みわよしこ

フリーランスライター(科学・技術・社会保障・福祉・高等教育) 報告 オーサー

省庁の謝罪という異例の成り行きに正直なところ驚きましたが、経産省に心からの拍手を贈ります。

通知・通達などを、過去に発行されて現在も有効なものと組み合わせて判断するのは、私も含めて素人には無理。それどころかプロでも困難な場合があります。たとえば生活保護法には、現行で約1500ページの通知通達類があります。全部を頭に入れられる超人的ケースワーカーは、稀少な存在です。

ただし、一つの行政文書から背景を推測する手がかりはあります。まず、根拠法(今回の件では道路交通法)と矛盾することは(原則)ありません。今回の件では、道路交通法から「電動車椅子を参照してサイズがアウト、か」と推測できました。その高校数学「論理と推論」の操作がスッと出来たのは、過去の職業の一部、自分の一部だったからです。

経産省の「誰もに分かりやすくなかったことへの謝罪」という歴史的な出来事に、再度、賞賛の拍手を贈ります。

みわよしこ

フリーランスライター(科学・技術・社会保障・福祉・高等教育)

1963年福岡市生まれ。大学院修士課程(物理)修了後、半導体シミュレーションの企業内研究者を経て、2000年よりフリーランスに。当初は科学・技術を中心に活動。2005年に運動障害が発生したことから、社会保障に関心を向けはじめた(2007年に障害者手帳取得)。著書は書籍「生活保護リアル」(日本評論社、2013年)など。2014年4月より立命館大学先端総合学術研究科一貫制博士課程に編入し、生活保護制度の研究を行う。なお現在も、仕事の40%程度は科学・技術関連。

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