デザイン業界にある『インスタ映え』な側面にふと思う

仕事における多くの課題は、すぐに結果は出ません。わずか数千文字の記事を読むと、短期間で結果が出たかのように見えてしまいますが、中には数年かけてようやく型になり始めるものもあるわけです。

美しいものだけに囲まれている不安

Instagram をはじめとした写真共有サービスでアップロードされる見栄えの良い写真を「インスタ映え」と呼ぶことがあります。ハッシュタグで繋がる様々な写真を見て楽しむことができる Instagram ですが、そこで映し出されている世界がすべてだと勘違いしている人も少なくないと思います。自分の生活と比べて「なぜ皆はこんなに楽しそうなんだろう」と悲観的になる人もいるかもしれません。

Instagram に限った話ではありませんが、ソーシャルメディアで共有されているものは、投稿者の生活がダイジェスト配信されているようなものです。言い換えるならば、「ベスト・オブ・◯◯さん」を見ているようなものでしょう。ソーシャルメディアを使う人たち全員が、自分の PRエージェントになって活動しているようなものかもしれません。

私は「インスタ映え」と似たような現象は、デザイナー、スタートアップをはじめとした組織が配信するコンテンツにも言えると思います。

  • 「こうしたら上手くいきました」という成功事例
  • 正論を通してプロセスを進めたエピソード
  • 時間と予算を十分につかった丁寧なプロセスの紹介
  • 最新の技術やツールをつかった実績紹介