この展示会は文明開化の象徴として普及したガス灯の歴史を知ってもらおうと、小平市にある「ガスミュージアム」が開きました。
明治から昭和にかけて、街頭や家庭で使われたガス灯などおよそ５０点が展示されています。

実業家、渋沢栄一の邸宅で使われていたガス灯は、明かりを覆うガラスの部分が６面あり、周囲に華やかな装飾が施されています。

また、昭和２０年代後半に発売された家庭向けの室内灯もあり、電気の普及であまり使われなくなっていたガス灯が、終戦後の電力事情の悪化で、一時的に使われるようなった当時の状況がうかがえます。

このほか、明治時代、外国との社交場だった鹿鳴館で使われたガス灯の一部も展示されています。

ガスミュージアムの高橋豊副館長は「ガス灯の魅力とその歴史を知ってほしい」と話していました。

この「ガス燈展」は小平市のガスミュージアムで来月９日まで開かれています。