あなたは今までFXトレードで「両建て」をしたことがありますか??
今日は両建てのテクニックをいくつか紹介し、その中に存在する必勝法をお伝えしましょう!!
両建てとは
両建てとは買いと売り、両方のポジションを同時に持つことです。
クロスオーダー(Cross Order)とか、マッチオーダー(Matched Order)とも呼ばれますね。
両建てをすると、2つのポジションが利益や損失を相殺し合います。
相場がどちらに動いても損益が発生しないので、意味ないように見えますが・・・
実は使い方によって、とても有効な手段となりえるのです!!
両建てのテクニック
それでは、具体的にどうやって両建てをFXトレードに生かすのでしょうか??
以下に、両建てで利益を上げるテクニックをいくつか紹介します。
1.指標発表
まず指標発表の数分前に買いと売り、両方のポジションを持ちます。
その後、指標発表の時間となって仮に相場が下がり始めたら・・・
買いポジションはすぐに損切り、売りポジションをそのままキープするのです。
そして売りポジションが損切り幅以上に伸びたところで利食いします。
こうすることによって、指標発表でどちらに動こうが利益を上げることができるのです!!
これは、損切り幅と利食い幅をあらかじめセットしておいても良いでしょう。
たとえば、それぞれのポジションにプラス50pipsの指値注文とマイナス20pipsの逆指値注文を入れておくのです。
そうすれば、差し引き30pipsの利益となります。
この手法で注意すべき点は、まず値動きの大きい指標発表を選ぶということ!!
重要度が低い指標だとあまり値が動かず、損切りだけにヒットして終わることになりかねません。笑
値が動きやすい指標発表として有名なのは、やはり「アメリカ雇用統計」ですよね~
これは毎月第1週の金曜日、22時半(夏時間は21時半)にあります。
また指標発表では「行って来い」の動きになることもあります!!
そうなると、往復ビンタを食らうかもしれません。
その可能性を少しでも減らすために「要人発言」でのエントリーは避けましょう。
要人発言はしゃべる内容によって途中から動きが変わるので、危険性大です。
さらに指標発表時はスプレッドが大きく開いたり、値が激しくすべる(スリッページが発生する)可能性が高い!!
したがって、自分の思うような価格で約定しないことも考慮に入れておきましょう。
対策としては、値がすべりにくいFX会社でトレードすることですね。
「マネーパートナーズ」や「FXプライム」が約定力の高いFX会社として有名ですよ!!
参考:FXの逆指値がすべる原因は?損切りだけスリッページする理由
2.つなぎ売り
あなたは長期的に相場は上がると見て、買いポジションを持っているとしましょう。
しかし「一時的に下げてきそうだな」というとき・・・
買いポジションは維持したまま短期で売り、さらなる利益の積み上げを狙えます。
このように長短おり交ぜ、買いでも売りでも稼いでいく手法を「つなぎ売り」もしくは「うねり取り」と言います。
これは大量の株式を運用している機関投資家のトレーダーがよく行う方法です。
大きな資金を動かしているところは運用ルールが厳格で、簡単にポジションを手放すことができません。
また貸株として証券会社に持ち株を渡しているケースも多く、売りたくても売れなかったりするのです。
そういったときに買いポジションは保有したまま、同じ銘柄を信用取引で空売りしたりします。
この手法で注意すべきことは、取引が複雑になることでしょう!!
「長期では買い」「短期では売り」という、時間軸も方向もバラバラなポジションを持つことになります。
「ロングもショートも得意」「スイングもデイトレもバッチリ」なんて人はそうそういないでしょう。
したがって熟練したFXトレーダーじゃないかぎり、この方法はおすすめしません。
ちなみに僕は現在、ポンド円の買いポジションを長期で持っていますが・・・
参考:デメリットなし?FXの長期トレードで超簡単に利益を出す方法
チャンスがあれば、デイトレでポンド円を売ったりしていますよ!!
「つなぎ売り」で売り買いのポジションが混ざり、混乱しないためには・・・
デイトレ用と長期投資用でFX会社を分けると良いですね!!
参考:安全に稼げるFX業者は?手数料が安く信頼性の高いFX会社3つ
両建ての必勝法
(続きは次回に書きます)