誰もがSNSで情報発信できる時代だからこそ、瞬く間に世界中に広まっていく様々な情報。でも中にはフェイクなものも含まれている。
人は信じたいものを肯定しちゃうし、願望が具現化されたものをウェルカムしちゃう習性があるので、フェイクと気が付かずにうっかり拡散しちゃう場合があるし、元々ある写真にもっともらしい嘘の理由が後付けされて拡散される。
修正しても後の祭り。拡散速度が速すぎて修正が追い付かないのだ。以下ではフェイクでありながら一気に拡散され、多くの人が信じてしまった10の写真である。
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イエティは存在した!?
昨年、スペインのサイト「フォロコチェス」に投稿された、スペイン北東部のスキー場で撮影したとされる写真。
投稿主は写真2枚のほか、ユーチューブに動画も投稿し、「一体なんだ?」と問いかけている。しかしフォロコチェスはユーザーの投稿を主体とするサイトでフェイクがいくつもある。また雪の上の足跡にも注目すべきだ。
ロシア(旧ソ連)の精神病院の少女
1952年当時、ロシアの不気味な精神病院を撮影したというふれこみで拡散されていった写真である。超常現象の証拠として拡散されたものだ。しかし写真の本当の出処はドイツのパフォーマー、ピナ・ボシュの作品「青髭」である。少女は壁に向かって浮いているように見えるが、壁の穴によって体を支えている。
90センチのバッタを持つ男
動物を大きく見せた写真はSNSにあふれている。この男が片手に巨大なバッタをぶら下げた1枚もそうだ。本当にバッタがそこにいるのであれば、男のズボンや地面に影が映るはずだ。未加工の写真は1937年にコールズ・スタジオが著作権を持っていたものだった。
凍結したベネチアの運河
2014年2月に話題となった、寒波で凍りついたベネチアの風景とされた写真。「凍れるベネチア」と題されている。
大勢の人々が信じたが、写真が投稿される前にベネチアが寒波に襲われたことはなかったし、ベネチアが凍りついたことも一度もない。
作者はロバート・ジョンズというアーティストで、バイカル湖で撮影した写真をベネチアの写真と合成した。誤解を生み出したが、彼の意図は単にアーティスティックな作品を作ることで、騙す意図はなかった。
配達バッグに子供を入れた郵便局員
子供が郵便物として配達されていたのだろうか? 当時の様子を写した歴史的資料として拡散されたが、数あるジョーク写真の1枚である。
だが実は当時幼い子供を郵便物として運んだという本物の記録はいくつか残されている。例えば、1914年に5歳の少女がアイダホ州グレーンジビルの両親の家から120キロ先の祖父母の家まで53セントで郵送されたという記録がある。そうしたサービスはやがて禁止された。
ジョン・F・ケネディとマリリン・モンローの抱擁
アメリカ人から最も愛される大統領ジョン・F・ケネディと当時最高のセックスシンボルだったマリリン・モンロー。
彼女はJFKとロバート・ケネディ司法長官と関係があったとされ、それについて公表しようと記者会見を開こうとしていたらしい。そのマリリンとJFKが抱き合う姿とされる写真がネットに出回っていたが、これはフェイクであり、少なくとも写真に残された形でこのように抱き合ったことはない。写真はアリソン・ジャクソンというアーティストの作品である。
紫に染まったスコットランドのフェアリープール
非常に美しい写真であることは間違いないが、実際のフェアリープールでこんな風景は見られない。そもそもオリジナルはフェアリープールの写真ですらなく、ニュージーランドのショットオーバー川の風景だ。
何者かがショットオーバー川を写した写真の色を加工し、それをフェアリープールのものとして公開。それが2013年後半に一気に拡散された。
G20でプーチン大統領を睨みつける他国の指導者たち
2017年に開催されたG20ハンブルクサミットの一場面とされるもの。トランプ米大統領ら各国の指導者たちがプーチン露大統領を凝視している。
まるでプーチン大統領が何を言い出すかと待っている部下のようだが、こんなことは起きていない。そもそもプーチン大統領はそこにいなかったのだ。彼の席は空席であり、指導者たちが見つめていたのはプーチン大統領の背後にいる人物だ。
我が子を救うために自らを犠牲にしたインパラの母
子供たちを守るため、自らをチーターに食わせたインパラの母親を写したとされる写真。撮影者の野生生物カメラマン、アリソン・バティジーグがこのすぐ後うつ病に陥ったというエピソード付きだ。
そんなストーリーを誰が考えたのか知らないが、本当はチーターの母親がインパラで子供に狩りの仕方を教えている場面である。しかしチーターの子供はむしろインパラと遊びたがっているようで、それゆえにインパラはショックで身を固めているとバティジーグは推測している。
両親の墓の間で眠るシリアの孤児
シリア内戦の悲惨さについてはいくつものニュースが伝わっているが、この写真もそれを伝える1枚とされた。
「シリア、両親の間での眠り」とキャプションが添えられた写真は一気に拡散されたが、実はアートプロジェクトである。
撮影者は25歳のアブドゥル・アジズ・アロタイビで、写真の少年は彼の甥である。墓はただ石が積まれただけのもので、両親は眠っていない。本作品がフェイスブックに投稿されたとき、はっきりと創作と明示されていた。
via:Fake Viral Photos That Spread Faster Than Bacteria/ translated by hiroching / edited by parumo
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コメント
1.
2. 匿名処理班
上記の写真では自分は騙されてないから分からんのだが
アメリカが着々と研究開発してるSTAP騒動にしても、ドイツの首相が騙された難民写真にしてもさ、
感情的やヒステリックな人達が一番害悪なんじゃないかなとふと思った。
3.
4. 匿名処理班
「民衆は真実を知りたいんじゃない、知りたいことを知りたいんだ。」
パウル・ヨーゼフ・ゲッベルス
5. 匿名処理班
真実を語っても信じてもらえない
証拠写真が存在しても、偶然映った映像でも加工扱い
フェイクが増えると、真実が有耶無耶になってしまう
6. 匿名処理班
プーチンの写真が無いよ!
ベネチアのはリアルタイムで見てたなぁ
7. 匿名処理班
初見の写真もいくつかあるが見覚えある写真も多いや。
全部嘘だったとはなぁ、すっかり鵜呑みにしてた。
とか思って読んでいてふと気づいたが、"この記事"の事も完全に鵜呑みにしててちっとも疑っていなかった…
たまには鵜呑みにせずちょっと疑ってみるかな…
本当に全部フェイクなの?本当に嘘?本当は本当だったりするんじゃないの?
8. 匿名処理班
シリアの孤児のやつはフェイクでよかったと心から思った!!
9. 匿名処理班
帝国の逆襲でマークハミルボコってたヤツかな?
10. 匿名処理班
湾岸戦争の時の「油まみれの海鳥の写真」
邪悪なフセインの環境テロだと報道されてた
写真じゃなくて動画だったかな
子供心に信じて真に受けてた
11. 匿名処理班
インパラに関しては真相すら推察なんですがそれは
12. 匿名処理班
>嘘だ気が付いてと修正しても後の祭り。
「嘘だ気が付いて」では方言のようですし、「と」の位置がおかしいです。
嘘だ「と」気がついて
嘘「と」気がついて
このように修正すべきではありませんか。
13. 匿名処理班
♪たとえくり返し何故と尋ねても 振り払え風のようにあざやかに
♪人はみな 望む答だけを聞けるまで尋ね続けてしまうものだから
14. 匿名処理班
「ハゲワシと少女」みたいに匿名の勝手な憶測が真実として語られる時代だから怖いね。
15. 匿名処理班
『精神病院の少女』
コンテンポラリーダンスのピナ・バウシュとヴッパタール舞踊団かな
16. 匿名処理班
巨大バッタのやつFAKE写真関連で出てくることが多いけど、ハンターと風景の部分と、バッタ部分で画質が余りにも違いすぎて、むしろ騙される人がいる方が不思議
元写真はウサギの後肢か耳を掴んでぶら下げてるとか何だろうなぁ、という根拠の特にない勘
17.
18. 匿名処理班
本人たちがアートや偽物だって明記してたのに、
その尾ひれを外して媒介しちゃう人って、かなり重罪よね。
結局、騙された人達の怒りが本人に行ってしまう。
19. 匿名処理班
権威あるものでも平気で捏造を行うので何を信じていいか判断に困るが、
証拠もなしに何でもかんでも創作認定する輩はもっと困る。
自分一人が信じるだけなら構わないが、根拠もなく他人に真偽を押し付けるのはやめてもらいたいものだ。
20.
21.
22. 匿名処理班
テガミバチが実話だったとは…