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こんにちは。
前回の記事でもご紹介しましたが、COMSAのICOが早速盛り上がって来てますね。
前回は大まかな概要だけでしたが、今回はCOMSAのICOに参加するメリットや懸念点について見ていきたいと思います。
COMSA(コムサ)の発端は?
近年はICOが加熱しており、数々の通過が誕生して来ました。
暗合通貨市場自体の時価総額もうなぎのぼりの状態であり、ますます成長しています。
Coinschedule – Cryptocurrency ICO Statistics
近年のICO加熱の中、企業が法的な問題もクリアしつつ、安心安全にICO・トークン発行・ブロックチェーンを用いたサービスを行うためのプラットフォームとしてスタートした日本発信のICOです。
トークン部分を簡単に説明すると、
COMSAでは、ビットコイン・イーサリアム・NEM(XEM)ブロックチェーンをペッグ(連動)させたトークンを発行できます。
COMSA(コムサ)トークン詳細
トークンは我々は、ビットコイン・NEM・イーサリアムの3種類で購入することができます。
トークン概要はホワイトペーパーから抜粋
- トークンセールの参加者は、1USD相当の購入に対して、1 COMSA(シンボル:CMS)トー クンを取得する。セール時には発行数の上限は設定されない。
- トークンセール終了時、トークンセール参加者に発行されるトークン数と同数のトークンが 追加発行され、総発行数はそこでロックされる。言い換えれば、申し込み数を100%とした 場合、もう100%が追加発行されることとなる。
- この追加発行された100%を分母として、そのうち10%がトークンセールのリフェラルボー ナスとして紹介者に配布され、40%は既存のテックビューロ経営陣、ステークホルダー、 開発者、従業員、契約社員、そしてCOMSA ICO協議会運営に配布される。50%はテック ビューロが保持し、将来の開発、将来の配布、マーケティング、パートナーシップ、報酬、 事業拡大などにあてがわれる。
- 結果として、総発行量の55%がトークンセールの貢献者に配布されることとなる。
トークン発行枚数は決まっておらず、無制限
現在発行数量は決まっておらず、トークンセールが終了した際に発行数量が決まるということになるため、枚数制限はありません。
1CMSトークン=1ドル相当=約108円。
例えば、1000の COMSA(コムサ)トークンを自身が取得したとすると、追加で100%分の1000のトークンが発行されます。
そして、追加発行された1000のトークンのうち10%が、トークンセールの紹介ボーナスとして紹介者に寄付され、40%はテックビューロ経営陣やCOMSA(コムサ)ICO協議会運営に、配布され、50%はテックビューロが保有します。
つまり、1USD相当の出資に対して得られる1CMSトークンの実質的な価値は、ICO直後にほぼ半額になることになり、また、テックビューロが保有する50%はいづれ将来的に売られることを考えると
現実的には「CMSが将来的に経営陣に売られる=トークン価値が下がる=ICO参加者の利益が減少する」という流れも予想できます。
COMSA(コムサ)トークンにより調達した資金の用途
COMSA(コムサ)トークンにより調達された資金の使い方は以下になります。
- ブロックチェーン技術、特にトークンを用いたビジネスプランとサービスデザイン。
- 既存ビジネスにおけるアセットのサイバースペース上でのトークン化。
- ICOとトークン化におけるリーガルサポート。
- 他言語のホワイトペーパー作成。
- クラウドセールプラットフォームを用いたトークンの作成と販売。
- Zaif取引所でのマーケット提供。
- オンプレミスもしくはクラウドBaaS環境での、内部勘定システムのためのプライベートブロックチェーンmijinの提供。
- NEMパブリックブロックチェーン上で、法定通貨建てと主な暗号通貨建てでの商取引を可能とする、ネットワークフィー委任サービスとペッグされたトークンの提供。
- NEMブロックチェーン上でのスマート・サイニング・コントラクトの開発。
- Ethereumブロックチェーン上でのスマート・コントラクトの開発。
COMSAトークンを持つメリット
以下ホワイトペーパーより
トークンセールにて販売されるCOMSAトークンは、2号案件以降のICOでの払込みに使用することによって、5%以上の追加プレミアムボーナスが約束されます。
CMSトークンの保有者に対しては、今後のICO案件において特別なクローズドのプレセールへ招待される特権が付与される予定である。
トークンセール中に、トークンを保有するメリットとしてCOMSA(コムサ)での今後のICO案件に対して5%以上のプレミアムボーナスが獲得できます。
これらのメリットはかなり大きいと思います。
COMSAのICOだけでなく今後のICOにおいてボーナスが付くだけでなく、先行してプレセール情報が受け取れる。COMSAが提供するICOですからそうそうこけるようなものは提供しなさそうですし、メリット部分は大きいです。
COMSA(コムサ)トークンの取り扱い取引所(予定)
COMSA(CMS)トークンの売買ができるのは、ICO終了後Zaif取引所です。
Bittrexなどの海外取引所でも上場するかもしれませんが、現時点ではZaif取引所以外での取り扱い予定はありません。
気になるCOMSA(コムサ)の価値上昇は?
そもそも、往来のICOでは上場した時点で価値が爆上がりなんてこともありますが、これはプレセールで買えなかった方々が一気に買ったりする要素も含まれてます。
しかし、COMSAの場合は、これだけ宣伝されており多くの方がトークンを保有することになるかと思います。よって、ZAIFに上場した時点で価値が急上昇なんてことは考えづらく、少なくとも長期的にCOMSA自体に投資する形で見ていきます。
COMSAの現在の戦略は、中央集権化された実ビジネスをまずブロックチェーン側に誘導し、それを非中央集権化された要素で拡張し、そして技術が成熟した暁にはそのビジネスモデルをさらに非中央集権化された状態へと改良していく、というものである。
この目標がどれだけ実現できるかにかかっていますし、COMSAを信じて投資することに意味がありますね。
COMSAトークンの懸念点
まだあまり、懸念点が上がって来ておりませんが、いくつか考えられる点を挙げておきます。
- トークンセール終了後2倍の発行数量になるため、相対的に価値が下がる恐れがある
テックビューロ社や経営陣の保有分が仮に、市場で売られることがあれば、流通量が少ないCMSトークンは簡単に値下がりする可能性もあるということで、一番の懸念要素かなと思います。
- トークンの需要がどこまで伸びるか
日本企業のフィンテック大手テックビューロ社が率先してプラットフォームを作ることで、協力体制のもと、新しいサービス開発の為にICO参加を決める日本企業は増加していく可能性がありますが、逆に言えば参入がされないとトークンの需要も減り、原価以下で投げ売られる可能性も考えられます。
しかし、フィンテック分野やブロックチェーン技術はまだ発展段階であり、世界展開プロモーションが成功すれば、日本企業が発行したトークンが海外取引所で上場し、価値が上がるなんてシナリオも予想できます。
さいごに
以上、客観視した部分もありますが、投資する上ではまだ判断材料が少ないです。
投資は最終的には自己判断ですので、しっかり吟味してもらえればと思います。
読んでいただきありがとうございました。