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共働きサラリーマンの家計簿

トランプ相場で稼いだお金は家の頭金に全て消え気づけばもう30歳間近。経理として働きながらも0から始めたインデックス投資と家計簿の再出発の記録です

マジで何にもわからない人向け!確定拠出年金(iDeCo)の初心者本を紹介する

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(今回紹介する確定拠出年金の初心者オススメ本はこの5つ!詳細は中段までスクロールお願いします)他確定拠出年金に関する本の一覧

 

うちの嫁は本を読まない

おそらく活字を続けて読めない。

そしてうちの嫁は投資に理解をしてくれない。これもまた興味がないから。

しかし僕は社会人である彼女にも半ば無理やり積立させている確定拠出年金について

せめてその仕組みやメリットを理解して欲しい。

そう考えていた。

 

そんなときちょうど会社にある本棚の

古い本や読まない本、それらの入れ替えようという話をしているうちの会社

以前僕は総務の人と

『うちの会社で確定拠出年金に入る人は増えませんね…』

という話をしたことがある。

実のところそのメリットや運用益はまだまだ理解されにくい所にあるのだろう。

 

そこで自分は駄目元で総務の人に、

『ここの本棚に初心者向けの確定拠出年金の本とかあると社員の皆さんにとってもそれを知るいいきっかけになるかもしれないですね』

と言ったところ。

ありがたやうちの会社。。。

『いくつか良い本があれば買ってきてくれない?』とお願いをされてしまった。

特に予算も言われていなかったしせっかくなので確定拠出年金の本としてAmazonで特に評価が良くオススメとされていた本を5冊買ってきた僕。(案の定読む人は自分くらいだった)

自分はもちろんこういった本が好きだから読むのだけれど。

できればさっきも言ったけれど

せめて確定拠出年金だけは嫁に理解して欲しい。

 

『まあ、ちょっと見てみるだけでもいいから』

 

期間をあけつつ、1冊ずつリビングに僕は本を置いてみることにした。

そうして嫁の反応を見ながら

全てを最近ざっとではあるが読み終えた自分。

それぞれの本のオススメポイントを伝えるとともに、うちの嫁さんのような

 

確定拠出年金を全く理解していない人のための本という観点での紹介をランキング形式で

 

紹介をしていきたいと思う。

 

 

1位:一番やさしい!一番くわしい!個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門

 

初心者への優しさ・・☆☆☆☆☆

情報の新しさ・・☆☆☆☆☆

確定拠出年金の実際の運用について・・☆☆☆☆☆

 

著者である竹川美奈子さんは数々の著書をもつ有名なファイナンシャルジャーナリスト。

なかなか投資に踏み切ることのできない方に対してその相手の気持ちを代弁する立場に自らが立ちながらも、正攻法からの切り口で丁寧な説明を行うことで”投資へのまず一歩の勇気”を踏み出させてくれる。

そんな素晴らしい人物だ。

 

この本の特徴はその題名にもある通り、とにかくやさしい!それでいて制度の解説から実際の運用までを詳しく書いているという隙の無さ。まさにベストオブベストの1冊

本当に確定拠出年金の事が分からない、または知らないという人に真っ白な状態であればまずこの本を読んでもらうことからはじめたい。

専門用語を抑えて図解を多めにいれることで本書は非常に分かりやすい内容になっている。

嫁さんが『これ絵が多いから読みやすいね』と読破した唯一の本なので1位とさせていただいた。

投資に対して拒否感のある人でもすんなりと内容が頭に入っていくような構成での論章の展開はさすがというほかない。

 

確定拠出年金を始めるにはまずその具体的な商品内容や投資知識より、投資そのものに対する拒否感をなくすことが最優先だと自分は思っている。

その役割を最も果たしてくれそうなのがこの本。

まさに『確定拠出年金のバイブル』

1.2時間でさらっと読めてしまうほどの文量だが要点についてはキチンと抑えてあり内容の不足感も特になし。

特に確定拠出年金の節税効果や手数料については勿論、あまりネットや書籍で言及されていない年金受取時の運用法や注意事項についてもこの本は記載されている。

そして実際の金融機関や商品についての選び方までの記載もあり、確定拠出年金をこれから始める人にはもちろん実際に運用をしている人にとっても価値のある1冊ではないだろうか。

また2016年の10月に発行された本であることより情報が新しく、同年9月から始まった楽天証券での確定拠出年金についての情報まで書かれているのもポイントだ。

 

2位:はじめての確定拠出年金投資

初心者への優しさ・・☆☆☆☆☆

情報の新しさ・・☆☆☆☆

確定拠出年金の実際の運用について・・☆☆☆☆

 

初著者である大江英樹さんは大手証券会社で25年間にわたって個人の資産運用業務に従事をしており、確定拠出年金法施工前からそのビジネスに携わってきた業界の草分け的な存在の人。

 

本としての特徴は徹底的な初心者目線という言葉に尽きる。

制度の仕組みや節税効果についての言及はもちろん、実際の金融機関の選び方だったり商品を選択する上でのポイントまでを具体的に書いてある良書だ。

また、よくあるようなサラリーマンとしてのメリット解説に留まらず、フリーランスの立場や専業主婦の方の視線での確定拠出年金について迫っている部分についてもポイント高いなと感じた。

嫁さんも『友達の主婦の子に教えてあげたい』と言うほどに

個人的にいいなと思った部分はやはり著者が個人資産運用業務従事者であることから、確定拠出年金についてをあくまで個人の投資全体における一部ととらえていること。

それが投資の全てではないことを伝えているからこそどのようにリスクとリターンを想定していくか。

以上を具体例を持って提示してくれるところは自分としても深く考えさせられた

 

3位: 5,000円から始める確定拠出年金

 

初心者への優しさ・・☆☆☆☆☆

情報の新しさ・・☆☆☆☆☆

確定拠出年金の実際の運用について・・☆☆☆

 

著者である瀧川茂一さん小川信康さんは確定拠出年金分野においての多くの講演活動、またコラムにも登場する著名人であり投資について熟知したプロの方。

 

本書の特徴は投資初心者へのわかりやすさと誠実さであり、それは5,000円から始めるという著書のタイトルを見ても分かることができる。

多くの確定拠出年金のコラムや宣伝についてはその節税額やリターンをアピールするために最大の掛け金やリスクをとった投資を例にして所得控除や運用益を示すことが多い。

しかし、同書においてはあえてそれを最低掛金である月々5,000円、しかも定期預金での拠出というケースで考えてそれでもメリットがあることを伝えている。

『確定拠出年金って投資目的なくてもいいんだね』と嫁は話していた。

投資に対して拒否感を示している人にとってその考えを無理に否定することなく確定拠出年金についての歩み寄りをしてもらうために最適な著書ではないかと自分は思った。

 

4位:確定拠出年金の教科書

初心者への優しさ・・☆☆☆☆

情報の新しさ・・☆☆☆☆

確定拠出年金の実際の運用について・・☆☆☆☆☆

 

著者である山崎元さんは個人の資産運用を専門分野とする楽天証券経済研究所の客員研究員。

「世の中にある運用商品の99%以上は、はじめから検討に値しないクズだからです」という名言がwikipediaに載っているような有名人であり、その消費者目線からの世の中の運用商品に対しての指摘は多くの投資家に支持を受けている。

 

この本の特徴でありおもしろいところはやっぱり山崎元さんらしい歯に衣着せぬ物言いでの投資商品についての評価や分析。

手数料が高くパフォーマンスの見込めない商品についてをきちんと『地雷』と呼んで選んではいけないといってくれるところはさすが人気辛口投資評論家といったところだろうか。

またテレビや雑誌でもお馴染みの、投資初心者にも分かりやすい言いまわしはこの本でも健在であり、お堅い投資の話をやわらかくそして読みやすくしてくれている。

基本的な確定拠出年金の制度概要や手続きの方法についてはもちろんだが、転職や退職に伴う受け取り方、そして注意点などについても細かく記載がされている。how to本としての価値も高いのもポイントだ。

正に本の題名に恥じない『確定拠出年金の教科書』であり、何か困ったときや知識を思い出したいときなどに応じていつでも見れるよう傍に置いておきたい一冊である。

 

5位:はじめての確定拠出年金

初心者への優しさ・・☆☆☆

情報の新しさ・・☆☆☆☆☆

確定拠出年金の実際の運用について・・☆☆☆☆

 

著者である田村正之さんは日本経済新聞社編集委員兼紙面解説委員をされている一方で、実は小説も書いていて特に『青い約束』という本については10万部を超えるベストセラーにもなった多彩の持ち主。

その文才については導入部の書き出しを見ればわかるのだがそれは読んでのお愉しみ。

 

本としての特徴はこれまで紹介した本と少し異なり、企業型DCについての言及も行っている。そういった部分で確定拠出年金といえば自分がしている(orする予定)の個人型しかないと思っている人にとって少し混乱を与えてしまう可能性があるかもしれない。

少しその部分について投資に対する知識のない嫁さんは文量が多い事もあり混乱していた

ただしそれは確定拠出年金全般を扱う1冊としては全ての情報を網羅しているというメリットでもあるので企業型DCの利用者にとってはおススメの1冊だ。

確定拠出年金は公的年金に希望が持てない今だからこそ入りたい

 

2017年からは公務員の方、専業主婦(夫)の方などほとんどの現役世代の人が入ることができるようになった確定拠出年金。

公的年金が減少していく予感しかしない今の時代においては加入を検討している方も多いかと思う。

それは投資知識のない嫁さんも実感として感じているようだった。

・保険料の値上がり

・自分が年老いた時の受取額の目減り不安

最近そんなことをマスコミがどこも報道しているからだろう。

 

そんな嫁さんのような人にとっても確定拠出年金(iDeCo)の本はこれからもっと需要が出てくるんだろうなと思う。

実際のところ、紹介した本の中にも一時在庫なしのものがあった。

(もし売り切れてしまっていたらごめんなさいと先に謝っておきます。)

 

また、今回僕はあえてどれを選べばいいか分かりやすいようにするため紹介した本に対して初心者向けという観点からのランキング付をした。
ただしあくまで、初心者向けの確定拠出年金にたいする本という観点だけでランキング付けしたものでありその本の内容についての順位付けをしたわけではないことは理解してほしい

 

そして僕が紹介した書籍以外にも、漫画形式のものや萌えキャラを使ったセリフ構成での本など豊富な種類の書籍がある。
1度表紙絵だけでも見て、自分が興味を持ったものを手に取って比較もしてほしいなと僕は思ったりする。

他確定拠出年金に関する本の一覧

注意!本でしか手に入らない情報があるわけではない

ここまで確定拠出年金の本についてその内容を伝えると共にオススメのポイントを伝えてきた僕だけど注意書きとしてメモしておく。

それは

今紹介をした5冊の本の内容については別にネットで手に入らない情報ではないってこと

自分でiDeCoについてネットで調べてその情報を整理できる人なら、書籍は特に必要ないんじゃないかとすら僕は思っている

 

今やネットで多くの情報サイトや投資家コラムなどを誰でも無料でみることができる。その中には確定拠出年金について言及されている情報が多くあるだろう。

すべてを集めれば今紹介した5冊の本の情報量なんて軽く超えてしまうはずだ。


このIT社会において書籍にしか載っていない秘密の情報なんてなかなかないし、ましてや国をあげての確定拠出年金についてのこと。
そんなことがあってはならない。

 

じゃあ書籍はいらないか?

 

やっぱり限定的だけれど僕は本は必要だと思う。

それがなければ僕は嫁さんに確定拠出年金について理解してもらうことは不可能だった。

まず、本にはそこにあればとりあえず目を通してしまうというメリットがあるのだ。

 

またこういったお金の話については特にその内容の信憑性についてが求められる

しかしネットの情報は誰の目のチェックを受けているわけでもなくその信憑性については誰も保証してくれない。 

たとえばエンタメ情報であればそれでもいいと思う。間違っていてもその場でおわるだけだ。
ただそれが自分の老後を決定する将来のお金についてのことだったらどうだろうか。
自分の頭で、ネット上に転がる無数の情報の真偽を理解して、また不必要なことについての取捨選択ができるだろうか。

 

できるなら本はいらないと僕は考える。

ただそれについて少しでも不安があり、またきちんと内容についてを知りたいという人については

情報の正誤が第三者の目でチェックされている安心

・いきなり専門的な話をするのではなく、ステップを踏みながら理解を深めてくれる構成 

それらがきちんと備わった書籍を1つ読むということは何よりも確定拠出年金についてを理解する一番の近道になるんじゃないかなと僕は思う。

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