レポート1 「360度の展望!「高ボッチ高原」から北アルプス&諏訪湖を望む」

新宿から「特急あずさ」に乗って2時間半で塩尻に到着
新宿から「特急あずさ」に乗って2時間半で塩尻に到着

まずは「隠れた絶景スポット」とも言われる「高ボッチ高原」へ…。
塩尻駅から車に乗り30分ほどで標高1665mにある「高ボッチ高原」に到着。

取材したこの日は好天に恵まれ、眼下に松本市街地、南東に諏訪湖、西に北アルプス、中央アルプスまで360度のパノラマ状態!もっと空気が澄んだ日には「富士山」まで見えるんです。(この日は残念ながらダメでした。泣)

ここでひとつの疑問が…。「高ボッチ(たかぼっち)」という不思議な名前…。調べてみると、はるか昔、国づくりの神様と言われる"ダイダラボッチ"がこの地に腰を下ろして休んだという言い伝えが所以だそうです。

神様ダイダラボッチも感動したであろうこの絶景はおススメです!
「高ボッチ高原」へと続く山道は狭いので対向車に気を付けて下さいね!

標高1665mの「高ボッチ高原」で軽いハイキングもおススメ
標高1665mの「高ボッチ高原」で軽いハイキングもおススメ
この景色に見覚えありませんか?映画「君の名は。」で登場する「湖」はここから見る「諏訪湖」がモデルと言われています。
この景色に見覚えありませんか?映画「君の名は。」で登場する「湖」はここから見る「諏訪湖」がモデルと言われています。
冬は雪化粧した北アルプスも絶景
冬は雪化粧した北アルプスも絶景
もっと天気が良ければ諏訪湖の向こうに「富士山」の姿が…。
もっと天気が良ければ諏訪湖の向こうに「富士山」の姿が…。

レポート2 「開園106年!長野の老舗ワイナリー五一ワインを訪ねて…」

スタッフの皆さんと記念撮影。「五一ワイン」は、先代の名前から取っているそうです。
スタッフの皆さんと記念撮影。「五一ワイン」は、先代の名前から取っているそうです。

「桔梗ヶ原ワインバレー」は、長野県のほぼ中央に位置する塩尻市の奈良井川と支流の田川に挟まれた地に、明治初期から日本のワイン先進地として葡萄が栽培され、ワイン愛好家から、「桔梗ヶ原ワインバレー」=赤ワイン用の品種「メルロー」で知られています。

今回は「桔梗ヶ原ワインバレー」の中で1911年に開園された老舗のワイナリー「林農園・五一ワイン」を訪ねました。「林農園」は「メルロー」を長年の苦労の末に根付かせ、「メルロー」の生産地として「桔梗ヶ原」の名を広めました。


「林農園・五一ワイン」に到着後、農園を代表の林幹雄さんが案内してくれました。今年は、日照時間が少なかった影響で収穫は少し遅れているけど、ブドウの出来栄えは良好とのこと…。

整然と並ぶ葡萄棚には、これからが収穫の最盛期という「メルロー」「シャルドネ」「ピノ・ノアール」などワインで聞き馴染みのある葡萄の品種が美味しそうに実っていますが…

ところで、ワイン用の葡萄ってなんとなく酸っぱそうなイメージありませんか?何気なくそんな質問をすると林社長が笑顔で「食べてみな」と一粒ポンと手のひらに。食べてみると…「あ、甘い」しかも「凝縮された深~い甘味が」

「桔梗ヶ原といえばメルローといわれるようになったけど、これからは世界に通用するワインを育て上げることが夢」と語る林社長。
「桔梗ヶ原といえばメルローといわれるようになったけど、これからは世界に通用するワインを育て上げることが夢」と語る林社長。
酸っぱいと思いきや、深~い甘みが口に広がります。
酸っぱいと思いきや、深~い甘みが口に広がります。

例えばこの美味しさは巨峰の味わいでもなく、今流行りのシャインマスカットでもない。その違いはどこからくるのか?見た目の一番の違いは、粒の大きさ。巨峰と比べると2倍ほど。

林社長によると、実は生食用の葡萄は、実が大きいため水分が多く、食べやすいように皮を薄くするが、ワイン用は粒が小さいので、実に対して皮の比率が高い。葡萄の旨味と香りは皮にあるのだそうです。だからワイン用のブドウは、実が小さいのが優良とされるんだって。

葡萄棚の後、醸造過程、蔵のワインなどを見学して、お待ちかねの「ワインの試飲」!赤の「メルロー」、白の「シャルドネ」…ワインコンクールで入賞したワインなど試行錯誤の連続だった100年以上の歴史、そして作り手たちの思いを馳せながら【NAGANO WINE】の奥深さを堪能しました。

醸造責任者の添川一寛さんの案内でワイン醸造のタンクへ…。現在仕込み中のタンクを上から覗くと…、シュワシュワと醗酵するワインの音が。
醸造責任者の添川一寛さんの案内でワイン醸造のタンクへ…。現在仕込み中のタンクを上から覗くと…、シュワシュワと醗酵するワインの音が。
木の樽で寝かしたワインは、木の香りがほのかに感じるまた別の趣が…。
木の樽で寝かしたワインは、木の香りがほのかに感じるまた別の趣が…。

因みに飲めない方、ドライバーの方には「ぶどうのジュース」がおススメ!
普段「林農園・五一ワイン」の農園の一般見学は行っていないので、見学したい方は、スタッフにひと声お願いします。

レポート3 「平成の名水百選!城下町松本、のんびり水巡り」

松本市内は、散策がおススメ!松本駅から繁華街を抜ければ風情漂う城下の小路など、歩いて楽しく、食べて美味しい、散策コースが数多く存在。その中から、松本市街地の「湧水めぐり、中町めぐり」を紹介!

松本は、豊富な地下水が湧き出る湧水地帯で、市内中心部には、いまなお多くの「自噴井戸」、「湧水」が点在し、住民によって手厚く保全されています。ちょっと汗をかいて、のどが乾いたら、天然水が潤いと安らぎを与えてくれますよ。

戦国時代の永正年間に造られた現存する五重六階の天守は、日本最古の国宝の城。
戦国時代の永正年間に造られた現存する五重六階の天守は、日本最古の国宝の城。
「中町通り」は、再三にわたる火災から守るため、商人たちの知恵で「なまこ壁の土蔵」が造られ、その白と黒との簡潔なデザインの土蔵造りの家が今なお多く残っており、古き松本の雰囲気を漂わせています。
「中町通り」は、再三にわたる火災から守るため、商人たちの知恵で「なまこ壁の土蔵」が造られ、その白と黒との簡潔なデザインの土蔵造りの家が今なお多く残っており、古き松本の雰囲気を漂わせています。

まずは、ココでしょ!松本のシンボル、国宝・松本城!
お濠で優雅に泳いでいる白鳥と松本城バッグに記念撮影してから蔵のある「中町通り」へ…。

信州蜂蜜本舗の店頭で販売しているソフトクリーム。濃厚なソフトクリームにトッピングは、りんご、アカシア、そば、とちの4種類の蜂蜜からどうぞ!
信州蜂蜜本舗の店頭で販売しているソフトクリーム。濃厚なソフトクリームにトッピングは、りんご、アカシア、そば、とちの4種類の蜂蜜からどうぞ!
中町から少し歩いたところにある「信州蜂蜜本舗」
中町から少し歩いたところにある「信州蜂蜜本舗」
「松本民芸家具」は、常時400点あまりを展示
「松本民芸家具」は、常時400点あまりを展示


「中町通り」は、白壁と黒なまこの土蔵が立ち並び、時代をさかのぼったかのような風景が広がる通りで、小さいけれど個性的な店がいっぱい!

ぶらり立ち寄ったのは、「松本民芸家具・中央民芸ショールーム」。土蔵造りの建家の中に、松本民芸家具の世界が広がっていて、常時400点あまりを展示。ロッキングチェアに座りながら優雅なひと時を…。

そして牡丹と唐獅子の看板が目印の明治40年創業の漆器店や、和菓子屋さん、スイーツの美味しいカフェなど立ち寄りながら、「蔵シック館」前の井戸でお水を一口。
「あ~おいしいっ」!!

明治40年創業の「伊原漆器専門店」。木曽の漆をはじめとして良質な品を日本全国から集めています。
明治40年創業の「伊原漆器専門店」。木曽の漆をはじめとして良質な品を日本全国から集めています。
市内を流れている「女鳥羽川」。橋の上から川のせせらぎを見ているだけで時間が止まったように。
市内を流れている「女鳥羽川」。橋の上から川のせせらぎを見ているだけで時間が止まったように。

松本市内散策はゆっくりと時間をかけて歩いて楽しんでください。

レポート4 「120年以上前に建てられた蔵を改装した“レストラン ヒカリヤ”で贅沢ランチ」

松本で、信州・長野ワインと一緒に優雅な食事を提供する「レストラン ヒカリヤ」。まずは蔵屋敷の外観から圧倒!そこは、120年余年の歴史を刻む歴史的建築物、名門商家「光屋(ひかるや)」をリノベーションし、今から10年前に蘇った。

この歴史的建築物は取り壊しが取りざたされていた。その時「松本の歴史が薫る蔵造りを後世に伝えたい。博物館としてではなく、常に人が集って利用する形で建物を生き返らせたい」と。現オーナーが立ち上がった。
この歴史的建築物は取り壊しが取りざたされていた。その時「松本の歴史が薫る蔵造りを後世に伝えたい。博物館としてではなく、常に人が集って利用する形で建物を生き返らせたい」と。現オーナーが立ち上がった。

「ヒカリヤ」は「ニシ」と「ヒガシ」に分かれていて、「ヒカリヤ ニシ」はフレンチ、「ヒカリヤ ヒガシ」は日本料理。屋敷に入ると中庭には湧水の池があり、蔵を改装した空間でのお食事が人気。

空襲から守るため、白い壁を汚した名残が…。
空襲から守るため、白い壁を汚した名残が…。
この日のメニュー
この日のメニュー
ソムリエでもあるヒカリヤマネージャーの後藤 公彦さん
ソムリエでもあるヒカリヤマネージャーの後藤 公彦さん


今回は「ニシ」のフレンチのランチコースをいただきました。

この日のメニュー!
前菜…地元の安曇野、池田町産のベビーリーフのテリーヌ
スープ…トマトのシャーベットととうもろこしのスープ
メイン…安曇野の豚のロースとバラ肉をミルフィーユ状にして、塩麹でマリネ。それを豚の網脂で巻いてロースト。更に安曇野の野菜10種類を添えています。

そしてワイン…
(白)安曇野・安曇野ワイナリー「シャルドネ・シュールリー」2015
(赤)塩尻 メルロー(塩尻メルロ・サントリー)



長野県産の食材をふんだんに取り入れ、その素材を活かした繊細な料理の質はもちろん趣ある空間とレトロな雰囲気の中、料理を目、鼻、口で五感を通して、はるか遠く明治の時代に想いを馳せながら思う存分酔ってみては?

アフタヌーンティーのようなデザート
アフタヌーンティーのようなデザート

レポート5 「個性あふれるお風呂は7種類!ソムリエ厳選長野ワインも揃える追分屋旅館」

信州松本・美ヶ原温泉に、【NAGANO WINE】をグラスで楽しめる純和風旅館「追分屋旅館」。

「追分屋旅館」の特徴のひとつに、旅館に泊まってのんびりしながら、好きなときにいろいろな【NAGANO WINE】を飲み比べることができること!

今回の宿、美ヶ原温泉「追分屋旅館」」に到着
今回の宿、美ヶ原温泉「追分屋旅館」」に到着
テラスには、足湯もあり、旅の疲れに…、夕食後に…、本を読みながら…、あなたなりに使える贅沢な空間。
テラスには、足湯もあり、旅の疲れに…、夕食後に…、本を読みながら…、あなたなりに使える贅沢な空間。

どういうことなのか?
実は「追分屋旅館」にはソムリエがいるんです。その方は3代目にあたる専務の花岡秀敏さん。因みに旅館なので堅苦しい印象を与えないようにと、普段はソムリエの格好はしていません。

3代目は、お客様にもっと気軽にワインに親しんでいただきたいとワインサーバーを導入!
いつも8種類のワインがセルフで楽しめ、もちろんボトルは、厳選された信州産ワインなど40種類以上提供。

ソムリエでもある、追分屋旅館の3代目・花岡秀敏さん
ソムリエでもある、追分屋旅館の3代目・花岡秀敏さん
追分屋旅館ではワインサーバーを備え、8種類のグラスワインがワインカードを使用しセルフで頂けます。サーバーには抜栓後の劣化を防ぐ機能があり、量は、テイスティング、ハーフグラスワイン、通常グラスワインと3段階の中で好みの分量が選択可能。
追分屋旅館ではワインサーバーを備え、8種類のグラスワインがワインカードを使用しセルフで頂けます。サーバーには抜栓後の劣化を防ぐ機能があり、量は、テイスティング、ハーフグラスワイン、通常グラスワインと3段階の中で好みの分量が選択可能。

さらに追分屋自慢の料理は、地元食材を中心にした懐石風。この懐石の特徴は、お客様に楽しんでいただくために、毎年テーマを定めて、テーブルセッティングに工夫が…。

2015年は「葡萄の浪漫 山辺の郷」
2016年は「美しき信濃の名城」(大河ドラマ「真田丸」にあやかり松本城を題材)
そして今年2017年は「芸術の町 松本」

味で楽しめ、器でも楽しめます!

信濃ワインの「メルロー」赤(メルロークラシカル)
信濃ワインの「メルロー」赤(メルロークラシカル)
メインは、「信州牛のすね肉の煮込み トマトソースがけ」
メインは、「信州牛のすね肉の煮込み トマトソースがけ」

もちろんお風呂も自慢!
温泉は、入れ替え制で利用できる6つのお風呂と別邸の貸切風呂があり、それぞれに趣が異なりますが、美ヶ原温泉の源泉100パーセント!

photo by 高田梓

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