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大川隆法インタビュー 「宗教界は企業努力が足りない」=文藝春秋1991/08

2011/11/01 18:50  Category:雑誌記事

『文藝春秋』1991年8月号  質問者:江川紹子?)
大川隆法インタビュー 「宗教界は企業努力が足りない」

 ── 大川さんは小さい頃から霊的なものへの関心が強かったんですか?
 大川 まあ普通よりは関心がある程度ですよ。生まれは田舎ですから、僕なんかより激しい人はいっぱいいて、人魂が飛び回っているのを見たなんて話はいくらでもあった。私は見たことがありませんけど(笑)。
 ── お父さんからの宗教的な影響が大きかったようですが?
 大川 世間的に見れば、霊的なものに関心の深い人だったかもしれませんね。あの世とか霊の存在は確信してましたね。ただ、特定の宗教を一生懸命やるといったことはなかった。
 ── 共産党の運動にも関わったし、GLAも勉強してらしたとか?
 大川 そんなに深いもんじゃないと思うんです。共産党の方は二十代の時に仕事でちょっとやっただけ。GLAにしても、高橋先生が徳島に講演に来られた時、一回聞いただけなんです。先生の本もそんなに読んでるわけじゃない。むしろ私が、「こんな本があるよ」と持ってったら、「そんなものはあてにならない」と言って信じない方でしたよ(笑)。
 ── 大川さんご自身が宗教的な関心を持つようになったのは、いつからですか?
 大川 二十四歳ぐらいですかね。それまでは、新宗教なんて危険なもんじゃないか、という程度の考えでした。それがたまたま新聞のベストセラーの欄に高橋信次先生の本が出ているのを見て、「こんな本があるのか」と思って読んだのが初めでした。

 ── 大学生の頃はどんな生活をなさってたんでしょうか?
 大川 はっきり言って、ダサイ学生だったろうね。着替えなんかなくて、半年間は同じ夏ズボンをはき、あとの半年間は同じ冬ズボンをはくような生活でしたからね。
 あんまり遊びにもいかず、下宿にこもって本を読んだり、思索したりということが多かったですね。
 ── 学生時代よく読んだ本は?
 大川 渡部昇一さんの本なんかかなり影響を受けたほうですね。あとは外国の小説なんかですね。
 ── 司法試験に失敗された?
 大川 僕は法学部の政治コースだったんです。政治コースというとマスコミに行ったり学者になったりという人が多いんんですね。僕も学問の方に進もうかなどと漠然と考えていたんです。
 ただ、東大の法学部というと、「卒業記念に司法試験を一回受けてみるか」という人が多いんだよね。一次の短答式は通ったんですよ。政治コースで通ったのは、私一人だった。だから政治コースの学生としては真面目に勉強した方なんです(笑)。

 ── なぜトーメンに就職したんですか?
 大川 たまたま高校の先輩で兄貴の同級生が勤めてらして、「なんなら紹介するよ」という話があったんです。
 やっぱり田舎出の人間の特徴で、都会育ちの人だとよく情報が入ってくるのに、そんな話を聞ける人もいないし、やみくもに勉強だけをする、そういう学生でしたからね。就職が決まってから、「なんで商事にいかなかったんだ?」と聞かれて、「商事って、なんや?」「三菱商事だ」「ああ、そんな会社、そういえばあったなあ」(笑)。そんな調子だったんです。
 東大に人気のある銀行にも、内定が出たんです。でも、僕はとても集金なんかできない、と思ったわけ。「カバンを取られると大変だ。銀行はどうも危ない」(笑)。
 ── 学生時代に失恋もあったと本にも書かれてますが?
 大川 アッハッハ。いまは家内がいますから、都合が悪いこともありますので、追及はほどほどに願いますよ。あれ、本から削っとかないといかんなあ(笑)。
 ── どうやって口説いたんですか?
 大川 いや、口がきけたらききますが、半年もズボンをかえない男が、そんなの無理ですよ。もっぱら手紙で、ずいぶん文章修行をやらせていただきました。


イエス様からの霊示

 ── 霊との交信というのはどうやってはじまったんでしょうか。最初は自動書記で書き取ったそうですが、その時、どんな感じがするんですか?
 大川 いや不思議なものですよ。何か書きたいなという感じがあって、カードを持ってくると、自分の手が自然に動き始めるんです。最初は○とか×といった記号なんですが、その内に普通の言葉がだんだん書けるようになる。意識はごく普通なんです。
 ── その内、霊と対話できるようになったわけですね?
 大川 八一年の七月ごろでしたか、喉のあたりになんとなくしゃべれそうな感じがあって、最初はそれほどでもなかったんですが、だんだんしゃべれるようになりました。霊言というものですね。
 霊媒現象というと、意識がほとんどなくなって、何をしていたのかわからないというのが多いんですが、私の場合は違って、意識はきちんとありながら、霊が何を言おうとしているかも分かるんです。
 ── ゼウスとかニュートンといった外国の霊は何語で語ってくるんですか?
 大川 最初の頃は、英語系統の人は英語で話し掛けてきたし、僕が理解できない言語で語りかけてくる霊もいました。しばらくすると、意志の中枢に合わせられるようになる。霊の思いが直接、入ってくるんですね。ですから言語の壁はなくなって、お互いの念(おも)いで通信できるようになる。
 ── 誰かの霊と話したいと思ったら、すぐに話ができるんですか?
 大川 そうです。向こうから話しかけてくることもあります。

 ── ご自分を仏陀の生まれ変わりであると意識され始めたのはいつごろからですか?
 大川 八一年中には、そういうふうに言われていたかもしれません。たしかイエス様の霊から伝えられました。ただ、自分としては信じてない口でしたね。そんな偉い人が会社で新入社員としてコキ使われるハズがないじゃないか、と(笑)。
 ── 「幸福の科学」には儀式、儀礼がありませんが?
 大川 宗教法人になりましたから、ちょっとは作ったんです。都庁が「これじゃあ宗教じゃない」と言いますから。
 だけど僕は、宗教というのは本当は心の教えであって、形じゃないと思うんですね。形だけ揃えればなんでも宗教になるから、タクシー会社が観音像を建てて宗教法人になったりする。だからウチも、別に宗教法人になる必要はなかったんですよ。ただ、規模が大きくなりましたから、いつまでも任意団体でいるわけにもいかない。第一、任意団体では対外的な契約ができません。銀行口座を開くのもこまってしまう。.だからまあ宗教法人をとろうかと‥‥。

── 『太陽の法』では、宇宙誕生以来の歴史を詳しくお書きになってますが、我々が常識的に信じている史実とはまったく違います。失礼ながら、「見てきたような‥‥」という印象も受けるんてすが?
 大川 たしかにそんなことが書いてある本はこれまでなかった。また資料なんてないんですから、史実というものは誰にもわからなかった。しかし私にはその通りだとわかりますということを書いているだけなんです。
 ── 多くの霊言集が出ています。仏陀とかキリストといった宗教的なものはわかるんですが、なぜ勝海舟やピカソが出てくる必然性があるのですか?
 大川 私にしても宗教家のほうが出しやすい。宗教家だったら、だいたい言うことは理解できますからね。科学者とか政治家とか、意外なものを出すということは、リスクもあるわけです。それを敢えてやるのは、本当にあの世があり霊が存在するという証明のためなんですね。そのためにいろんな個性、普段、出そうにない人まで出してみせてるんですね。


松下幸之助のアドバイス

 ── 「仏陀様」と呼ばれることについて、どうお感じになりますか?
 大川 あまり気分はよくないというのが正直なところですね。「先生」ぐらいでいいような気がする。ただ、宗教法人になったから、しょうがないかなという感じですね。
 ── 将来も「生き神様」的な教祖にはならないつもりですか?
 大川 まあ数が多くなってきたから、次第にそういうふうになってきつつはあります。小さい段階だと、わりにフランクにアットホームな雰囲気でやれたんですが、大きくなってくるとそうもいかない。でも、自然体というのが一番いいんじゃないかな。常軌を逸しない程度でやりたいとは思っているんですけど。
 ── 何で受けてるんでしょう?
 大川 なんで受けているのかなあ。初期の頃、試験制度をやったりして、かなりレベルの高い人が入会してるみたいなので、そういう人たちの力かもしれませんね。それが他の団体との差かもしれない。最初はあまり会員を広げないで、教育がだいぶ濃厚に行ったので、これで地盤が固まったのかもしれませんね。
 ウチが発展しているのは、それなりの理由があると思うんです。それは企業秘密に属することだけど、この五年間、いろんなことを企画してきましたからね。

 ── 社会的な富、豊かさを否定する宗教もありますが、「幸福の科学」はそれを認めますね。
 大川 私はいま、日本や世界の時代背景を見て、それに必要な考え方を出しているんですね。仏教とかキリスト教が現代人を引きつけないのは、それが過去のものになっているからだと思うんです。資本主義の発達とか、現在の経済的な繁栄といったものは視野に入っていない。いま日本で、「一文なしになって清貧の生活をしなさい」といったんでは適合しない。やはり豊かな社会には、それに合った法があると思います。
 資本主義の精神が生きている中で、企業家精神が生きている中での悟りとは何か。お坊さんは答えてくれない。それに答えないと宗教家としての使命を果たしてないんじゃないでしょうか。
 ── 「強者の論理」という感じも受けますが?
 大川 そういうところはあるかもしれないけど、それは時代の流れの中で、いま僕らが生きている時代自体が盛り上がっている時代なんでね、そういう法も必要になってきているかなと思っています。いまここで「縄一つ、石鹸一つで暮らしなさい」と言ったら、それはむつかしいてすよ。僕は、そういう今のような時代の中でも、悟りはあると思うんです。

 ── 本などの売上げは二千七百万部ですか。失礼ですが、それで得たおカネはどうなさってるんですか?
 大川 幸福の科学出版は僕が社長ですから、印税をいつ払うかは自由なところがある。税金は延ばせないけど、印脱の支払いは延ばせるわけで、私個人には印税がなかなかはいらないというのが現状ですね。
 ── これだけの巨大な組織を支えるには、巨額の金が必要ではないですか?
 大川 初期の頃は、会費や小冊子の売上げで運営していました。会費の方は、ずっと赤字でしたね。最初の一万人ぐらいまではなかなか経費がでなかった。
 これはハッキリ言って、経営の問題だろうと思います。いかに少ない資金でやれるかというところは、経営能力の問題なんですね。たまたま私は商社で財務をやってましたから、その辺はどうやればいいか多少の知識はありました。ですから実際は少ない資金でものすごく効率的な仕事をやってますよ。経営学の勉強も、家にいる時に結構やっています。
 ── そういった分野でアドバイスしてくれる財界人の方もいるのですか?
 大川 いますよ。松下幸之助さんとか、そういう霊人のアドバイスは受けてやっています。
 ── 霊ではなくて、現存の方では?
 大川 いませんね。いつも自分たちでアイデアを出して、試行錯誤しながらここまで来たのです。
 ── 世間では「幸福の科学」には金がうなっているというイメージがあると思いますが?
 大川 とんでもないよ、よく言うよ(笑)。よく働く、それだけ。私と他の教祖の働きの量と効率を考えてください。勤勉に働いているから何とかもっているんで‥‥。資金がきつかった時は、講演の回数を増やした。それと、メーカーでいえば商品力の差というか、本とかテープがよく売れるというのはありがたいことですね。
 ── 本部は、都心の紀尾井町ビルのワンフロアを借りていて、その保証金が五億、月二千五百万円だそうですね。
 大川 私もこんな所が借りられるとは思ってなかったんですよ。一応、応募しておいたら通ったんで、「これは大変だ」と。ハッキリ言ってきつかったですよ、入居資金は。決まってからいろいろ調べられて、「これで本当に大丈夫ですか」と聞かれましたよ。「いや、これから発展するんです」と言ったんです。


アイチとの関係

 ── 入会には大川さんの本を十冊読んで感想をかかなければならないという規則がありましたね?
 大川 あれはお恥ずかしい話ですが、最初、入会希望者がワッときて、事務処理ができなくて、なんとかして会員を増やさないようにしようとして考えた方法なんです。本を十冊読めと言えば、もう入ってこないだろうと。
 十冊読んで入会だから本が売れている、といったような批判をしてる人もいますが、それで売れることは多分、ないだろうと思う。どんな有名な作家さんでも、会を作るんで自分の著作を十冊読んで願書を出してくれ、と言ったら何人集まる? 百人以上は集まらないと思うよ。

 ── 大川さんのお宅の名義がアイチであることから、アイチとの関係が噂されますが?
 大川 よくあんなことを書くね。本当におどろいたよ。僕の家は、総務局の人が不動産屋で借りてきてくれたんで、それがたまたまアイチの持物だったなんて、そんなの知りませんよ。お金も一銭も借りてません。
 もっといえば、信徒百万人の教祖が借家に入ってるなんておかしいと思わない? 早く自宅を持つようにと書いてくださいよ(笑)。
 ── 「生長の家」「GLA」などと、会員を取ったとか、教祖を騙(かた)ったといったトラブルがあったようですが?
 大川 けっこうあちらから移ってこられた方もいるようですね。僕は宗教界というのも企業と同様に、適当な競争があるべきだと思うんですよ。お互いしのぎを削りあって、それで活性化していく。宗教界はその機能が弱くて、みんな唯我独尊の世界でしょう。教祖さまは一番偉い、他の宗派のものは一切読まなくていい、他の団体に行ってはいけない。そうやって閉じ込められた世界を作って自己満足しているでしょう。切磋琢磨がたりないんですね。ウチはむしろ「積極的に競争しませんか」ということでやっているんです。そこでイノベーションができて技術革新が生まれ、生き残れるところは生き残る。それができないところは、時代的使命が終わったんだろうなと思うんです。
 ── これだけ大きな団体になって、しかも宗教法人となると、いまの世の中の具体的な課題に対して態度表明する必要も出てくると思います。たとえば脳死の問題など、どうお考えですか?
 大川 その辺は、ちょうど本にも書きたいと思ってる所なんです。僕らの側から見たら、結論ははっきりしている。脳死状態での臓器移植は、殺人と同じです。私たちの死というのは、魂が肉体を離れたときが死なのです。魂と肉体をむすぶ霊子線が切れた時が死。これは心臓が止まった後も二十四時間近くかかります。その魂の旅立ちを妨げるのはよくないことだと思いますね。

 ── 大川さんの普段の生活を聞かせてください。どんなものを召し上がるかとか?
 大川 普通のものです。家内が作ってくれますが、最近、ダイエット食が多くなって、青息吐息ですけど(笑)。
  たとえば昨日は?
 大川 昨日は比較的マシなものが出ました。久しぶりにコロッケ。でも挽肉はカロリーが高いので、サケの入ったごまかしコロッケ。
 ── お酒、タバコは?
 大川 お酒は、会社にいた時、付き合いで少しは飲みましたけど、ビール二杯で真っ赤になってしまいます。会社を辞めてからはもう飲みません。タバコは吸ったことがない。

 ── 奥様とのなれそめは?
 大川 あちらも会員で、研修会にきたりしてまして‥‥。不思議なことに、あっちも霊道を開いていたんですね。自動書記とか霊言ができるようになった。お互い、「結婚の相手はこの人だ」という霊示もあったんですね。それで初めてのデートで、その場で婚約でした。
 ── プロポーズは?
 大川 何か言ったんですが、「それじゃプロポーズになってません」ともう一回やり直させられた記憶があるので、嫌な思い出は止めましょう(笑)。
 ── お子さんは二人ですね。お子さんには両親のことをどう呼ばせているんですか?
 大川 「パパ」「ママ」ですね。
 ── 奥さんはジャンヌ・ダルク、お子さんはイザナギノミコトの生まれ変わりと書いた記事がありますが。
 大川 これは間違い。どこで聞き込んだんだろうなあ。正確には家内はアフロディーテをやった霊ですね。子どもはまあギリシャの方の系統ですね。


創価学会の失敗

 ── 会員数はこれからも増えつづけますか?
 大川 今年の年末までに五百万人はいってると思います。来年の七月ぐらいで、多分、一千万ぐらいまでいくと思います。まあ信じないでしょうが、一年たってから読み返してください。
 ── 今後、政治の世界への進出などもお考えのようですが?
 大川 まだ準備段階ですし、私自身の勉強もまだ十分ではないんで、具体化するまでには時間がかかると思います。ただ、最初は思想的なものから行くのが筋だと思うんですね。理想的な政治のあり方とか、経済の仕組みについての思想。だんだん余力ができてくればですが、人材もおり、そうしたシステムを作れるようなら、具体的なビジョンを作っていろいろできるかもしれない。現実にはまだ宗教団体として十分にできあがっていないんで、まずこの本道を固めて、あと余力ができればいろんなことをやってみたいなと思っています。
 ── 創価学会のように政党を作るやり方もあれば、立正佼成会のように特定の候補者を応援するという形もありますが?
 大川 学会の失敗は──というと失礼かもしれないけど──、やはり公明党だと思っています。手を政治の方に広げたために日和見的になり、批判にすごく弱くなってしまった。本来、信仰の世界だったものが政治に手を出したために俗化して、非常にむつかしくなった。そういうふうにならないように自分たちも律していかなければいかんなと思っています。ですから、政党のようなものを作ることは考えていません。むしろ、当会の考え方に賛同するような政治家は養成したいな、という気持ちはありますけどね。
 まあ、宗教の基礎を固めるのに、あと五、六年かかるでしょうね。その後、日本の進路みたいなものについても、いろんな提言ができるようになればと思います。
[p330-335]
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