|
京都乃鬼新聞社
2017.9.12
社説:京都乃鬼
「アメリカの戦略」
本日、国連安保理に置いて
北朝鮮に対する新たな制裁決議が全会一致で決まった。
内容としては、当初、アメリカが取りまとめようとした原案の大きな目玉である原油輸出全面禁止などは盛り込まれず、強力な制裁決議に反発が予想された中国やロシアに大幅な譲歩をした形となった。
しかし、従来ならば制裁決議には2、3ヶ月かかる所を一週間で全会一致でまとめた所に肝があると見る。
制裁決議の大きな目玉である原油輸出禁止の措置を断念した背景に、京都乃鬼にはアメリカの思惑が透けて見えるのだ。
北朝鮮は日頃より、有事に備えて原油の備蓄はしている。
その為、その効果が表れるのに1年はかかる見通し。
しかし、それでは北朝鮮がICBMに核弾頭を装備出来てしまう。
最早、ボディーブローの様に利く「原油輸出禁止」よりも、制裁決議に「中国、ロシアを賛成させる」事が大事であった。
弊社として、この事はアメリカが北朝鮮を先制攻撃する決意をした結果だと見るのである。
国連安保理で全会一致で決議された制裁決議。
この後、北朝鮮は相変わらず長距離ミサイルを発射するのは折り込み済みであるアメリカ。
今度は、北朝鮮が何処に発射してもアメリカはそれを迎撃するのではないか?
状況にもよるが、何度か同じ様に、北朝鮮が発射、アメリカが迎撃が続き、アメリカが準備が完全に揃った時、北朝鮮で悲惨な戦争になる危険性があると考えるのだ。
何れにせよ、今回の制裁決議はアメリカが譲歩したのではなく、軍事行動を決意したと見るべきで、危機が迫ってきたと考える事が、本当の危機管理であると主張する。
提供は、
敵からは恐れられる
味方からは裏切られる
京都乃鬼新聞社でした。
|
|