フローリングはもちろん、畳、カーペットまでしっかり掃除してくれるルンバの最上位機種「900シリーズ(980/960)」。奥は、床ふきロボット「ブラーバ」 |
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子育てと仕事を両立する社会を目指すプロジェクト「WORKO!」(朝日新聞社主催、内閣府後援)を統括する、浜田敬子プロデューサー。ワーキングマザーが抱える悩みや問題について長年取材を続け、『AERA』の編集長などを歴任してきた。現在はイベントを企画したり、様々なシンポジウムに参加したりするなど、多忙な日々を送っている。
そんな浜田自身、10歳の女の子をもつワーキングマザー。しかし編集長時代は今以上に仕事が忙しく、家族と一緒に過ごす時間をなかなかとれなかったという。最近は以前よりは余裕ができ、早めに帰れる日はなるべく子どもと一緒に夜ご飯を食べるようにしているそう。
「これから難しい年頃になるので、なるべく娘とともに過ごす時間を増やしたいと思っています。でもそんな当たり前のことですら、なかなか難しいのも現実です。私の場合、たまたま隣に両親が住んでいて、子育ても家事も随分サポートしてもらっていますし、夫が早く帰れる日はご飯を作ってもらったりしています。正直私の場合、両親や夫の協力なしに、仕事と子育ての両立は無理だったんじゃないかと思っています」
彼女自身が直面する問題としても、ワーキングマザーが置かれている状況や大変さは痛いほど理解している。とくに仕事に熱心な女性ほど、家事にも一生懸命になりすぎる傾向があり、すべてを自分で抱え込み、疲弊したり、悩んだりしているケースも多いという。
「今は育児も家事も情報があふれ、『きちんと』やらなくてはいけないのでは、という気持ちになることが増えたと思っています。働きながら、家事を完璧にやろうと思うと、眠る時間を削るしかないですよね。無理して続けているとストレスや疲労がたまり、最後は絶対に身体を壊します。一番大事なのは自分の健康です。ママが心身を壊してしまっては、家族の幸せもなにもないですから」
自分の健康と家族との時間を守るためなら、多少お金をかけてでも誰かに頼ったり、道具を使ったりして負担を減らすべき。浜田は、いつもワーキングマザーにそうアドバイスしている。今は食洗機や乾燥機付き洗濯機、ロボット掃除機など、家事の負担を大幅に減らしてくれる家電も多い。
しかし中には、それらを使うことが、自分が怠けることなのでは、と罪悪感をもつ人もいる。
「そこはちょっと考えなおしてほしいんです。家事の負担を減らすことで、休日に子どもと一緒に遊んだり、家族とともに過ごしたりする時間が増えるわけで、そのほうが子どもも夫も喜びます。時間を作るための工夫をするのは、自分が楽をするためというより家族のため。家事の負担を減らすための費用は、家族みんなが幸せに暮らすための“投資”と考えてほしいんです。旦那さんにそんなふうに思っていただけたらうれしいですね」
先日、浜田のもと開催されたイベント「WORKO!」でも、ロボット掃除機 ルンバのブースは大勢の参加者でにぎわった。
「みなさん、ルンバにとても関心があるようでしたね。その時、会場でとったアンケートでも、ワーキングマザーが掃除に関して強いストレスを感じていることが改めてわかりました。実は私も掃除が苦手で、すごくストレスを感じます。掃除ってマイナスをゼロにするような作業で、時間をかけてやっても、すぐ汚れてあまり達成感がない(笑)。重い掃除機をかけるのってけっこう体力的にも重労働ですしね」
アンケートでは、掃除をしたいのに仕事や子どもの世話でできず、部屋が汚れたままなのがストレスになる、といった声も聞かれた。仕事から帰って夜遅く掃除機をかけるわけにもいかず、土日はできれば休んだり、家族と過ごしたりすることに使いたい。ワーキングマザーにとって、掃除のための時間を捻出することそのものもストレスになっているのだ。
アンケートでは「ルンバを使ってみたい」という人が8割以上いたのに対し、「使ったことがある」と答えた人は2割ほどと少なかった。自分がすでに行っている作業に対して、新たな出費をすることにためらいを感じているのかもしれない。
「みなさん、自分がやっている家事をタダだと思っているようですが、そうではないですよね。家事に費やす時間を時給換算したら、けっこうな額になるはずです。自分で掃除をしていた時間をルンバに代わってもらうことで、その間に子どもと過ごしたり、夫婦の時間を持ったりと、今、大切にしたいことに時間を使えるようになると考えてほしいのです」
子どもが生まれ、家族が増えたりすると、生活は一気に忙しくなったりするもの。そこで最近は出産祝いに大勢でお金を出し合ってルンバをプレゼントすることも多いという。結婚記念日やクリスマスに、妻へのプレゼントにするというのも、周りでは増えているそうだ。
そんな彼女に、最新のルンバを自宅で試してもらった。
「ルンバが出始めた頃にAERAの記事でとりあげましたが、随分進化しているんですね。うちみたいに床に色々と物を置いている部屋では駄目かと思ったら、そのままでもちゃんとホコリをかき出し、掃除してくれました。ソファやベッドの下など普段掃除をしていない場所まで、潜ってきれいにしてくれるなんて感動です。朝、出かける前にスイッチをいれておけば、自分が働いている間に自分の代わりに掃除をしてくれる。その分、土日を家族や自分のために使える。一度使いだすと、手放せないですね」
そんな実体験もあり、浜田のメッセージには力がこもる。仕事も家事も子育ても、忙しく頑張るワーキングマザーは、頼れるパートナー「ルンバ」を味方にして、家族との時間を幸せに過ごそう。(文・関川 隆)
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浜田敬子(はまだ・けいこ)
朝日新聞社 総合プロデュース室プロデューサー/元AERA編集長。1989年朝日新聞社入社。前橋、仙台支局、週刊朝日編集部を経て99年からAERA編集部。同編集長を経て2016年5月から朝日新聞社総合プロデュース室プロデューサーに。現在、テレビ朝日「羽鳥慎一のモーニングショー」の水曜レギュラーコメンテーターも務める。
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