まろかれ

そりゃあ、こんな古伝の神道の実践マニュアルみたいな連載を、光の天使がとか、なんたらヒーリングだとか言ってるスピ系雑誌にいくら書いても、誰も読まないよね（苦笑

社務の合間に次の本の主柱となる、今までの「スターピープル」誌での連載の原稿をまとめています。 初めて読み返しましたが、これだけで数万字に及び、自分でもよく書いたなと思うほど吉田神道の実践面での秘伝や口決が満載で、マニアックな本になってしまい、あまり売れないだろうなと思います。

揺れるのは乳だけで良いな

日本神話が同体異名の神々を多く有する事と、同体異名や変化身を持つインド神話を取り入れた密教、婉曲的には中国道教の神々と仏菩薩の本地垂迹論、それらが重なりあい中世の本地垂迹論は成立 例えばチベット仏教で土着のボン教の神々は護法神になったが日本の様な重層的神話体系形成には至らなかった

現在は「三十三回忌で弔い上げをし、亡き先祖は祖霊になる」とされる。だが、今でも一部の地方では先祖の死後に子孫の供養によって１３年後に祖霊の神となり（中国の儒教の影響｛礼記など｝）、「草葉の陰から子孫を見守る」とする（民俗学の知識）。また仏壇の位牌は仏教ではなく、儒教から来たもの。

インドの神々は多くの変化身と異名を持ちダーキーニーとサラスバティが日本の神々と本地垂迹論で習合しまた日本独自の同体視が生まれた事を一度インド神話まで起源を捉えて仏教学として止揚せず信仰に昇華するのは「混同」ではなく真の「神仏習合」信仰であり中世では成し得なかった事です 素晴らしい

習合というものをどう考えるか…ですが、ただこれについては、学術と信仰は別に問題なく両立するとは思われ…。https://twitter.com/marokarehafur/status/907926433439215617 …

『仏説最勝護国宇賀耶頓得如意宝珠陀羅尼』を信仰上読む事は否定しません。 ただ仏教学的見地からいうと日本で不空三蔵訳と仮託され作成された「偽経」ですね 中世日本の神仏習合思想を知る上では貴重な資料ですが荼枳尼天と弁財天は別々のインドの神で日本の習合思想の中で混同されたのはお忘れなく

吉田神道の三元十八神道行事を研究するために、東密と台密の十八道を少し学ばせてもらったことがあるが、十八道は本当によくできているシステムだと思う。 吉田兼倶公が取り入れざるをえなかったのも、本当によくわかる。

早くiMac来ないかな。 まだ上海を発したばかりとは。

Office:mac 2011を愛用していたけど、十月からは、新しいヴァージョンに移行しないとな。

最勝護国宇賀耶頓得如意宝珠陀羅尼経は日本で作られたいわゆる偽経とされるもので、私は「異神」という本で全文を初めて見ました。