日本では(海外は知りませんが)なぜかExcelがワードプロセッサ代わりに使われます。特にシステム開発の現場で広く使われる傾向があるようで、テスト仕様書ならまだしも、基本設計書などもExcelで作られたりします。
検索性は低いですし、メンテナンスも面倒です。そこで使ってみたいのがexcel-to-markdownです。
excel-to-markdownの使い方
excel-to-markdownのヘルプです。 -i と -o オプションでExcelファイルがあるディレクトリとMarkdownファイルへの変換後のディレクトリを指定します。
$ ./excel-to-markdown -h
NAME:
excel-to-markdown
USAGE:
excel-to-markdown [global options] command [command options] [arguments...]
VERSION:
0.1.1
AUTHOR:
kyokomi <kyoko1220adword @gmail.com>
COMMANDS:
help, h Shows a list of commands or help for one command
GLOBAL OPTIONS:
--input-dir value, -i value convert target directory path
--output-dir value, -o value dist directory after convert path
--help, -h show help
--version, -v print the version
元のExcelファイルです。素晴らしい仕様書です。
変換後。Markdownファイルになっています。
テーブルも再現されています。なお、画像はパスが切れてしまいました。
excel-to-markdownはExcel仕様書をMarkdownファイルにして使い勝手を良くしてくれます。なお、これでMarkdownファイルをメンテナンスするようになる訳ではありません。あくまでもExcelファイルの使い勝手の悪さを改善してくれるのみです。Excel仕様書が更新されたら自動的にバッチでMarkdownファイルに変換すると良さそうです。
excel-to-markdownはGo製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。
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