保険の給付は大きく分けて2種類あります。
それは、
定額給付型と実損填補型
です。
定額給付型
は、皆さんも生命保険や医療保険を検討する時、
死亡保障は◯千万円
とか、入院したら
1日あたり◯千円
と言うふうに考え、契約しているかと思います。つまり、
約款上定められている状態に該当したら、その契約されている金額が支払われる
というものです。なので、例え、60日入院し、60万円治療費などに掛かったとしても、契約が1日あたり5,000円なら30万円しかおりないということ。逆にちょっとした入院や手術でも意外と多く給付される事があり、こういった事がよく
保険で儲かった
発言につながるのです。ここで良く
保険料ずっと払ってんだから得してるはずないだろ。バカだなぁ。
という声が聞かれるが、自分はそれは確かにそうだけど、したり顔で批判するのもどうなのかなと思ってはいる。
だったら、気持ち的に得した気分ってのもいいんじゃない❓と。
まぁ、それが騙されているんだよと言う人もいるかもですが…。一方、自動車保険や火災保険などで用いられるのが
実損填補型
であって、こちらは基本的には、
実際に被った損失に対し、給付が行われる
というもの。例えば、その損失が10万円であれば、給付は10万円。100万円であれば100万円と言った具合だ。つまり、理論上は
損はしないが得になる事もない。
但し、そうするとここでも保険料は発生しているわけだから、
その分は損している
という事になる。いずれにしても、定額給付型も実損填補型も
ちょっとした給付では得はしないのです。
が、自動車保険や火災保険は無駄とは言われず、医療保険や生命保険ばかりが批判の対象になるのはいかがなものかなと思ってしまうのです。
ちょっとしない大事故の為に自動車保険や火災保険は備えているんだよ‼️
まぁ、確かにそんな場合はとても自分では払いきれないし、万一そんな事が起こってしまった場合は支払った保険料以上のものが返ってきますね。でも、それは、
死亡保険も同じです。
こんな事を言われた事があります。
損害保険は場合によっては何億という補償もしてくれるのに生命保険は保障は◯千万しかないのに保険料が高いじゃないか❓
いやいやいやいやリスクの問題です。
交通事故によって高額所得の方に万一の事をしてしまうリスクと、交通事故を含む全ての死亡のリスクの差です。
また、他にもこんな事を言われた事もあります。
自動車保険や火災保険は相手に迷惑がかかるから。
相手というのは、どこからの範囲を指すのかわかりませんが、あなたに万一の事があった場合、遺された
妻や子供は相手に入らないのでしょうか❓
既婚じゃなかったとして、
両親は相手ではないのでしょうか❓
身近な相手。もっとも重要な相手の事をしっかりと思いやって下さい。
いずれにしても、金融商品関係の中で保険は、おそらく
唯一、顧客に損を前提として作られているものかもしれません。
でも、それが保険なのです。
では、そのうち❓保険の仕組みについて書いて行こうかなと思います。
読んだ方は是非🙇します↓