ディスプレイの位置を上げて頭をまっすぐにしよう

デスクワークの肩こり予防には「机上台」と『コロコロアニキ』が便利!?

こんにちは。ライター兼指圧師の斎藤充博です。自分がずっと使っている超おすすめの道具を紹介する連載第2回になります。

今回紹介するのは机の上に載っている白い台。机上台といいます。そして、その上に載っている『コロコロアニキ』。これらがとてもよくて、パソコン作業の肩こりが大幅に改善しました。

肩こり予防は、頭の位置に注意しよう

パソコン作業って疲れますよね。何か肩こりになりにくい方法があるんじゃないだろうか。そう思って調べていると、こんな論文を発見しました。

Dr. Ken Hansraj「Assessment of Stresses in the Cervical Spine Caused by Posture and Position of the Head」を参考に制作

頭の角度が大きくなると、頸椎にかかる負担も増えてゆく、という内容です。成人の頭の重さは5kgくらい。これは頭がまっすぐな状態のときですね。60度のときには27kgほどの負担になるそうです。そりゃあ肩もこるわ。

ここからわかるのは、「頭をできるだけまっすぐな状態にするのがラク」だということ。

ところが、やってみると意外と難しい。よく考えてみると自分がディスプレイを見下ろす形になっているかぎり、必ず頭は前に出ることになってしまいます。

頭をまっすぐ保つには、机上台が便利

そこで僕が考えたのが「ディスプレイを顔の高さまで上げる」という方法です。調べてみると同じようなことを考えている人がいるのか「机上台」という物がありました。まずこれを購入。

単にディスプレイの位置が上がるだけでなく、ディスプレイの下に物を置けるようになります。僕はここにイラスト用のタブレットを置きました。思い立ったときにすぐに絵が描けて便利。

引き出しも付いています。もっともこれはかなり薄いので、入れるとしたら薄型のノートパソコンや、タブレットでしょう。充電用のコードを通す穴も付いています。僕はここにSurface Pro 2(キーボード付きのタブレット)を収納しています。

机上台を置くことにより、今まで僕は机の上を平面という2次元でしか見ていなかったんだな……。ということに気付きました。こんな台1つで、机の上が3次元空間になる。ストリートファイターIIからバーチャファイターになったみたいな興奮があります。

もう少し上げたいときは、『コロコロアニキ』も便利

さてこれでだいぶラクになったな…。と思っていたのですが、しばらく使っていると、もう少しディスプレイを上げたくなってきました。

そこで出てくるのが読み終わった『コロコロアニキ』です。これを使ってディスプレイを上げると、さらに作業がラクになりました。

それにしても、これがほどよい高さとスペースで、まるでこのためにあつらえたかのようなサイズ感。『週刊少年ジャンプ』だと面積が大きすぎるし、『ヤングマガジン』だと薄すぎます。『コロコロアニキ』がちょうどいいのです。

上記の画像では2冊置いているのですが、最適な高さは人によって違うと思います。僕自身でも、1冊がいいか2冊がいいかは、その日の体調によって変わってきます。みなさんもぜひ自分に最適な冊数を試してみてほしいです。

もっとも、机上台は同じシリーズで背の高い物も出ているので、そちらを買う、という手もあります。
でもどうせなら、読み終わった『コロコロアニキ』、有効に活用してみたくないでしょうか? 家にあると案外場所をとりますしね。ありますよね? 『コロコロアニキ』。

モニターアームを使えばいいのではないか

「ディスプレイを上げるのだったらモニターアームを使えばいいのではないか」と思った方もいるでしょう。もちろんそれでもいいんですが、ちょっとお高いですよね。

そして設置がちょっと大変そう。僕は自宅作業だからいいのですが、オフィスで自分の判断でモニターアームを導入するのは、やりにくいかと思います。その点、机上台なら置くだけなのでとても手軽です。

『コロコロアニキ』ってなんだ

ちなみに、価格.comで調べたら最新の『コロコロアニキ』も売られていました。ちょっと意外ですね

ちなみに、価格.comで調べたら最新の『コロコロアニキ』も売られていました。ちょっと意外ですね

ここまで『コロコロアニキ』に関してなんの説明もしていませんでした。しかも先ほど、勝手にあなたの家にあることにしていました。ごめんなさい。『コロコロアニキ』とは児童向け雑誌『コロコロコミック』の大人バージョンです。

イチ押しは『コロコロ創刊伝説』です。これは『つるピカハゲ丸』で一世を風靡(ふうび)した、のむらしんぼ先生による自伝まんが。しんぼ先生がどうやってヒット作『つるピカハゲ丸』を作り上げたのか。多額の印税を得たにもかかわらず、その後どうして没落していってしまったのか。そのあたりの事情がとてもリアルに記されています。

でも、イラストのタッチはあくまでも『つるピカハゲ丸』と同じ、少年まんがのギャグタッチ。2頭身のキャラなのに「離婚をきっかけに何年も会っていない娘」からメールが来て、涙を流すんです。それがギャグまんがの涙で、笑っていいのか、感動していいのか、よくわかりません。でも、とにかくおもしろい。

そうそう、今回のように、読み終えた雑誌をほかのことに使っているの、なんだかハゲ丸くんぽくないでしょうか。つるセコ~~~!(なんのことかわからないと思いますが、ハゲ丸くんの決めセリフです)

以上、なぜかつい『つるピカハゲ丸』について語ってしまいましたが、机上台がおすすめだよ、という話でした。

斎藤充博

斎藤充博

1982年生まれの指圧師(国家資格)。「下北沢ふしぎ指圧」を運営しています。インターネットで記事を書くことをどうしてもやめられない。 ツイッター:@3216  ホームページ:下北沢ふしぎ指圧

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2017.9.11 更新