北朝鮮ミサイル 飛行距離3700キロはグアム超 米を意識か
ミサイルの飛行距離はおよそ3700キロ、高度はおよそ800キロと推定され、被害の情報は入っていないということです。
北朝鮮の弾道ミサイルが日本の上空を通過するのは先月29日に続いて6回目で、今回は、北朝鮮がミサイルとして発射したケースでは最も距離が長いということです。
防衛省は今回のミサイルについて、飛行距離やコースなどから、先月29日に発射され、北朝鮮が「火星12型」と呼ぶ新型の中距離弾道ミサイルと同じものだった可能性があるとしています。
北朝鮮は先月、アメリカのグアム島周辺に向けてミサイルを発射すると予告していましたが、今回の飛行距離はコースを変えれば、グアム島までの距離、およそ3400キロをさらに300キロ超えるもので、ミサイルがグアム島まで到達する能力を示した形です。
グアム島にはアメリカ軍の爆撃機などの拠点があり、防衛省は、北朝鮮がアメリカを強く意識して今回の発射を行ったと見て、詳しい分析を進めています。
中国外務省「対話で解決を」
そのうえで、「中国は朝鮮半島の非核化を実現するという目標に基づき安保理決議を厳格かつ全面的に履行していく」と述べ、北朝鮮の繊維製品の輸出禁止などを定め、今月11日に採択された追加制裁決議を履行していくと強調しました。
一方、問題解決に向けて「鍵を握るのは中国ではない」としたうえで、「関係各国は圧力を保ち、北朝鮮による核ミサイル開発を阻止する一方で、一刻も早く対話によってこの問題を解決するために有利な条件を作るべきだ」と指摘し、各国は自制を保ち、あくまでも対話による解決を目指すべきだと改めて訴えました。
北朝鮮ミサイル 飛行距離3700キロはグアム超 米を意識か
北朝鮮から15日朝、弾道ミサイル1発が発射され、北海道の襟裳岬付近の上空を通過しておよそ3700キロ飛行し、太平洋上に落下したと推定されています。今回は、コースを変えればアメリカのグアム島を超える距離まで飛行していて、防衛省は北朝鮮がアメリカを強く意識して発射を行ったと見て、詳しい分析を進めています。
防衛省によりますと、15日午前6時57分ごろ、北朝鮮西岸のスナンから弾道ミサイル1発が発射され、北海道の渡島半島や襟裳岬付近の上空を通過し、襟裳岬の東およそ2200キロの太平洋上に落下したと推定されています。
ミサイルの飛行距離はおよそ3700キロ、高度はおよそ800キロと推定され、被害の情報は入っていないということです。
北朝鮮の弾道ミサイルが日本の上空を通過するのは先月29日に続いて6回目で、今回は、北朝鮮がミサイルとして発射したケースでは最も距離が長いということです。
防衛省は今回のミサイルについて、飛行距離やコースなどから、先月29日に発射され、北朝鮮が「火星12型」と呼ぶ新型の中距離弾道ミサイルと同じものだった可能性があるとしています。
北朝鮮は先月、アメリカのグアム島周辺に向けてミサイルを発射すると予告していましたが、今回の飛行距離はコースを変えれば、グアム島までの距離、およそ3400キロをさらに300キロ超えるもので、ミサイルがグアム島まで到達する能力を示した形です。
グアム島にはアメリカ軍の爆撃機などの拠点があり、防衛省は、北朝鮮がアメリカを強く意識して今回の発射を行ったと見て、詳しい分析を進めています。
中国外務省「対話で解決を」
そのうえで、「中国は朝鮮半島の非核化を実現するという目標に基づき安保理決議を厳格かつ全面的に履行していく」と述べ、北朝鮮の繊維製品の輸出禁止などを定め、今月11日に採択された追加制裁決議を履行していくと強調しました。
一方、問題解決に向けて「鍵を握るのは中国ではない」としたうえで、「関係各国は圧力を保ち、北朝鮮による核ミサイル開発を阻止する一方で、一刻も早く対話によってこの問題を解決するために有利な条件を作るべきだ」と指摘し、各国は自制を保ち、あくまでも対話による解決を目指すべきだと改めて訴えました。