かゆいところに手が届く!Flexboxを使った便利な小技
要素を横並びにする時に便利なFlexbox(フレックスボックス)。みなさん、使いこなせていますか?今回はFlexboxを使ったちょっとした小技や、ハマりがちなポイントとその回避例を紹介します!
画像とテキストを互い違いに表示
まずは画像とテキストが入るボックスを作成。それらを囲む .box
という div
を用意しました。
HTML
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 | < div class = "box" > < img src = "images/iphone1.jpg" alt = "" > < div class = "box-text" > < h2 >見出しが入ります</ h2 > < p >テキストが入ります</ p > </ div > </ div > < div class = "box" > < img src = "images/iphone2.jpg" alt = "" > < div class = "box-text" > < h2 >見出しが入ります</ h2 > < p >テキストが入ります</ p > </ div > </ div > |
この親要素となる .box
に display: flex
を指定すると横並びになります!
CSS
1 2 3 | .box { display : flex; } |
さらに偶数のボックスには画像とテキストを逆に配置したいので、「偶数の要素」を指定するためのセレクター、:nth-child(even)
を .box
に対して付与。続いて flex-direction: row-reverse;
を指定することで、中身の要素を逆向きに横並びにできます。
CSS
1 2 3 | .box:nth-child(even) { flex- direction : row-reverse; } |
横並びにした画像が伸びるのを防ぐ
img
要素と p
要素で画像とテキストを横並びにする機会は多いと思います。HTMLで書くとこのようになるでしょう:
HTML
1 2 3 4 | < div class = "container" > < img src = "moon.jpg" alt = "" > < p >Once when I was six years old I saw a magnificent picture in a book...</ p > </ div > |
この例だと img
と p
の親要素である .container
に display: flex
を指定します。が、そのままだと画像が縦長に引き伸ばされて表示されてしまいます。。
これはフレックスボックスを使うと垂直方向の揃えが stretch
となっており、横並びになる子要素の高さを揃えようとするのが原因です。
回避するには親要素に対し align-items: flex-start;
を指定すればOK!
CSS
1 2 3 4 | .container { display : flex; align-items: flex-start; } |
または引き伸ばしたくない子要素に align-self: flex-start;
を指定しても同様に回避できます。
フッターを最下部に固定表示
コンテンツの高さが足りないと、フッターが画面中ほどに表示され、フッターの下にスペースがあいてしまいます。制作中にこんな場面に出くわした方も少なくないのでは?
これもフレックスボックスで解決しましょう!余分な要素を足さなくてもいいので、手軽に実装できますよ。
HTML
1 2 3 4 5 6 7 8 9 | < body > < article > < h1 >Webクリエイターボックスについて</ h1 > < p >2010年1月4日生まれ。Web関連の情報やデザイン、サイト制作なんぞを記事にしています。</ p > </ article > < footer > © 2017 Webクリエイターボックス </ footer > </ body > |
CSSではフッターの上にくる要素(この例だと article
)に対して flex: 1;
を加えてフッターを押し下げるところがポイントです。
CSS
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 | html { height : 100% ; } body { display : flex; flex- direction : column; min-height : 100% ; } article { flex: 1 ; } |
WebクリエイターボックスではFlexboxの便利なチートシートも配布中!プロパティーや値の書き方で戸惑うことも多いと思いますので、ぜひご利用くださいね!