スーパーホーダイ」を開始しました。これが個人的にとってもお得なプランだったので、これから楽天モバイルに乗り換えを検討している方に向けて、そのメリットとデメリットを解説していきます。
なおこの新料金プランは執筆時の9月17日現在、MNP転入を含む新規契約者のみとなっているので、既に楽天モバイルユーザーである僕は加入できません…。ぜひまだ楽天モバイルをお使いでない方におすすめしたいお得なプランです!
「スーパーホーダイ」とは?
楽天モバイルが新たに開始した料金プラン「スーパーホーダイ」とは、毎月の高速通信容量を超えてしまった場合でも、比較的早い最大1Mbpsの通信回線が使えるうえ、国内通話5分かけ放題もセットになった料金プラン。
これだけではこのプランの凄さが伝わらないと思いますので、特にポイントとなる「最大1Mbps」のメリットについて簡単にご説明します。
「スーパーホーダイ」の料金設定について
「スーパーホーダイ」では、通常のプランと同じく毎月の高速通信データ容量を選択します。選べるのは
- 2GB/2980円(プランS)※国内通話5分かけ放題含む
- 6GB/3980円(プランM)※国内通話5分かけ放題含む
- 14GB/5980円(プランL)※国内通話5分かけ放題含む
の3つ。なお、これまで通りの通常プランでは
- 3.1GB/1600円(通話SIM)※電話代は別途
- 5GB/2150円(通話SIM)※電話代は別途
- 10GB/2960円(通話SIM)※電話代は別途
- 20GB/4750円(通話SIM)※電話代は別途
- 30GB/6150円(通話SIM)※電話代は別途
の5つから選べますが、今回の「スーパーホーダイ」ではやや選択肢は少なくなっています。これを踏まえたうえで本題の「1Mbps」について次項でみていきましょう。
「1Mbps」は通常プランと比べてどのくらい速いのか?
従来の通常プランでは、毎月の高速通信データ容量を超えてしまうと、その月の残りの期間は、通信速度が「最大200kbps」に制限されます。僕も何度かこの「最大200kbps」を体験したことがありますが、正直言って非常にストレスを感じました。その点「スーパーホーダイ」であれば、万が一その月のデータ容量を超えてしまっても、そこまで大きくストレスを感じずにスマホが使えるということです。
ちなみに、先ほどから「最大~bps」と言っていますが、これは規格上の最大速度のことで、常に最大の速度を保証しているわけではありません。つまり、実際は最大値から多少下回った速度で使用することになります。
これを踏まえて、通常プランの容量超過後を想定した「128Kbps」と「1Mbps」の速度の違いを比較した動画を見てみましょう。想定しているのは、Webブラウザの「Google Chrome」で「楽天市場」を表示したケースです。
ご覧の通りその差は歴然。もちろん「1Mbps」というのはあくまで「スーパーホーダイ」での最大速度ですので、全くこれと同じ速度を出せるとは限りません。とはいえ、容量超過後にこれだけの速度が使用できる可能性が残っているのは大きなメリットといえます。ちなみに、動画再生ではその差がさらにはっきり出ているので、普段から動画を観る方はこちらの比較も要チェックです。
「スーパーホーダイ」のメリット
①楽天会員になれば月額基本料から1年間(1000~1500円)割引!
「スーパーホーダイ」のメリットは「月額料金の割引」です。
楽天会員になれば月額基本料が1年間1000円、さらに楽天会員の中でも最上位のダイヤモンド会員ならさらに500円割引が適用されて計1500円が引かれます。
ダイヤモンド会員は楽天カードの使用や楽天市場での購入などによって一定の条件を満たさなければなりませんが、楽天会員自体は誰でも無料で簡単になれるので、この1000円分の割引はどなたでも適用されます。
②長期優待ボーナスで端末代金から最大2万円も割引!
さらに「スーパーホーダイ」の大きなメリットとして挙げられるのが、長期優待ボーナスによる「端末代金の割引」です。
従来プランでは通話SIMでの利用に「最低利用期間」が12か月設定されており、この期間内に解約すると契約解除料9800円が発生するという内容でした。つまり、実質的には1年間の契約を結んでいたということになります。
それが今回の「スーパーホーダイ」では、最低利用期間を「2年間/3年間」に設定することで、セット販売の端末代から一定額を割り引いてくれます。割引額は、2年間の場合1万円、3年間の場合2万円です。
そもそも、楽天モバイルで販売されているスマホは、大体2~3万円中盤程度がメインなので、端末代を大幅に節約、もしくは実質無料で購入できるのは大きなメリットといえます。
「スーパーホーダイ」のデメリット
①期間内の解約は契約解除料(9800~29800円)が発生する!
デメリットとしてまず挙げられるのは、長期優待ボーナスを受けるために2年間もしくは3年間の最低利用期間を設定した場合、期間内に楽天モバイルを解約してしまうと9800~29800円の契約解除料が発生する点です。
2年間に設定した場合は、使用開始から12か月以内の解約で19800円、13~24か月以内の解約で9800円の契約解除料が発生。
3年間に設定した場合は、使用開始から12か月以内の解約で29800円、13~24か月以内の解約で19800円、25~36か月以内の解約で9800円の契約解除料が発生します。
単純計算で考えても、2年間の場合は最低でも12か月以上、3年間の場合は最低でも24か月以上使わないと端末代の割引では元が取れません。
②通話SIMのみの契約しかできない
「スーパーホーダイ」は通話SIMのみの料金プランなので、データSIMのみでの契約には適用されません。まあ、あくまでこのプランは「国内通話5分かけ放題」がセットになったプランなので仕方ないといえば仕方ないですね。
ちなみに、「スーパーホーダイ」は通話SIMであれば端末とのセット販売でなくても利用可能です。通話SIMのみの新規契約(MNP転入を含む)の場合は、長期優待ボーナスの端末割引の同額が楽天ポイントで受け取れます。
③楽天モバイル既存ユーザーは利用できない
冒頭でも書きましたが、「スーパーホーダイ」は執筆時の9月17日現在、MNP転入を含む新規契約者限定の料金プランです。僕のように既存の楽天モバイルユーザーは料金プランの変更や機種変更時の適用ができません。
ただし公式サイトでは、通常プランから「スーパーホーダイ」へのプラン変更への対応を「今冬」を目処に行うと公表しています。つまり、今から新規で契約される方にとっては特にデメリットにはならないでしょう。
まとめ
以上、楽天モバイルの新料金プラン「スーパーホーダイ」のメリットとデメリットについて解説しました。正直デメリットの部分はメリットの部分を考えるとほとんどないに等しいので、今から楽天モバイルに乗り換えようと思っている方はぜひともチェックしてみてください。
⇒公式サイトで「スーパーホーダイ」をチェック!