みなさまどうも, なるとんです.
長女の通うこども園では, 英語教育にも力を入れてくれているようで, 年中の時から, 英語の講師を招いた英会話教室を毎週開講してくれています. そのおかげか, 長女は時々, 「りんごは英語でappleなんで!」と得意げに英語について話すことがあります. 某アポーペンの人が登場した時には, しきりに発音をまねていました(それがいいことなのかは分かりません).
とてもありがたいこども園での英会話教室なのですが, 父として切にお願いしたいことができてしまいましたので, 本日はその件について書いていきたいと思います.
そもそも日本の英語教育の現状は?
現在の日本は言うまでもなく, 経済や社会など様々な面でグローバル化が進展しています. 私の領域で言えば, 和文の論文よりも英文の論文を投稿した時の方が, 業績としても高くみられます. まぁ, 研究成果を報告するのが論文なので, 英文で投稿した方がより多くの人に見てもらえることを考えれば当然かもしれませんね.
このような現状の中, 平成15年の3月に文部科学省より「英語が使える日本人の育成のための行動計画」が策定されています. 18頁にわたって, 「英語が使える日本人」を育成するための行動計画が記載されています(ちなみにオンラインで閲覧可能です).
この行動計画での目標は, 大きく国民全体に求められるものと, 専門分野に必要な英語力や国際社会に活躍人材などに求められる英語力について立案されていました.
・国民全体に求められる英語力は, 「中学校・高等学校を卒業したら英語でコミュニケーションができる」こと
〇中学校卒業段階:挨拶や対応, 身近な暮らしに関わる話題などについて平易なコミュニケーションができる(卒業者の平均が実用英語技能検定(英検)3級程度).
〇高等学校卒業段階:日常的な話題について通常のコミュニケーションができる(卒業者の平均が英検準2級から2級程度).
・ 専門分野に必要な英語力や国際社会に活躍人材などに求められる英語力は, 「大学を卒業したら仕事で英語が使える」こと
〇各大学が, 仕事で英語が使える人材を育成する観点から, 達成目標を設定(各大学で英語を使う領域や状況が違うということでしょう).
日本では, 国策として英語教育に取り組んでいたのですね. こども園で英会話教室が開講されていることも, これらのような施策のおかげだと思います.
それでは, 実際の日本の英語教育はどのくらい成果を上げているのか?
先行研究によると, 悲しいことに日本の英語教育に関しては否定的な意見が多いようです. 例えば, 「6年間もかけて文法を一生懸命教育することにはあまり意味がない.」「きちんとした発音ができていない.」などの意見です. これらのような先行研究は, WEB上でも無料で閲覧できますので, 興味のある方は検索してみてください.
私は, 言語学の専門家ではないため, 日本の英語教育についていろいろと述べることができるほど高尚な意見は持ち合わせていませんが, 実際に英語の重要性を感じるようになったのは, 大学を卒業して働き始めてからでした. 中学校や高等学校でも当然勉学としてはこなしてきましたが, 「使っていたか」と聞かれると, 使う機会がなかったということが正直なところです. .
当然のことながら, 現在は英文の論文も書きますし, 国際学会にも出席するため, 英語が必須となります. しかしながら, お恥ずかしいことに, 初めて出席した国際学会では, 中学校や高等学校であれだけ勉強したにもかかわらず, あまり英語でコミュニケーションをとることができませんでした. つまり, 知識としてストックがあるのにそれを使えなかったのです.
何度か国際学会に出席するうちに, 次第に使えるようになってきました. これは完全に私の主観ですが, やはり使う環境に身を置くことが一番の近道なのかもしれませんね.
そういう意味でも, こども園が, 英会話の時間を設けてくれていることは, とてもありがたいことなのだと思います.
ところでなにが言いたかったのか?
さて, ここまでは私が自分なりに日本の英語教育について調べたことについて書いてみました(あくまで個人的な意見です)が, ここから本題に入りたいと思います.
先述した通り, 長女は時々得意げに英語を披露します. ある日のことです.
長女「Mommy!」
妻 「はぁい. どうしたん?」
長女「お母さんを英語で言うとマミーなんで!」
妻 「そうやね. よくできたね. 」
長女「うん!」
私 「すごいじゃないか. じゃあ, お父さんも英語で言ってみてよ. 」
長女「それは知らん. 」
私 「えぇーーーーーー!」
こども園の先生方...いろいろと本当にお世話になっております...英会話教室にも本当に感謝しています...しかし!「お父さん」も英語でいえるようにして頂けると本当にうれしいです.
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