七賢人1人も知らぬ25% 佐賀市アンケート
2017年09月07日 12時12分
■7人の全正答10%
佐賀市が市民500人を対象に幕末維新期に活躍した「佐賀の七賢人」の知名度を調査したところ、7人全員の名前を答えられた人は10・2%で、逆に一人も答えられなかった人は25・4%だった。回答が多かったのは早稲田大学創設者の大隈重信で6割を超えた。市は「来年は明治維新150年。企画展などを通じて、多くの人の目に触れるようしていきたい」と知名度アップに努める。
調査は明治維新150年事業の参考にしようと、市が初めて実施した。8月6日、佐賀市のゆめタウン佐賀と栄の国まつりの会場で、10代~70代に七賢人のフルネームを口頭で答えてもらった。
七賢人全員の名前を答えた市民51人に対し、一人も回答できなかった市民は127人に上った。10代、20代が回答に窮した。
正答率は大隈重信が64・2%、次いで日本赤十字社を創設した佐野常民42・2%、初代司法卿の江藤新平39・4%、佐賀藩10代藩主鍋島直正は38・6%。外務卿で能書家として有名な副島種臣は27・4%、北海道の開拓に貢献した島義勇20・6%、初代文部卿の大木喬任16・2%だった。
市企画調整部は、知名度にばらつきが出た調査結果について「要因の一つに、記念館などの施設が認知度と結び付いている」と分析している。
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