おはようございます。
昨日は、自分の置かれている家庭環境によって、資産形成というゲームの攻略難易度が大幅にかわることをお話しました。
では、なぜ家庭状況によって難易度が大幅にかわるのでしょうか?
それは、家庭状況によってタネ銭を貯めるのにかかる期間が大幅にかわるからで、タネ銭を若いうちにいかに早く貯めるかが資産形成の勝負を分けるといっても過言ではありません。
ゼロから始める資産形成の攻略法 その4
タネ銭を1年でも早く貯めることが資産形成で勝利するための絶対条件
資産形成において最も重要、かつ難しいのが、いかに早くタネ銭を貯めるかということです。
最終的には、貯蓄をするだけでなく、投資をしてお金に働いてもらう必要がありますが、そのためのタネ銭がないことには話になりません。
最低でも500万円、できれば1000万円を貯めることが第一目標になります。
上の記事で述べたように、資産を増やすには運用期間を長くとることが非常に重要です。
つまり、タネ銭を1年でも早く貯めることが、資産形成というゲームで勝利するための絶対条件です。
独身、夫婦共働き子無しのケースでは、専業主婦(夫)・子有りのケースと比べて、圧倒的に早くタネ銭を貯め、いち早く投資を開始できる点で有利です。
お金はまとまればまとまるほどパワーを持つ
お金は、まとまればまとまるほどパワーを持ちます。
私の個人的な経験からも、100万円を200万円に増やすにはかなりの努力が必要ですが、同じ100万円でも、3000万円を3100万円に増やすのは圧倒的に楽です。
むしろ、ほとんど知らない間に自然に達成していたといってもよいレベルです。
最低でも500万円程度は貯めないと、お金はパワーを持ち始めません。
10万円や20万円で投資を始めてもよいのですが、これはあくまで趣味の領域です。
本気で資産形成を考えるならば、少なくとも500万円以上、できれば1000万円以上の単位でやらなければ意味がありません。
もちろん、投資初心者が勉強のために少額で試しに投資をしてみるというのは有りです。
しかし、数十万円単位で投資をして資産形成をした気になっているとすれば、物事の順番が間違っています。
まずは、投資で十分な成績をあげられるだけの十分な額のタネ銭を貯めるのに全力を尽くすのが正しい手法です。
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投信積立では、何を購入するかよりも毎月の積立額を2万円増やせないか考えるのが優先
インデックス投資家であれば、毎月決まった額の投資信託を自動で積み立てる、投信積立を実践している方も多いと思います。
ノーロードのインデックスファンドは、数年前と比べると各社の競合によって手数料(信託報酬)が年々値下げ傾向で、非常に優れた商品が増えてきています。
逆に言えば、各社で細かい違いはあるものの、同じ指数に連動する商品であれば、どれを買っても大きくリターンがかわることはありません。
例えば、月に5万円を先進国株式クラスに投資しようと思った時に、i-Freeを購入するか、ニッセイを購入するか、eMAXIS Slimを購入するかといったレベルでぐだぐだ悩むのは時間の無駄です。
どれも同レベルで優れた商品であり、投資信託の中では頂上決戦みたいなものですから、悩むほどの価値がないのです。
月に5万円を積み立て続ける人は、月に20万円ずつ積み立て続ける人には絶対に勝てません。
むしろ重要なのは、毎月の積立額を5万円からせめて7万円に増やせないか?ということで、そちらに集中した方がリターンを確実に改善させます。
まとめ
まとまった額のタネ銭を1年でも早く貯めることが、資産形成で勝つための絶対条件です。
細かい投資手法の違いばかり気にしすぎて、この大前提を忘れているケースがありますので注意が必要です。
どうやったら投資に回せるお金を月に2万円でも増やせるか、ということを考えた方が確実にリターンが改善します。
こんな記事も書いています。
私個人としては投資信託よりもETF派ですが、初心者でも気軽に買いやすいという意味では投資信託も良い商品ですね。最近は手数料もETFの水準にだいぶ近づいてきており、優れた商品が増えています。
これから投信積立を始めるつもりの方は、下記の書籍を絶対に読んでおきましょう。投信積立を開始するための心理的なハードルがだいぶ下がると思います。