【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は12日、ドイツのシュレーダー前首相と会談し、「ドイツは過去の歴史に対する真の反省により、過去の問題を理解し未来に進むことができた」とし、「まだわれわれは過去の問題が完全に解決できていないようだ」と話した。
文大統領はまた、シュレーダー氏が前日、旧日本軍の慰安婦被害者が共同生活を送る施設「ナヌムの家」(京畿道広州市)を訪問し、李玉善(イ・オクソン)さんら被害者と面会したことに触れ、被害者を慰め、過去の歴史の問題に関心を示したことに感謝の意を伝えた。
これに対しシュレーダー氏は「ナムヌの家で慰安婦被害者のおばあさん方に会い、日本が犯した蛮行がおばあさんたちに残した傷を見た」とし、「その方々と会い、多くの感動を受けた」と述べた。
また「日本がまだ謝罪していない部分について話を交わした」とし、被害者が望んでいるのは復讐ではなく、日本が歴史的にあったことを認めることだけだと聞いたと説明した。その上で、「その方々の苦痛が歴史的に認められなければならないということを話してきた」と紹介した。