以前もちょっと書いたけれども、私はいったん「こいつは敵だ!!」と認識すると、もう二度と許せないという心の狭い人間である。
許さないことも、エネルギーを使うのよね。それもムダなエネルギーをね。
だから許さないというのをなんとかしたいと思ってはいるのだけれども……そんな簡単には許せない。
こういう話を、カウンセラーさんとした時の話。
私の中の「許せない」
私の人生で許せない人はたくさんいるけれども、その代表格が両親。
精神的虐待やネグレクトで、よくも私の人生をめちゃめちゃにしやがって!!!という気持ちが抜けないのよね。そのおかげで、両親とは絶縁状態なのである。
私は謝罪がほしいのか?
カウンセラー「ご両親に、謝ってほしいんですか?」
私「ええ……まあ。謝ってはほしいですね」
カウンセラー「どんな風に?」
私「やっぱり心を込めてというか……。心の底から、何度も謝るみたいな感じでしょうかね」
「相手が心の底から謝っていると、私はどうやったらわかるのだろう」と思う私。
私「自分で言っていてなんですが、心の底から謝るって、どういうことなんでしょうね」
カウンセラー(無言でうなずく)
償いがほしいのか?
私「謝罪はいったん保留にします。その代わり、私に二度と不快な思いをさせないように、便宜を図ってもらいたいというか……」
カウンセラー「便宜?」
私「子どものころに両親から嫌なことされて、ぽっかりと穴が開いているような感じなんですよ。それを償ってほしいというか」
カウンセラー「それは感情の面での償いですかね?」
私「そうですね……お金を損したわけではないので、感情面ですかね。償い……というか、私に対する理解というか、共感というか」
カウンセラー「どうやって美奈子さんを理解してもらい、共感してもらいましょうか?」
私(うーん、あの人達じゃあ無理かな……)
嫌な行為を止めてほしいのか?
私「じゃあ、私の嫌がることを止めてほしいんですよ。父は不倫相手と同居しているし、母はあいかわらず干渉してくるし。それがなくなれば、私も楽になるんですけど」
カウンセラー「それを止めてもらうために、いつぞやはご実家まで帰られて、話し合いをしたんでしょ?」
私「ええ、まあ」
カウンセラー「結果はどうだったんでしたっけ」
私「取り付く島がないと言うか😅」
私(これもダメか……)
じゃあ私はどうすればいいの?
私「こりゃあ、ちょっと許せそうにないですね😅」
カウンセラー「でしょうね」
私「どうしたらいいでしょう?」
カウンセラー「ほっとくしかないんじゃないですか?」
私「やっぱり😅」
カウンセラー「美奈子さんが納得するように、相手から謝罪や譲歩を引き出すって、至難の業ですよ。そういう行動をとってくれるという、何の保証もないですしね。そもそも謝罪や譲歩を得られるような相手だったら、もうとっくにそれが得られてるんじゃないですかね」
私「うっ……正論過ぎて、ぐうの音も出ない」
カウンセラー(無言でうなづく)
私「でも、なんか納得できないですね」
カウンセラー「納得できない自分もひっくるめて、自分を許してあげるんですよ。『ああ私、納得できないなあ』でいいじゃないですか。だって納得しようがないんだから。納得できない、許せない、ココロの狭い私、上等じゃねえか!ってね」
私「自分を許せたら、他人も許せるようになると?」
カウンセラー「さあ、どうでしょうね?」
私「そんなこと、できますかねえ💦」
カウンセラー「急にはできないでしょうけどね。ちょっとずつですよ、ちょっとずつ。一進一退どころか、一進二退でもいいじゃないですか、ねえ」
そうね。確かに、私が私を許せなくて、誰が私を許せるというの😉