沖縄戦を象徴する洞窟「チビチリガマ」荒らされる

沖縄戦を象徴する洞窟「チビチリガマ」荒らされる
太平洋戦争末期の沖縄戦で住民が集団自決に追い込まれた、読谷村にある自然洞窟「チビチリガマ」で、千羽鶴が引きちぎられたり遺品が壊されたりしているのが見つかり、遺族からは「人の命に対する侮辱だ」と憤りの声が上がっています。
「チビチリガマ」は、72年前の沖縄戦で、上陸したアメリカ軍が迫る中、集団自決に追い込まれた住民83人が犠牲になった、読谷村にある自然洞窟で、沖縄戦の悲惨な記憶をとどめる象徴的な場所とされています。

地元の人によりますと、12日午前11時ごろ、海外のジャーナリストを案内した際に、入り口の近くの看板が投げつけられたり、奉納されていた千羽鶴が引きちぎられたりしているのが見つかったということです。

また、ガマの奥では遺品が散乱し、当時、住民が水を調達するのに使っていた空き瓶が割られ遺骨の上などにばらまかれた状態になっていたということです。

チビチリガマは、犠牲者の追悼の場であるとともに、修学旅行生を中心に毎年1万人以上が訪れる平和学習の場にもなっていて、ガマを管理する遺族会は警察に被害届を出すことも検討しています。

チビチリガマで亡くなった住民の遺族会の與那覇徳雄会長は「人の命に対する侮辱であり許せない。こうした行為に負けず平和の大切さを訴えていきたい」と話しています。
沖縄戦を象徴する洞窟「チビチリガマ」荒らされる

沖縄戦を象徴する洞窟「チビチリガマ」荒らされる

太平洋戦争末期の沖縄戦で住民が集団自決に追い込まれた、読谷村にある自然洞窟「チビチリガマ」で、千羽鶴が引きちぎられたり遺品が壊されたりしているのが見つかり、遺族からは「人の命に対する侮辱だ」と憤りの声が上がっています。

「チビチリガマ」は、72年前の沖縄戦で、上陸したアメリカ軍が迫る中、集団自決に追い込まれた住民83人が犠牲になった、読谷村にある自然洞窟で、沖縄戦の悲惨な記憶をとどめる象徴的な場所とされています。

地元の人によりますと、12日午前11時ごろ、海外のジャーナリストを案内した際に、入り口の近くの看板が投げつけられたり、奉納されていた千羽鶴が引きちぎられたりしているのが見つかったということです。

また、ガマの奥では遺品が散乱し、当時、住民が水を調達するのに使っていた空き瓶が割られ遺骨の上などにばらまかれた状態になっていたということです。

チビチリガマは、犠牲者の追悼の場であるとともに、修学旅行生を中心に毎年1万人以上が訪れる平和学習の場にもなっていて、ガマを管理する遺族会は警察に被害届を出すことも検討しています。

チビチリガマで亡くなった住民の遺族会の與那覇徳雄会長は「人の命に対する侮辱であり許せない。こうした行為に負けず平和の大切さを訴えていきたい」と話しています。