虚構の皇国 blog このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2010-11-08

巨大陰謀集団「フランクフルト学派」Add Staruzurano_tamagoyimamurausopamchijjtaro_marujjtaro_maru

22:18 | 巨大陰謀集団「フランクフルト学派」を含むブックマーク 巨大陰謀集団「フランクフルト学派」のブックマークコメント

最近、秘密結社コミンテルンの影に隠れてフランクフルト学派陰謀論を見ないなーと思っていたら、こんなエントリーを見つけた。

フランクフルト学派はロシア革命後にヨーロッパ革命が敗北していき、プロレタリアートが革命の主体となっていない現実をみて、古いマルクス・レーニン主義は自覚しないままに権力奪取に成功してしまった。革命意識に鋭く目覚めた一団の「前衛」たちが文化破壊の状況のロシアを突破して革命に成功した。人間を疎外している文化を破壊しなければ共産主義に到達できない。革命の主導者は阻害された労働者ではなく、知識人でなければならない。批判理論を駆使し、諸学問を学際的に統合し、資本主義社会の構造を批判の対象として構造化できるのは知識人だと考えるようになりました。(ルカーチの理論)

http://d.hatena.ne.jp/jjtaro_maru/20091023/1256254671

なんかいろいろ大変なことになっていますが、階級意識の形成というアプローチで前衛党を論じたルカーチの組織論が、かなりキキカイカイなものに変貌を遂げています。元ネタにした本が悲惨すぎるんでしょうね。にしても「阻害された労働者」とか「批判理論を駆使し」とか「資本主義社会の構造を批判の対象として構造化」とか、萌え悶える表現多数であります。

 このフランクフルト学派は戦後、GHQによって日本を席巻します。近年公開された米国の史料でCIAの前身であるOSSはフランクフルト学派の巣窟であったことがわかっています。占領政策はコミンテルンの要領とは異なっており、ルカーチの理論に基づいています。OSSの史料にはマルキストの日本人学者やアジア専門家が多く名を連ねています。この人たちもGHQの占領政策にかかわり、公職追放によって空席となった大学や教育機関、研究機関、行政に潜入していきました。

「フランクフルト学派の巣窟」というのは一度見てみたいものであります。またGHQの占領政策が、ルカーチの理論に基づいている、というのは政治学上の大発見なので、日本社会学会あたりに出向いて、研究成果を模造紙に書いて廊下に張り出したらどうでしょう。

 フランクフルト学派は日本を破壊し、革命を導くというテロ的思想であり、これが日本の中枢に入り込み、教育やメディアを支配しています。このイデオロギーの洗礼をまともに浴びたのが団塊の世代です。現在が最高潮の時期となっており、現政権からもそれと匂う政策の話しが続々と出ていると思います。

フランクフルト学派って恐怖の集団ですね(棒読み)。

ただ、社会研究所の設立に立ち会った人々の中に、我が日本のオリジナリティあふれるマルクス主義者・福本和夫もいたらしいので、愛国者さんもちょっとは縁を感じてはいかが。

usopamchiusopamchi 2010/11/09 19:27 >革命を導くというテロ的思想であり、これが日本の中枢に入り込み、教育やメディアを支配しています。

フランクフルト学派ってつまるところドイツ版日教組だったのですね(棒読み)

フランクフルト学派をOSSだかCIAだかが全面的にバックアップするような世界では革命はきっと成功しとりますて・・・。

いまじんいまじん 2010/11/09 20:22 せめて美しい日本語で記述して欲しいですね。

tadanorihtadanorih 2010/11/09 20:41 とにかく、こんな阿呆たちによってたかって陰謀集団の首魁に擬せられたルカーチが可哀想でなりません。名指しするのであれば、ちっとは著作を読んでからにしてほしいです。まじで。

時々拝見時々拝見 2010/11/09 21:23 ええっ!CIAが?ということはUSAも?で、コミンテルンの要領とは違う?そうか、だからUSAの下僕たるタンボ神様はコミンテルンが嫌いなのか!ハー(脱力)ルカーチに同情。

FondriestFondriest 2010/11/11 15:29 そもそもルカーチはフランクフルト学派ではないと思いますが。それどころかフランクフルト学派を批判してたはず。

tadanorihtadanorih 2010/11/12 00:30 >時々拝見さま
もうさっぱりワケがわからないですね……。

>Fondriestさま
一連のネタ元は田中英道が書いた雑誌記事のようです。学者とは思えぬ与太記事であります。

ルカーチは、フランクフルト大学社会研究所が設立される直前の1922年に、同研究所の主要メンバーがイルメナウで開催した「マルクス主義研究週間」という勉強会にコルシュとともに出席しています。福本和夫はそこでルカーチと同席しているのです。マーチン・ジェイの『弁証法的想像力』に出てきたかどうか忘れましたが。

で、ウヨ諸君が喜ぶのか・頭がクルクルパーになるのかわかりませんが、その事務局をやっていたが、まだアカデミーの世界に身を置いていたリヒャルト・ゾルゲなのであります。ルカーチ・コルシュ・福本和夫・ウィットフォーゲル……という、そうそうたるメンバーが移っている有名な写真がありますね。

「つまりコミンテルン=フランクフルト学派=OSS=CIAだったのだ!」「なっ、なんだってー!」(棒読み)

痔主粉砕労農連帯痔主粉砕労農連帯 2010/11/16 20:46 近所の古道具屋さんにて面妖な双六を発見致しました。

昭和2年発行山本梓作とありまして、国史早分かり双六だったかな?そんな名前で、掛け軸状になって飾られていました。
中心から時計回りに渦を巻いて神代から現代へとコマが進んでいく作りになっておりました。
渦巻き状というのが物珍しく感じられここに書き込む次第です。値段は聞いていません。(早川さんならこの程度珍しくないかもしれませんが)

あと同じ店で 退官記念 国之光 馬山重砲兵大隊 と書かれたおちょこ3つもみつけました。こちらは300円。悩んだ末に未購入。

いまじんいまじん 2010/11/16 22:44 除隊記念の杯ってけっこう残ってますね。小生の実家にもいっぱいありました。なんかそういうビジネスがあったんでしょうね。

tadanorihtadanorih 2010/11/18 00:42 >痔主粉砕労農連帯同志
いやいや、あのころの皇国双六は目の玉が飛び出るほど高値が付いており、とても手が出ません。私はたしか少年倶楽部の附録だった「大東亜共栄圏めぐり」1枚しか持ってないです。
たくさんコレクター氏がいるはずなのですが、なかなか世には出てきません。どしどしアップして欲しいものです。
神代から現代へなんて、ステキではありませんか。しかも掛け軸状になってるのなら、趣味人でなくても楽しめそうです。

>除隊記念の杯
>いまじんさま
入営から除隊or墓場まで、軍隊関連の周辺ビジネスはものすごい数にのぼったと思われます。
ノベルティーっていうんでしょうか? 除隊記念の杯をはじめ、アルバム・置物的記念品(砲弾型やら野砲やら……)・挨拶状などなどあるみたいです。東郷神社や靖国神社でやっている古道具市にガラクタみたいに雑然と並んでいるのをよく目にします。