「関ジャニ∞」のチケット転売をめぐり、21歳の専門学校生が徳島県警に誤認逮捕され、その後、中学生の少女が詐欺の疑いで書類送検された事件。複雑で分かりづらいこの事件を、プログラムの設計に使う手法「シーケンス図」を使って解説した図がGitHubに投稿され、「分かりやすい」と話題になっている。
まず専門学校生が、「関ジャニ∞」のチケットを1枚8万円で売るとTwitterに書き込み。中学生の少女が「購入する」と応じ、専門学校生の銀行口座を聞き出した。中学生の少女は同時に、この専門学校生になりすまし、別の2人の女性に対して「チケットを4万円で売る」と持ちかけ、専門学校生の口座に計8万円を振り込ませた。
中学生さらに、専門学校生の名義で、同じチケットをチケット販売サイトに6万5000円で出品。ある女性が落札した。中学生は、落札した女性の住所を専門学校生に伝え、チケットを送らせるとともに、代金は自分の口座に振り込ませ、手数料が差し引かれた代金6万1880円をだまし取った。
4万円を振り込んだ2人の元にはチケットが届かなかったため、うち1人が署に相談して発覚。専門学校生は逮捕され、19日間拘留されたという。専門学校生は釈放後、チケットの配送記録を郵便局から取り寄せ、誤認逮捕が判明した。
このややこしい事件について、登場人物や、人物同士のやりとりを整理したシーケンス図を、「shunirr」さんがGitHubに投稿。「シーケンス図にすると分かりやすい」「まさに中間者攻撃だ」と話題になった。さらにこの図を「kawabata」さんがフォーク(転載)し、誤認逮捕の経緯などを追加して公開。「まさかのフォーク」「詐欺発覚後の動きも明確になった」などと話題になっている。
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