1.キャピタルゲインは相当にリスクがある
不動産投資についてインターネットで調べていたら、高確率で海外の不動産投資についての広告を目にします。
実際に海外の不動産投資で稼いでいる人もいるのですが、こちらは非常にリスクのある手法です。
一般的に不動産投資といえば家賃収入で稼ぐインカムゲインの投資なのですが、海外の不動産投資とはキャピタルゲインの投資です。
インカムゲインとは、保有している資産から継続的に利益を受け取れる方式のことで、不動産投資の場合は家賃収入がインカムゲインにあたります。
それに対してキャピタルゲインとは、資産の価格変動に伴う利益のことで、株を購入して高値で売るのが代表的なキャピタルゲインです。
海外の不動産投資の場合、海外にある物件を購入し価格が上がれば売るという方式で、典型的なキャピタルゲインです。
日本でもバブル期にはよく行われていた手法ですが、当然ながら必ずしも物件の価格が上がるとは限りません。
海外の不動産投資ではアジア圏の物件を購入するケースが多いですが、一気に価値が下がる恐れはどこの国でもあります。
価値が下がれば大きな損失が出る、これはインカムゲインで稼ぐ不動産投資には存在しない大きなデメリットです。
不動産投資の魅力は安定した収入を得られる点なので、不確かな海外の不動産投資は初心者は絶対に避けるべきです。
2.融資を使いづらいのも難点
また、海外の不動産投資はそもそも手を出すのが難しく、大抵のケースでは融資が受けられません。
日本の金融機関は海外の不動産投資のような不確かなものに融資をしてくれないので、どうしてもお金を用意するなら金利が極めて高い用途自由のカードローンを利用するしかありません。
一応、海外の金融機関で融資を受けられるケースもあるものの、手を出すのは憚られるでしょう。
海外の不動産投資で大きく値上がりするケースは存在し、一気に資産を増やせる場合もあるものの、デメリットも相応に大きくどうしてもギャンブル的な投資になるので、初心者は手を出してはいけません。