副知事「謝罪なく納得できない」

沖縄県の富川副知事は、アメリカ軍のオスプレイが、去年12月に名護市の浅瀬で大破した事故の最終報告書の内容について、沖縄のアメリカ軍のトップから説明を受けました。
富川副知事は記者団に対し「正式な謝罪はなく、納得できない」と述べました。

沖縄県の富川副知事は、11日午前、沖縄のアメリカ軍のトップ、ニコルソン四軍調整官と面会し、去年12月に名護市の浅瀬でオスプレイが大破した事故の最終報告の内容について説明を受けました。
この中で、ニコルソン四軍調整官から、事故は空中給油の訓練の際のパイロットのミスだったと説明を受けたということです。
これに対して、富川副知事は「事故原因についてのテクニカルな説明は必要だが、県民の目線に立ってオスプレイが本当に安全なのかという説明をしてほしい」と要請したということです。
また、富川副知事は、先月、大分空港に緊急着陸したオスプレイが、9日、普天間基地に戻ったことについて「県民目線で考えると納得できない」として説明を求めましたが、十分な回答は得られなかったということです。
面会を終えた富川副知事は記者団に対し「名護市での事故について、正式な謝罪はなかった。我々としては、当然、納得していない」と述べました。

沖縄のニュース