サンマ不漁で「目黒のさんま祭」に冷凍もの発送へ 宮城

サンマ不漁で「目黒のさんま祭」に冷凍もの発送へ 宮城
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17日、東京・目黒区で行われる恒例の「目黒のさんま祭」に生サンマを提供している宮城県気仙沼市の実行委員会は、不漁の影響で十分なサンマが確保できないため、去年水揚げして、冷凍させたサンマを発送することになりました。生のサンマが確保できないのは震災の年を含めて初めてで、実行委員会は「苦渋の決断だ」と話しています。
全国有数のさんまの水揚げ量を誇る気仙沼港では毎年、東京・目黒区で開かれる「目黒のさんま祭」に生サンマを提供してきましたが、今シーズンの水揚げ量は186トンと不漁だった去年に比べても4割以上減っています。

このため、気仙沼市の職員や商工会で作る実行委員会は、17日に開かれることしのまつりでは生サンマを断念し、代わりに去年水揚げし、一度冷凍させたサンマおよそ5000匹を発送することを決めました。

気仙沼港では、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた平成23年を含めて21年間、祭りの前日にとれた新鮮な生サンマを送り続けていましたが、生サンマが確保できないのは初めてだということです。

さんま祭りをめぐっては、今月10日に品川区で行われた「目黒のさんま祭り」でも毎年サンマを提供していた岩手県宮古市がサンマを確保できず北海道で水揚げされたものを使用しています。

実行委員会は「ギリギリまで待ったが、漁船の入港が見通せないため苦渋の決断だった。解凍したサンマもおいしく食べられるので楽しみにしてほしい」と話しています。

サンマ不漁で「目黒のさんま祭」に冷凍もの発送へ 宮城

17日、東京・目黒区で行われる恒例の「目黒のさんま祭」に生サンマを提供している宮城県気仙沼市の実行委員会は、不漁の影響で十分なサンマが確保できないため、去年水揚げして、冷凍させたサンマを発送することになりました。生のサンマが確保できないのは震災の年を含めて初めてで、実行委員会は「苦渋の決断だ」と話しています。

全国有数のさんまの水揚げ量を誇る気仙沼港では毎年、東京・目黒区で開かれる「目黒のさんま祭」に生サンマを提供してきましたが、今シーズンの水揚げ量は186トンと不漁だった去年に比べても4割以上減っています。

このため、気仙沼市の職員や商工会で作る実行委員会は、17日に開かれることしのまつりでは生サンマを断念し、代わりに去年水揚げし、一度冷凍させたサンマおよそ5000匹を発送することを決めました。

気仙沼港では、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた平成23年を含めて21年間、祭りの前日にとれた新鮮な生サンマを送り続けていましたが、生サンマが確保できないのは初めてだということです。

さんま祭りをめぐっては、今月10日に品川区で行われた「目黒のさんま祭り」でも毎年サンマを提供していた岩手県宮古市がサンマを確保できず北海道で水揚げされたものを使用しています。

実行委員会は「ギリギリまで待ったが、漁船の入港が見通せないため苦渋の決断だった。解凍したサンマもおいしく食べられるので楽しみにしてほしい」と話しています。