偵察機戻る 北朝鮮の動向警戒か


沖縄のアメリカ軍嘉手納基地で北朝鮮が弾道ミサイルを発射するおよそ3時間前に飛び立ったとみられるミサイルの追尾機能を備えた電子偵察機が15日午後0時半ごろ基地に戻ったのが確認され、北朝鮮の動向を警戒していたものとみられます。

嘉手納基地に戻ったのは、アメリカ軍の電子偵察機RC135S、通称「コブラボール」です。
15日午後0時半ごろNHKが嘉手納基地の近くに設置したカメラで基地に降り立つのが確認できました。
アメリカ軍の関係者などによりますとこの電子偵察機は北朝鮮がミサイルを発射するおよそ3時間前の15日午前4時前に、嘉手納基地を飛び立ったということで、NHKのカメラでもその時間帯に電子偵察機とみられる機体が基地内を移動するのが確認されています。
この電子偵察機はアメリカ本土の基地に所属していて、北朝鮮が、今回と同じように日本の上空を通過させる形で弾道ミサイルを発射した先月29日に嘉手納基地に飛来していました。
コブラボールは発射された弾道ミサイルの動きなどを追尾する機能を備えていて、北朝鮮の動向を警戒していたものとみられます。

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