最近よく耳にする「ノマドワーカー」という言葉。「ノマド(nomad)」は英語で遊牧民という意味で、会社などの特定の職場ではなく、遊牧民のように場所を移動しながら働く人達のことをノマドワーカーと言います。具体的には、ノートパソコン、スマートフォン、タブレット端末などを使い、Wi-Fi環境のあるカフェなど、オフィス以外の場所で仕事をする人を指します。
あぁ、これって私の理想の働き方だわ~
毎日の地獄の満員通勤電車、上司からのチクチクお小言、時間の無駄としか思えない生産性のない会議...そんな会社員生活のストレスから解放される働き方、それこそが「ノマドワーカー」ではないか!
ノマドワーカー(働く場所を選ばない)=海外で暮らしながら収入も得られる!実際に海外生活しながら日本企業から収入を得ている人は多いです。
海外在住の日本人ノマドワーカー
私の知人にも、海外で暮らしながら日本企業から仕事を請け負って生計を立てている人が結構います。海外在住なのでノマドの定義(遊牧民)からは若干外れるかもしれないけど、場所を選ばず仕事できるのって魅力的ですよね!
1. 作家
こちらで知り合った日本人に職業を尋ねると、作家さんであることが意外と多いです。パソコンとインターネットさえあればどこでも執筆活動できるのが良いですよね!打合せなどで日本と海外を往復する生活をされている人も多いようですが、海外生活していると日本食が恋しくなることもあるので、個人的には羨ましい限りです。
2. 翻訳家
翻訳(英語→日本語)を仕事にしている人も多いです。やっぱり英語ができるって得だと思うんです。このグラフは、Wikipediaの2017年の言語別コンテンツの割合。英語がダントツ1位なのがお分かりいただけると思います。新しい文献などはまず英語で出てくることが多いので、英語の翻訳業は尽きる事がない職種なのかなーとも思います。
3. カメラマン
フリーのカメラマンで海外在住の方も結構います。日本企業に所属している訳ではないのでノマドというよりはフリーランスだと思いますが。言語を問わないアートの世界で活躍される方はやっぱりグローバル思考な方が多いですね!
4. クラウドソーシング
「クラウドワークス」や「ランサーズ」は、コピーライターやデザイナー、プログラマー、エンジニアと企業をマッチングするサイトで、海外にワーホリなどで来た学生さんなどが生活費の足しに活動されているケースが多いです。カナダは生活費が高いので、これらのクラウドソーシングだけで暮らすのは難しいものがあるけれど、東南アジアなどの物価の安い地域であればギリギリ生活できるのかもしれないですね。高価なスキルを持っている人であれば、海外生活もOKかも?
5. ブロガー、ユーチューバー、インスタグラマー
身近に知り合いはいないのですが、ブログやYoutubeの広告収入で生計が立てられるようになれば、ノマドで海外生活も夢じゃないですね! とはいえ、インフルエンサーと呼ばれるレベルにならないと、これだけで生活するのは厳しいのかもしれませんが...
ノマドワーカーのメリット・デメリット
近年増えつつある新しい働き方であるノマドワーカーは、QOL(Quality of Life)ワーク・ライフ・バランスを向上させるのにも有効です。だけど、良い点ばかりでなく、悪い点もあるので決断する前には熟考することをオススメします。
メリット
- 働き方は自分次第!自分が思い描いていた理想通りの生活をすることが可能。.
場所も時間も自由、働くことに捕らわれるものがない。
- オフィスに出勤する必要が無いので、交通費やスーツ代などの費用がかからない。外で作業する場合でも、電車でどこかに出かける必要は無く、近所のカフェで十分!
デメリット
- すべて自己責任、誰も守ってくれない。
- 病気で仕事ができなかった場合は、直接自分の収入に響く。収入だけでなく、ビジネスパートナーやクライアント、お客様との関係性に響いた結果、仕事を失う可能性の高さは会社員の比ではなく、大きな責任が問われます。
- セキュリティ関連。企業機密や個人情報などを漏洩してしまった場合、信用を失うばかりか、多額の損害賠償を請求されるケースも充分に考えられる。
- 保険や年金に自分で加入する必要がある。確定申告も自分で行う。
ノマドワーカーは「自由」という最大のメリットを手に入れる代償として、様々なデメリットが発生します。しかしノマドワーカーになったことで後悔しているという人は少なく、むしろこの先も続けたい、幸せになったと思っている人が多いそうですよ!
新しい生活スタイル、考えてみませんか?