日本時間9/13午前2時、Appleから紹介された新作iPhoneですが、事前情報ですでにワイヤレス充電や顔認証、ガラスボディ、iPhone 8、iPhone Xという名称など、様々な情報がリークされていました。もう身内がバラす気満々だったんじゃないかという位予想通りの発表で、正直逆に驚きました。
iPhone 7sやiPhone 7sPlusはやはり発売されず、新作はiPhone 8、iPhone 8Plusが9/15(金)予約開始、9/22(金)発売となり、iPhone X(アイフォンテン)は10/27(金)予約開始、11/3(金)発売開始となるようです。
今回は、「iPhoneの調子が悪くても、機種変更しないでiPhone Xを待つべきなのか。」と、モヤモヤしてしまった人のために「iPhone X」の不安材料をまとめてみました。
本体価格が10万円超えなら分割審査も厳しくなる
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iPhone Xの本体価格はやはり高めになるようです。
- iPhone 8:64GB 94,320円/256GB 112,560円
- iPhone 8Plus:64GB 106,080円/256GB 124,560円
- iPhone X:64GB 未発表/256GB 未発表
iPhone 8/8Plusに関しては、すでに金額が公開されていますが、iPhone Xはまだ発表されていません。しかし、10万円は確実に超えるので分割審査は通常よりも厳しくなります。
ドコモではすでに発表されており、iPhone 8/8Plusよりも2~4万円は高くなっていますので、おそらくソフトバンクでも同じような金額設定になります。ソフトバンクで販売となると月月割のサポートが付きますが、本体価格から予想するとiPhone 8とiPhone Xでは、おそらく毎月の支払額が1,500円ほど変わります。
コアなiPhoneファンでなければ、iPhoneは2年後に下取りに出して、実質0円に近い金額で購入している人が多いですが、iPhone Xの場合、下取りに出しても負担額は中々のものになりそうです。下取りは出さない、もしくはiPhone 6以前だったりAndroidだったりした場合、さらに負担は増えると予想されます。
例えば、iPhone Xの256GBへ機種変更するだけで、毎月の料金が3,000円以上高くなってしまうことも考えられます。
現時点では、実際の月月割がいくらになるのかわかりませんし、ソフトバンクでの本体価格は下がると思うのであくまで参考ですが、それでも割高になりそうです。64GBなら多少安くはなりますが、iPhone Xを選ぶ人なら64GBは少数派ではないでしょうか。
本当に11/3に手に入るのか
iPhone Xは発売日が11/3となっているので、手に入るのは最短で再来月となります。現在壊れかけている状態で、新しいiPhoneを待ち続けていた人にとっては、中々酷な延期だと思います。
仮に予約をしたとして、11/3の発売日に手に入るかは微妙です。
製造台数が1日1万台以下という噂もあるようですし、またiPhone 7PlusのJBの時のように、予約しても2ヶ月待ち、もしくはそれ以上の可能性もあるわけです。実際はどうなるかわかりませんが、個人的な予想では2ヶ月以上予約待ちなんて状況は十分にあり得ると思っています。
発売日すぐならともかく、何ヶ月も待たされた上に毎月高い負担額を払ってまで欲しいかというと、そうでもないかなという人も結構いるのではないでしょうか。
新機能Face ID(顔認証)への不安点
Face IDが搭載されるiPhone Xですが、それに伴い指紋認証は廃止されます。顔認証は便利そうでもありますが、指紋認証とホームボタンが無くなったという点への不安を持つ人もいるようです。
よく話題になっているのがApple Payですね。お財布機能使うために、わざわざiPhoneに顔を向けるのは、やはり違和感があります。また、ホームボタン廃止による、ロック画面解除の誤動作も不安材料となっています。
電池持ちもiPhone 7と比べて2時間長いだけですし、チップはiPhone 8PlusやiPhone 8と同じA11チップにM11モーションプロセッサを採用しています。画面の広さは魅力かもしれませんが、処理速度などで特段の魅力は感じないのではないでしょうか。
iPhoneXの優位点とは何か
あまり魅力がないならiPhone 8を確実に手に入れよう、という考え方もありだと思いますが、iPhone X特有の魅力というのもあります。Face ID以外の優位性をまとめました。
1.ディスプレイが魅力的
ホームボタンを廃止したiPhoneXは、5.8インチのベゼルレス設計が魅力です。iPhone Plusのような大画面が欲しいけれど本体が大きいのは嫌だ、という理由でiPhone 6やiPhon 7を使っていた人にとっては、コンパクトながら大画面というのはかなりの魅力になるのではないでしょうか。
また、iPhone XはSuper Retina HDディスプレイを採用しているので、HDRディスプレイで閲覧が可能です。コントラスト比1,000,000:1のディスプレイを採用しているので、ディスプレイの映像はかなり鮮やかになると期待できます。iPhone 8Plusのコントラスト比が1,300:1、iPhone 8のコントラスト比が1,400:1なので、数字だけ見てもすごいなあと感心してしまうかもしれません。
「コントラスト比って何?」と思った人は、明暗の表現度の細かさだと覚えておけばOKです。明暗の細かな違いもはっきりと表現してくれます。ちなみにコントラスト比で比較すると、iPhone 7とiPhone 8の間に進化はありません。
2.インカメラが優秀
iPhone XはiPhone 7PlusやiPhone 8Plusと同じで、デュアルカメラを採用しています。カメラのレンズが2つあるんですね。レンズが2つあると、ポートレートモードでの写真や光学ズームが使えるようになります。ポートレートモードとは、被写体の背景をわざとボカして写真を撮る技術です。
iPhone XやPlusユーザーなら、難しい操作は必要なく一眼レフのような写真が撮れます。また、光学ズームならズームをしても画像が荒くなりません。iPhone 7Plusでは2倍ズームが光学ズームでしたが、恐らく同じ仕様だと思います。ワンタッチで光学ズームできるはずなので、こちらも魅力の1つとなります。
また、今回はインカメラもデュアルカメラを採用しているようです。つまり自撮りでもポートレートモードでの撮影が可能となります。
そして、iPhone Xはアニ文字に対応しています。自分の顔がアニメーションになってメッセージが送れる面白い機能ですが、現在のところiPhone X同士では対応できてもiPhone 7など他のiPhoneに送ったりはできないようです。
ワイヤレス充電について
最後にAppleの発表にあったワイヤレス充電について補足しておきます。
ワイヤレス充電は、iPhone Xだけでなく、iPhone 8やiPhone 8Plusでも対応しています。ちなみに、通常のライトニングケーブルでの充電も可能なので、今までの充電器も捨てる必要はありません。
ちなみに、2018年発売予定のAirPowerマットを使えば、最大3つまでAppleデバイスを同時に置くだけ充電ができます。どうしてもワイヤレス充電器が欲しい人は、複数機器を同時充電はできませんが、Appleでは置くだけタイプの充電器も発売されているので、そちらを購入すれば問題なさそうです。
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