はてなブログの常時SSL化の方向性がなかなか示されず、WordPressへの移行を考えている方も多いと思います。私ははてなを始める前にWordPressサイトを立ち上げていたので、その時の体験談を情報発信します。
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①独自ドメインの取得
独自ドメインを取得すると、自分の好きなURLを利用できます。独自ドメインを使用することで、サイトにしっかり費用をかけているというアピールと信頼度アップにつながります。
ドメインとは一体何を表すもの?
ドメインとは、超簡単に言うと、ネット上の住所のようなものです。住所なので、ネット上に同じものはありません。
独自ドメインとは、URLの下線部分を自分の好きなように設定できるサービスです。http://teriosnet.com
独自ドメインを採用するメリットで一番大きいのは、より検索されやすいということです。
サイトやブログは、検索エンジンにいかに拾い上げてもらうかが重要な点です。検索エンジンは、サーバーとドメインを参照し、利用者が入力したキーワードに合致したサイトを表示します。
このとき、同じドメインで似たコンテンツを含むサイトが複数あると、「良質」と判断したサイトのみ検索結果に表示し、それ以外のサイトは表示されないことがあります。
例)ライブドアブログの場合 http://livedoor.jp/◆◆◆/
無料のブログサービスを利用する場合、付与されるURLの内、◆◆◆の部分は自由に設定できますが、その前の部分は固定です。
そのため、他のサイトとの競合により、自分のサイトやブログが検索結果に表示されにくくなってしまうのです。
専用サイトのドメイン名を考える
独自ドメイン名は、利用者が覚えやすいよう完結明瞭で、Webサイトやブログの内容を代表するような名前が良いと言われています。
ただし、ネット上では同じドメインは使えません。誰かが先に使っていたら、別の名前を考えなければいけません。
当ブログではムームードメインの利用を前提に進めます。ムームードメインのサイトへアクセスします。
”ドメインを検索する”と書かれた部分に希望のドメイン名を入力して、【検索】を押します。
ここでは、WordPressサイトで運営しているドメインsecondlifestory.comを例にします。
すると、以下のような検索結果が表示されます。〇のついているものが使えるドメインとなります。
なお×がついている場合は、そのドメインはもうすでに誰かが取得しているため使えません。
使いたいのは”~.com”なので、一番上のドメインを取得します。
〇ボタンを押します。
すると、以下のような画面が表示されます。私はムームードメインの利用は初めてだったので、右側の【新規登録】ボタンから登録作業を行います。
必要事項を入力し、【内容確認へ】を押します。
入力内容が正しければ、【ユーザー登録】を押します。
希望のドメイン名を取得する
すると、ドメイン設定画面が表示されるので、以下のように設定します。個人情報を公開したくない場合は「WHOIS公開情報」を「弊社の情報を代理公開にする」にしてください。こうすることで、ドメイン情報照会の際に、自分の個人情報ではなくてムームードメインの情報が公開されます。
サーバー上でも、ドメインを使ったメールは利用できるので、ムームーメールの契約は不要です。
支払い方法はクレジットカードがおすすめです。この場合、支払い期限がちかくなったら、自動でドメインを毎年更新できる設定にすることもできます。
自動更新設定は「次回以降の契約を自動更新する」にしておくと良いでしょう(ここがクレジットカード払いをおすすめする理由です)。
これで”ドメインの再契約を忘れたので、ドメインが使えなくなってしまった”という事態を防げます。設定を終えたら【次のステップへ】を押します。
すると、以下のような連携サービスの案内が表示されますが、後から必要になったときに利用することもできるので、今は下の【次のステップへ】を押します。
すると、以下のような設定の確認画面が表示されます。必要事項を入力し、【次のステップへ】を押します。
ムームードメイン・メールの利用規約を確認後、問題なければ「下記の規約に同意します」に✓を入れて、【取得する】を押します。
すると、”ドメイン取得中です”と書かれたアニメーションが出て、ややしばらくして以下のような画面が表示されれば、ドメインの取得が完了します。
記載にあるように、ムームードメイン登録時に設定したメールアドレス宛に、ドメインに関するメールが届くので、必ずすぐに確認してください。
することは、メール文中に記載されているURLをクリックするだけです。ブラウザが自動的に立ち上がって、以下のように表示されればOKです。
以上で、独自ドメインに関する取得作業は終了です。
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②レンタルサーバーの契約
レンタルサーバーを契約すると、独自ドメインとの組み合わせで、自分だけのサイトを持つことができます。自由度も高まり、無料ブログの突然のサービス終了の不安からも逃れられます。
mixhostで無料アカウントを作成
本サイトでは、mixhostの利用を前提に進めます。まずは無料で30日間、mixhostサーバーを体験してみましょう。それにはまず、mixhostのアカウントが必要となります。
mixhostのサイトへアクセスして、【クレジットカード不要で今すぐ30日間無料お試し!】を押します。
「エコノミー」を選んで、【続ける】を押します。
サブドメインの入力画面になりますが、今後サブドメインを使う予定はないので好きな名前を入力して、【続ける】を押します。
すると、以下のような注文内容の確認画面が表示されるので、内容に間違いがなければ、【お客様情報の入力】を押します。
必要な情報を入力したら、「利用規約に同意しました」に✓を入れ、【注文完了】を押します。
以下のような注文確認画面が表示され、mixhostからメールが届きます。
以下のような件名のメールが3通届いているはずです。ここで注意してほしいのが、mixhostからのメールがスパムと間違われ、迷惑メールフォルダに振り分けられている可能性があります。
私も、最も重要なサーバーアカウント設定完了のお知らせメールが[meiwaku]として振り分けられていました。
先ほどの注文確認画面の【マイページ】を押します。すると、以下のように1つのサービスが稼働している状態になります。
有効なサービスをクリックすると、以下の画面が表示されます。
mixhostサーバーにドメイン設定
先ほどの画面の左側にある「アクション」の中の【cPanelにログイン】をクリックします。表示された画面の「ドメイン」のグループから「アドオンドメイン」をクリックします。
「新しいドメイン名」にムームードメインから取得したドメイン名を入力します。サブドメインとドキュメントルートは自動で入力されたものを使用します。その後、【ドメインの追加】を押します。
アドオンドメインが正しく設定されると、以下のように表示されます。
ムームー側でネームサーバーの変更
ムームードメインにログインして、「ドメイン管理」⇒「ドメイン操作」⇒「ネームサーバー設定変更」から、対象ドメインの【ネームサーバー設定変更】を押します。
以下のネームサーバー設定変更画面が表示されたら、「GMOぺパボ以外のネームサーバ使用する」をクリックして、ネームサーバーを、次のように変更します。
ネームサーバーの設定を終えたら、【ネームサーバー設定変更】を押します。
以下のような表示が出れば完了です。
以上で、レンタルサーバーの契約に関する作業は終了です。
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③WordPressの導入
サイトを構築する手段はいろいろありますが、今回はコンテンツマネージメントシステム(CMS)のWordPressを使ってサイト環境を構築していく導入作業を見ていきます。
最初に、WordPressでのサイト名、サイト説明、管理者アカウントのユーザー名・パスワード・Eメールを決めておきます。なお、サイト名とサイト説明については、後からでも修正が可能です。
mixhostにログインし、cPanelにある
「SOFTACULOUSAPPSINSTALLER」
グループの中から【WordPress】をクリックします。
WordPressの紹介画面が表示されるので、【Install Now】をクリックします。
以下のように「プロトコルの選択」は、https:// を選択します。
「ドメインの選択」では、取得した独自ドメインを選択します。しかし、ネームサーバーの変更作業後、約24~72時間以内に導入作業をしようとすると、以下のように「信用できるSSL認証は発見されませんでした。」と表示されるので、しばし待ちます。
上のメッセージが表示されなくなったら再開です。「ディレクトリ」は表示されている文字を消して空欄にします。「サイト設定」「管理者アカウント」は、事前に決めたものを入力します。
以下の項目は初期値のままでよいでしょう。入力が完了したら、一番下にスクロールして【インストール】を押します。
インストールが完了すると、以下の画面が表示されます。また、mixhostの無料アカウント登録時のメールアドレス宛に、サイトの情報が記載されたメールが届きます。
専用サイトの正常表示確認
ブラウザにサイトのURLを入力して、専用サイトが表示されるか確認します。
導入直後のWordPressの設定
mixhostから届いたメールに、WordPressにログインするためのURLが記載されているので、ログインします。
ログイン後、左側にあるメニューのうち、「設定」⇒「一般」をクリックします。
WordPressアドレスとサイトアドレスが正しく表記されているかを確認します。
以上で、自分だけの専用サイト環境が整いました。
しかし、WordPressを導入しただけでは、サイトには何もデザインが加えられていない質素な状態です。これにテンプレートを加えて、見ごたえのあるサイトをデザインしていきます。この続きは、次回の記事で!
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