TOEICリスニング勉強法 リスニング450点を超える攻略法


最初TOEICを受けた頃は、自分なり対策をした上で受験してTOEICリスニング280点(リーディング260点)でした。

今はTOEICのリスニングの最高点は465点です。

TOEICの勉強を始めた当初は「リスニングの問題を解いて、1,2回復習して終わり」というような勉強方法を繰り返してきましたが、今となれば間違っていたなと思います。

基本的なことを疎かにしてもTOEICの点が延びるのは遅いです。

今回はTOEICリスニングが200点台の方が450点を超えるために必要な勉強方法について説明します。Youtubeを使った英語のリスニング勉強方法についても最後に書いていますので是非見て下さい。

1. ”英語のリスニングができる”状態になるまで

”リスニングができる”状態になるには以下のステップを踏む必要があります。

英語のリスニングができるようになるには、

・各音、各単語を正しく聞き取れるという基礎

の上で

・高速で理解していくこと

が必要になります。

単語を正しく聞き取ることが出来ないとリスニングの点数は上がりません。

この事実を理解せず、いきなり「TOEICのリスニングの問題を解く」とか「NHKラジオ英会話を通勤時間になんとなく聞く」という勉強をされる方が多いです。

はっきり言うと間違っています。

TOEICでリスニング300点以下の方はまず、「1つ1つの音を聞き取る」「1つ1つの単語を聞き取る」という基礎的な勉強から始めましょう。

意味を意識する勉強ではなく、音を正しく理解する勉強をしましょう。

最初は地味ですが、最短で結果を出すには必要な勉強です。

2. リスニングの具体的な勉強方法

2-1. 1つ1つの音を聞き取る

単語の構成要素である発音記号の勉強から始めます。

英語には日本語には無い音がたくさんあります。日本語でいうと「ア」という音でも英語では4種類ある([α][æ][э][Λ])というのは、知っている人は多いと思います。

それぞれの違いを理解し、発音できるようになることで英語のリスニングが格段に楽になることが実感できます。

発音記号の本はいくつかありますが、解説が1番わかりやすく、日本人が間違いやすい単語(boatとboughtとか、batとbutとか)も入念に説明してくれているので、この本がオススメです。僕がseeとsheを聞き分けたり、発音できるようになったのはこの本のおかげです。

この成果はリスニングの点数に大きく影響してきます。

文章には前後関係があるので、聞こえた音を前後から推測して内容を理解することは可能です。しかし、推測する音が増えれば増えるほど全体の理解が下がります。

推測することを続けていれば一定のところで伸びは止まり、TOEICリスニングで400点を超えることはできません。

この勉強はスポーツで言うとストレッチや筋トレにあたる基本的な勉強です。

余談ですが、この本で発音を勉強して1番良かったと思ったのは、カラオケに行って英語の歌をカッコよく歌えるようになったことですね。それはそれで嬉しいですw

2-2. 1つ1つの単語を聞き取る

英語を構成する1つ1つの音がわかったので、次は単語がどんな音なのかを理解するステップです。

「全然聞き取れなかったのに、英文を見ると知っている単語ばかりだった」ということはよくあると思います。

日本語にはカタカナというややこしいものがあって、カタカナになっている英単語が思っていた音と違うので聞き取れないということが多いです。

例で言うと、コップとかテーマとか全然音が違います。知らない人も多いと思いますが、モバイル、ネグレクト、ランドリーも一般的に日本人が思っている音と英語の音が違います。カタカナにした人を恨むほど英語の音が違います。

単語ごとに正しい音を理解していきましょう。

その方法として、単語帳に付属する音声で英単語の音声を聞いて英単語を思い浮かべるということを繰り返しましょう。

できれば、「英単語の音声→日本語の意味」という順になっているものを探して、英単語の音声を聞いた瞬間に日本語での意味を思い出す(つぶやくのもあり)ということを続けるのが良いです。

1日10分程度でも良いので毎日の生活の中で続けて、英単語の音が頭に染みてくるくらい続けて下さい。

付属の音声が「英単語→日本語」となっているので、こちらの本がオススメです。TOEIC頻出の単語ばかりなので、単語も一緒に覚えてください。

2-3. 英語の文章を正しく聞き取る

次は英語の文章を正しく聞き取る勉強です。問題集は公式問題集を使います。

公式問題集は唯一TOEICの本試験とナレーターが同じです。TOEICのナレーターに慣れるために公式問題集のナレーターでディクテーションを行います。

ディクレーションとは音声を聞いて、1単語1単語を全て書き出すという勉強法です。聞き取れなかったものがあぶり出されるので、何の音が聞き取れなかったかが一目瞭然です。

聞き取れなかった部分は、聞き取れるようになるまで聞き続け、また発音もして自然に頭に入るようにしましょう。

このディクテーションは負荷は高いですが、非常に効果的です。

英語にはリエゾンという、2つの単語が繋がった時に後ろの単語の音が変わるという法則があります。「Get you」が「ゲットユー」ではなく「ゲッチュー」になってしまうものです。

TOEICの公式問題集に出てくるレベルであれば、一緒に覚えましょう。聞き続ければ、

・「I love him」(アイラブム)

・「I love them」(アイラブム)

のような本の微かな違いも聞き取れるようになります。

2-4. 英語の音声を聞いて内容を理解する

ここでやっと内容を理解するというステップです。

英語の音を聞いて頭の中で訳していきます。公式問題集などの信頼できる問題集の音声を使ってください。公式問題集(新形式対応)は既に3冊出版されているので、それを回して使うのも良いです。

2-3のステップでの勉強が終わり、音が全てわかっている問題集を使うのが前提です。

ディクテーションが出来るようになれば、リーディングの速読の練習とほぼ同じです。前から順に理解できない文章は精読し、必要あれば文法書を見ながら前から理解できるようにしてください。

TOEICリーディングの点がTOEICリスニングよりも高い方は、明らかに音を聞き取る能力が低いので、2-1~2-3までを重点的に行うべきでしょう。

3. その他のリスニング勉強法

その他のリスニング勉強方法も記載しておきます。個人的には3-3がオススメです(笑)

3-1. 洋画や海外ドラマを見る

字幕付きの洋画や海外ドラマを見て英語を勉強するという方法です。

1番気軽なので取り組む人が多いです。

ただ、スラングが多かったり、難しい英単語が出てきたり、TOEICの勉強という点では効果が薄いです。スラングも含めた英語の勉強をするというのであれば良いと思いますが。

Huluは英語字幕を出せたり、10秒戻し機能があるので、上手く利用すれば勉強になる部分もあると思います。

3-2. オンライン英会話を行う

レアジョブやDMM英会話に代表されるオンライン英会話を使って英語を勉強するという方法です。

英語耳の勉強の合間に、発音を矯正してもらうためにオンライン英会話を使用するのは効果的だと思います。また英語の勉強は単調になりがちなので、変化をつけるのにも良いと思います。

ただ、「会話してめっちゃ楽しかったー!!」で終わるのではなく、会話した音声を録音しておいて、しっかり復習するのは必須です。ツールとしては優秀だと思いますが、活かすも殺すも自分次第です。

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3-3. 海外美人Youtuberの自己紹介を見る

Youtubeには音声を字幕化する機能があります。それを利用して、英語の勉強する方法です。

「50 facts about me」で検索すれば、自己紹介の動画を見ることができます。個人的にはClothesencounterのJennさんが好みで、最近毎日見ています。

動画を開いて、字幕のボタンを押してもらえば字幕が出ます。スマホでも出来ます。

Youtubeの自動字幕は非常に優秀です。間違っているときもありますが、時々です。

ただ聞き流すだけではなく、ディクテーションを行ったり、何の音が正確に聞き取れていないかを常に意識すると良い勉強になります。

美人Youtuberでなくても、例えばスティーブジョブズの有名なスピーチとか、トランプさんの就任演説まで字幕が出せます。

自分が興味のある動画を探して、何度も繰り返してモノマネできるくらいまでなると効果が高いです。

4. まとめ

2でTOEICで効果的な勉強法を挙げましたが、ずっと続けるのは辛いと思います。3の勉強も混ぜつつTOEICの高得点を目指してください。

3-3で紹介したYoutubeの字幕ですが、新しい動画でもどんどん字幕が付くようになっています。スピーチなどの堅苦しいものだけではなく、ゲーム実況やアニメなども英語に親しむのには良いと思います。

http://jp.techcrunch.com/2017/02/17/20170216youtube-says-it-now-has-automatically-captioned-1b-videos/

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