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2014/09/22 公開

有給の理由を教えろと上司に言われたら|有給休暇の理由は伝えるべき?

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    有給休暇の取得において、何かと議論を巻き起こす「理由を言わなくてはいけないのか」問題。退職・転職をする際に、残っている年次有給休暇を消化する場合などは、比較的取得しやすいかもしれません。しかし在職中の有給取得に関しては、困難があったり迷うケースも少なくないようです。会社によっては理由によって、有給の取得を拒否されることもあるとか?また別の会社であれば、「有給いただきます」の一言で、何も言われずに取得できるという話も耳にします。年次有給休暇を取得するときに、休む理由を言わなくてはいけないのか。ケースバイケースですが、多くの人が悩んでいるこの問題について考えてみます。

    ■有給であろうが、通常の休日であろうが、理由を伝える義務はない。

    土日の休日(もしくは平日のうちの休みの日)に、何をするか会社に伝えますか?毎週、休みの前日に「明日は家族で遊園地にいきます」「彼女とデートなんです。映画でも行こうと思うのですが……」「特に予定がないので、家でゴロゴロしちゃいそうです。ダメですか?」などと、上司に報告する会社があったら、なんだか笑ってしまいますよね(そういう会社の人がいたらすみません……)。

    労働基準法で認められている「年次有給休暇」については、労働者に与えられている「休む権利」に該当します。通常の休日と同じように、どんな理由で休むのか、つまり休んで何をするのかを報告する必要はないと考えることができますね。

    ■理由を明言しない有給で、評価が下がってしまうのか。

    「有給をいただきます」とだけ宣言して、権利であるから当然のように休んだ場合。上司からの心象が悪くなり、評価に影響してしまうのではないかという心配もあるかもしれません。昇給・昇格ができない、もしくは遅くなったり、賞与の査定に響くようなことがあると、休日のせいでストレスが生まれてリフレッシュできない!という悪循環になる可能性も。

    しかしご安心いただきたいのは、「年次有給休暇」を取得したという理由で、不利益が生じることを労働基準法は禁じています。仮に「理由のわからない有給を取ったから」という口実で評価を下げられた場合、法律が禁じていることなので許されません。

    ■有給は権利だから理由をいう必要がないし、好きなときに取ったらいい!?

    有給が労働者の権利であり、理由を報告する義務はありません。この前提がありますが、ひとつだけ気を付けて欲しいことがあります。全社員が有給を自由に取り合っている雰囲気であればいいのですが、そうではない場合に「一緒に働く人への配慮」を欠かさないこと。

    残念ながら有給を取りにくい職場というものは存在しますので、その中で取得する場合、周囲から「アイツばかりずるい」と思われないように、良好な関係性を保つ、普段の業務を精一杯やることで、気持ち良く有給を取得しやすい職場にすることは必要です。また、別の人が有給を取得するとなったら、業務の代理を依頼されるかもしれません。その際には、任された仕事をきっちりやり遂げて、当人にとって休んだことが負担にならないように協力してあげましょう。そうすることであなた自身が休暇を取る際にも、他の仲間がサポートしてくれる体制ができあがります。

    ■有給の理由を聞いてくる上司は、法律違反だから訴えろ!?

    有給を申請したら、「どうして休むの?」と聞いてくる上司もいるでしょう。ではこの場合、法律違反だから労働基準監督署などに訴えるべきでしょうか?もしくは、上司の上司に告げ口して、自分の正当性を主張しておいた方がいい?

    理由の説明を求められて、ちょっと意地悪な気持ちになることがあるかもしれません。でもそんなときは、本来の目的を思い出しましょう。あなたが達成したいのは、有給を取得すること。何も、上司や同僚と関係性をこじらせたいわけではないはず。では、気持ち良く休暇を取らせてもらう会話をすればいいだけですよね

    上司との関係性によりますが、単なるコミュニケーションの場合もあります。いつも頑張ってくれている部下に、有給を取らせてあげたいと思っている。せっかくの機会だから、どんなことをするのか聞いてみよう。旅行であればおすすめスポットなどアドバイスできるかもしれない。そんな気持ちから、部下とのコミュニケーションを楽しむために質問する上司も多くいるでしょう。「旅行で●●に行こうと思って」と答えれば「いいね。駅前にいいお店があるよ」などと会話が生まれることも。

    そんなコミュニケーションを望まない人や、生まれにくい職場もあるでしょうから、一概に社内での会話を楽しみましょうとはいいません。ただ、中にはそこから職場環境が良くなり、仕事が進めやすくなることもありますので、頭に入れておいてください。自分の職場、上司のタイプによっては、コミュニケーションを楽しんでみるというのもいいものですよ。

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