色覚にトラブルのある学生/生徒に配慮して板書していますか? 文字に使っていいのは白と黄色、赤は枠で囲う時のみ→道教委の教員採用試験では「板書に白、黄、赤を使え」としてるらしいぞ 全然色覚異常の生徒に配慮がないじゃん
色覚にトラブルのある学生/生徒というのは、一定数存在する。一般には
赤と緑が見えない、見えにくい
青と黄が見えない、見えにくい
という形で知られている。小学校の同級生に赤緑の色覚が弱い子がいたのだが、
机の位置を床にマークしたクレヨンが緑
で、掃除の度に、机をきちんと置けなくて困っていた。
こうした生徒のために、以前は
初等教育の教員は、色覚にトラブルのある生徒がいる前提
で
板書
を行うのが普通だったという。ところが、現在、学校で
色覚検査
が行われなくなったのと並行して
色覚にトラブルのある生徒への配慮
そのものも
雲散霧消
しつつあるという。
@Pontamama12345さんのtweetより。
色覚検査がないということは
色覚にトラブルのある生徒がいない
ってことじゃないのだけれども
配慮が出来ない教員が、指導主事クラスにも増えている
って、どんなことですかね、文科省。もう一度、
色覚にトラブルのある生徒への配慮
を
重ねて通達
した方がいいのでは?
ところで
北海道教育委員会(道教委)の教員採用試験
では
模擬授業
があるようなのだが、
板書は白、黄、赤で
書かないと
合格し辛い
らしいぞ。
相変わらず
少数派である、自分ではそのハンディを言い出しにくい生徒への配慮を著しく欠いてる
じゃん、道教委。
おまけ。国立遺伝学研究所に「色覚問題に関する指導の手引き 平成元年3月 文部省 (平成6年増刷版)」のhtml版がある。
板書をするすべての人は、ぜひご一読を。
色覚問題に関する指導の手引き 平成元年3月 文部省 (平成6年増刷版)
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