英語を勉強していると、「え!そんな捉え方なん?」と思う事がある。特に気になるのは名詞の捉え方。英語には、数えられる名詞と数えられない名詞がある。これだけで、なんだよそれ?なんだけど、数えられるか、数えられないか、の分類の仕方がまた興味深い。例えば、キュウリは数えられるけどキャベツは数えられない。日本人から見ると、どっちも数えられるじゃん!だけど(笑)でも彼らの頭の中ではこんな事になっているらしい。
野菜シリーズで「数えられないもの」は
「なんかがワサワサ集まって出来てるもの」
っぽい。ワサワサ集まってると「あー!もうこれはどこをとって「1つ」って捉えたらいいか分からないから数えられない!!」みたいになっているようなんですよね。例えばキャペツは葉っぱが集まってできてるからワサワサ類に入れられている。もちろんレタスも白菜もワサワサ類だ。ブロッコリーも何だかちっちゃいのが集まって出来てるからワサワサ類。カリフラワーもワサワサ類。ほうれん草も束で生えてるからワサワサ類。セロリも束で生えてるからワサワサ類。とうもろこし?もちろんワサワサ類!ニンニクも集まって出来てるからワサワサ類。(ワサワサ類=数えられない名詞)
なるほど。何となく分かったかも。
おそらくエノキとかシメジも英語があったらワサワサ類なんだろうな。でも、英語がないから分からない(笑)キノコって基本ぜーんぶ mushroom ってなっちゃうんだよね。(大体名前を冒頭につけて enoki mushroom とか shimeji mushroomと呼ばれる事が多い。)
ところで、ワサワサしてなくて、基本「数えられる名詞」なのに、料理とかによってグチャーっとしちゃったら、「あ、もうこれは数えられません」となる事があるので注意。tomato って数えられる名詞でしょ?って思っていても、場合によっては数えられない名詞扱いを受けている時もあるってこと。
因みに、フルーツのワサってるモノを見てみると、更にオモシロイ。バナナって、束で生えてる!けど、数えられる。(なんでさ!)。ブドウなんてめちゃめちゃワサってる!!!けど、数えられる。(なんでやねーーーーん。)
恐くだけど、バナナはやっぱり一本の存在感が凄いもんね。これは数えたい!と思ったんでしょう。(知らんけど)
ブドウは a grape というと、1粒のブドウの事を言うんです。なので、ブドウ1房を表そうとすると grapes となる。
いずれも、塊として数える時には
a bunch of bananas ひと房のバナナ
a bunch of grapes ひと房のブドウ
となる。因みに、ほうれん草も a bunch of で言えるけど、この場合ほうれん草は数えられない名詞なので
a bunch of spinach ひと束のほうれん草
となり、spinach には複数形の s はつかない。
面白いですね~。「ほー、こういう状態だとあの人達は数えないんですね。」とか「これは数えたいんですね。」と分析するつもりで、可算、不可算名詞をこれから観察してみてくださいね!