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江口 祐輔



氏名:
江口 祐輔
ふりがな:
えぐち ゆうすけ
肩書き:
国立研究開発法人 農研機構 近畿中国四国農業研究センター 上席研究員
出身都道府県:
神奈川県
生年(西暦):
1969
現住所:
島根県
主な経歴:
昭和62年神奈川県立川和高等学校卒業
平成10年 麻布大学大学院博士後期課程修了
平成11年 科学技術振興事業団科学技術特別研究員
平成12年 農林水産省中国農業試験場研究員
平成13年 農業技術研究機構近畿中国四国農業研究センター研究員
平成15年 麻布大学獣医学部講師
平成20年(独)農研機構近畿中国四国農業研究センター主任研究員
上記肩書き以外の「主な役職」:
麻布大学大学院客員教授

■お話のジャンル・領域

<農>

鳥獣害対策、イノシシ・ブタの生物学

<その他のジャンル>

動物の行動

■メッセージ

 私の主な研究テーマは、家畜や野生動物の行動を考慮しながらよりよい飼育方法を考える研究、動物の学習能力や運動能力、感覚能力の研究、および、野生動物による農作物被害対策に関する研究です。

 大学院では家畜種であるブタとその祖先種であるイノシシを対象として家畜化に伴う行動の変化の解明および、むずかしいとされてきたイノシシ飼養管理技術の向上を目的として研究を行いました。イノシシの社会的順位、生殖行動、母子行動、などの調査を行うことで、飼育管理のコツを見つけることができました。その後、近畿中国四国農業研究センター(旧農水省中国農試)および麻布大学において、野生鳥獣による農作物の被害低減をはかるために、イノシシを中心とした野生鳥獣の行動研究や、農家の意識を考えながら被害防除方法の普及活動を行っています。

 ヒトと野生動物が至るところで衝突しています。現在、各地でイノシシやサル、シカ、ハクビシン、アライグマなどによる農作物被害問題が大きくなっており、また、都市部においても野生鳥獣がヒトの生活圏に侵入し、大きな社会問題となっています。これらはヒトの土地利用の方法や、ヒトの動物とのつきあい方などの変化が招いたものです。このような問題を解決していくには、私たちが自然や野生動物に対する適切な接し方を学ぶこと、そして、野生動物のことを環境も含めて正しく理解することが不可欠です。
 

■主な著書・雑誌記事等


お問い合わせはこちら:農文協(食と農の応援団事務局)