猫による被害について
近年、猫(飼い猫・ノラ猫)による被害や苦情が多く寄せられるようになり、代表的な例として「敷地に侵入し花壇を荒らされた」、「糞尿で迷惑している」などが上げられます。
猫は、多い場合は年に3回出産し、1回の出産で3~5頭の子猫を産むため、適正な飼育(管理)を行わないと無秩序に数が増え、猫によるご近所とのトラブルなどが発生します。
飼い主の皆様へ
・猫を飼う時には、生涯にわたる計画、住居環境、経済・体力・時間的負担を考えましょう。
・交通事故、感染症などの病気を防ぐためにも、できるだけ屋内で飼育しましょう。
・ノラ猫との区別ができるよう首輪を装着し、また、首輪には迷子札を付けておきましょう。
・餌の食べ残しを放置すると、他の猫や犬が寄ってくる恐れがありますので、すぐに片付けましょう。
・排泄物を放置することは公衆衛生上好ましくありません。また、ご近所の方への迷惑にも繋がりますので、すぐに片付けましょう。
・猫が飼えなくなったり、飼い猫が産んだ子猫を飼うことができない場合は、責任を持って別の飼い主を探しましょう。どうしても飼い主が見つからない場合は、保健所に相談しましょう。また、避妊・去勢手術を施し、繁殖制限を行いましょう。
※飼い主の探し方(一例)
・新聞の掲載欄(タウンパケットなど)を利用する。
・保健所に依頼し、ホームページで飼い主を募集してもらう。
猫による被害への対応について
犬の捕獲は、狂犬病予防の観点から「狂犬病予防法」に基づき実施していますが、猫は、飼い猫とノラ猫の判別が難しく、また、「動物の愛護及び管理に関する法律」において「愛護動物」とされており、法に抵触する恐れがあるため、市では捕獲・駆除を行っておりません。
猫による被害を完全に無くすことは困難ですが、お困りの方は以下の方法をお試しください。
・飼い犬・飼い猫の餌、生ごみなどが食い荒らされないようにきちんと管理しましょう。
・猫の侵入口を塞ぎ、忌避効果のあるもの(市販の忌避剤、みかんの皮、どくだみ茶の茶殻、超音波ブザー、木酢液など)を置いておきましょう。
・猫がトイレをする場所に細かい網のネットを敷いたり、柵を設置する。香りの強い植物(ハーブなど)を植える。
猫の殺処分について
犬の殺処分頭数は年々減りつつありますが、猫は未だに年間10万頭以上が殺処分されています。
猫の殺処分が減らない要因としては、繁殖制限を行っていないために増えすぎた猫を捨てる飼い主や無責任にノラ猫に餌を与える人たちの存在が考えられます。
人と猫が共生する社会を実現するためには、猫を好きな人と嫌いな人が互いに理解し合い、配慮していく必要があります。皆様のご理解とご協力をよろしくお願いします。
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