こんにちは!ハンザワです。
台風18号が日本列島に直撃していますね。今回の台風は大型で非常に強い勢力であるため、みなさま決して油断することなく最大限の注意を払って頂きたいと思います。
ハンザワも台風直撃を十分に警戒して、色々と情報を調べていました。その中で、信じられないような事実を発見したのです。「岸和田だんじり祭」は台風が直撃しても中止する気が微塵もない。
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岸和田だんじり祭りとは
「岸和田だんじり祭」は関西各地で行なわれるだんじり祭の中でも、規模が大きく有名な祭りです。ハンザワは何回か見学しに行ったことがあるのだが、だんじり祭り独特の「熱気」を十分に感じることができ、とても楽しかったことを覚えています。
特にスピードが出ている「だんじり」を、勢いそのままで直角に方向転換させる「やりまわし」は迫力があります。詳細にご興味ある方は岸和田だんじり祭のホームページをご確認下さい。
理解ができない報道があった
以下はMBS NEWSからの引用です。
16、17日にだんじり祭が行われる大阪・岸和田市。1年がかりで祭りの準備をしてきました。台風の影響は出ているのでしょうか…
「やります。1年かけてやってきたんで。少々の台風が来ようが中止になるようなことはないと思う」(岸和田市連合若頭連絡協議会 門三安昭会長)Q.台風はかなり大きいが?
「やりますね、間違いなしにやります。全然ですね、吹き飛ばします」
この報道には目を疑いました。本当に台風が直撃しても決行するつもりなのでしょうか。笑顔で「吹き飛ばします」と答えてますが、もちろんそんなことはできるわけがない。(リップサービスでしょうが)
どうして台風直撃なのに岸和田だんじり祭を決行する必要があるのか?
いったい誰の強い希望で決行するのだろうか。だんじりを担いでいる人達は本当に決行したいと考えているのだろうか。もし死亡者や負傷者がでたら誰が責任をとるのだろうか。「祭りの伝統を守りたい」という意見はわからないでもない。しかし、台風の強い被害が予想される今年ぐらいは休憩して、来年からまた祭りを行えば良いのではないだろうか。
一年休んだだけで忘れ去られる祭りではないだろう。台風の中で決行して、何か大きな事故があった方が「岸和田だんじり祭」の名前に傷が付くと思うのだが、そういった発想はないのだろうか。台風直撃でも岸和田だんじり祭を決行する意味が全然わからない。
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「台風でも決行」=「かっこいい」とでも思っているのでは?
ひょっとして、祭りを主催している人たちは「台風にも負けずに開催している岸和田だんじり祭はかっこいい」とでも考えているのだろうか。大きな間違いだと思う。見物客の身の安全確保を考えて「勇気ある中止」を決断した方が余程かっこいいだろう。
2017年9月16日にはだんじりが商店街の建物に突っ込む事故が発生しました。雨の影響も少なからずあったのではないでしょうか。2017年9月17日には更なる天候の悪化が予想されています。決行して大きな事故が起きなければ良いのですか。
【参考】岸和田だんじり祭で衝突事故 宮本町の商店街にだんじり突っ込み騒然 | ニュース速報Japan
最後に
聖飢魔Ⅱの「有害ロック」という曲の中に「どっかの祭りでは今日も一人死んだ。文化的」と皮肉めいて歌っている部分があります。伝統的な祭りだから何をやっても許されるというわけではないと思うのですが。
それでは!